「月まで行こう」失踪した父の登場で大波乱のイ・ソンビン、母親の気持ちを知って涙【第7話第8話】

世代を超えた三人の友情と人生の起死回生を描いた「月まで行こう」第7話と第8話が10月10日と11日に韓国MBC金土ドラマとして放送された。次回第9話の予告も公開された。
第7話と第8話では、社内での上司からの扱いにダヘ(イ・ソンビン)がいよいよ大爆発。更に事業に失敗して蒸発した父の突然の登場で大きく振り回されていく様子が描かれた。気になるあらすじと見どころをチェックしてみよう(ネタバレあり)。
「月まで行こう」は、月給だけではとても生活が成り立たない三人の女性が、希望を求めてコイン投資へ飛び込む姿を描く。ハイパーリアリズムを全面に押し出し、ありふれた一日の延長にある“生存”をテーマにしていた社会サバイバルストーリーだ。
■キャスト
チョン・ダヘ役:イ・ソンビン
カン・ウンサン役:ラ・ミラン
キム・ジソン役:チョ・アラム
ハム・ジウ役:キム・ヨンデ
ウェイリン役:ジャン・ハオ(ZEROBASEONE)※特別出演
ほか
■第7話あらすじ
旅行での大喧嘩をきっかけにより絆を深め、遂にコイン投資を始めたジソン(チョ・アラム)。浪費のせいでウンサン(ラ・ミラン)の家に転がり込んだ彼女は悪夢に苦しむウンサンを目撃。コインの暴落で休日にバイトに励む3人。同じく旅行中の遭難事故がきっかけで急接近したダヘ(イ・ソンビン)とジウ(キム・ヨンデ)は映画デートをするがバイトで疲れたダヘは映画館で寝てしまう。二人でいるところを撮られて社内で噂になって以来、ジウは公表しようと提案するが、社内でこれ以上肩身の狭い思いをしたくないダヘは隠そうとする。
ある日、会議中にコイン取引を見ていたことがバレて、コチーム長(ウム・ムンソク)に目をつけられたダヘだが、バイト中にコチーム長が来店し、喉をつまらせた彼を助けたことで、正体はバレなかったもののお礼として多額のチップを受け取る羽目に。大嫌いなチーム長からのお金を受け取りたくないダヘはどうにかして大金を返そうとするが、ことごとく失敗したどころか、好意を寄せていると勘違いされ、セクハラをしたと呼び出されブチギレ。遂にチーム長を呼び出して、チップを突き返すとかつては尊敬していたと打ち明けて、どんなに気に食わなくても熱情までは奪うなと本音をぶつけた。出張していたジウが突然現れ、落ち込んでいたダヘは安心して胸に飛び込み、バイトをしていたことや嫌な出来事を打ち明けてキスをおねだり。ジウは冗談を言いながらも優しく口付けた。
同僚ドンギュ(アン・ドング)はジソンに気に入られようと大イメチェンを果たすが、逆に機嫌を損ねてしまう。着ぐるみを被ってバイトをしていたジソンは、酔っ払ったドンギュと鉢合わせ。ジソンはどうして自分をそこまで好きになってくれるのか自信が持てずにいたが、まっすぐなドンギュの言葉に心を揺さぶられる。
夜遅く、突然大急ぎでやって来たジソンとダヘに驚くウンサン。毎晩娘の夢を見てうなされていたウンサンを見ていたジソンが心配してダヘを呼んでいたのだ。ウンサンは上司から子供向けのプレゼントをもらい、娘を亡くしたことを言い出せないまま、プレゼントを転売しようとして、匿名の購買希望者と会うことに。しかしそこに現れたのは元夫(ユン・ギョンホ※特別出演)だった…。
■見どころ
第7話では、ジソンが本格的にコイン投資を始め、ようやく3人組が同じ目標に向けて走り始めた。コインの下落に伴い、会社に隠れて副業バイトに励む3人の前にパワハラ体質なチーム長が現れたことで巻き起こるドタバタがコミカルに描かれ、後半ではセクハラ疑惑までかけられたダヘがブチギレてチーム長に真っ向から立ち向かうなど、痛快にストーリーが進んだ。山での一件から本格的に交際をスタートさせたダヘとジウ、イケメン彼氏を愛しながらも、真っ直ぐな心の同僚ドンギュに微妙に心揺れるジソン、ひょんなことから元夫と再び顔を合わせることになったウンサンなど、気になる展開目白押しで第8話へと続いていく。今回の韓国での視聴率は全国2.5%だった。(ニールセンコリア調べ)■第8話あらすじ

知人を招いてサプライズパーティーが始まり、母は大喜びするが、会場に突然、ヨンジクが現れたことで会場は緊迫した空気に。ダヘが用意していたケーキが宙を舞い、父の顔面に直撃。大慌てで立ち上がった母も覆いかぶさりパーティーは険悪な雰囲気に。コインに手を出した夫に呆れていたが、娘ダヘもコインに手を出したと知ってショックで寝込んでしまう。ダヘは理解してもらおうと努力するが母娘の関係も暗雲が立ち込めてしまう。
ジソンはウェイリン(ジャン・ハオ)が両親と韓国に来ると大喜びするが署内では嫌味を言われ、話を聞いていたドンギュは嫉妬に燃えていた。相変わらずチャットで喧嘩を続けていたウンサンは遂に元夫に電話をかけるが、認知症の母親の見舞いに来てほしいと予想外の頼み事をされる。
ジョンニムは相変わらずの夫に腹を立てるが、彼が忘れていった薬を見て不安を抱く。ダヘは突然会社まで押しかけて、コイン投資の元資金を貸してほしいと言い出した父に怒りをぶつけるが、直後に父が発作で倒れてしまう。ジウが駆けつけ病院に搬送された父に付き添ったダヘは、父が癌に冒されていることを知り、途方に暮れ、ジウまで拒絶してしまう。知らせを聞いて駆けつけたジョンニムは、ダヘの稼ぎで治療費を出して欲しいと頼み込む。身勝手な父を助ける義理はないと反発するダヘだが、土下座を始める母に心を痛める。
受験生時代、大学の入学金を稼ぐためにひょんなことからサラ金業者の事業所でバイトを始めたダヘは、母が臓器を売ってでもお金を貸してほしいとかけてきた電話を取ってしまった時のことを思い出し、ウンサンはそれが母心だと教える。そんなウンサンも認知症の姑を見舞って、離婚や孫娘の死を忘れている姑にうまく合わせ、夫にも感謝の気持ちを伝えて和解を果たす。
ジョンニムは自分の生き方を押し付けてしまったことを謝って、ダヘのコイン投資を認め、ダヘもまた、一緒に旅行に行くためのお金を手術費に使うといい仲直り。ジウの家を訪ねて二人の関係も元通りに…。
■見どころ
第8話では、事業に手を出しては失敗し、挙句の果てに蒸発したダヘの父親が登場。とんでもないバカ親ぶりで前半はダヘを振り回すものの、後半では癌が発覚し、母も巻き込んだシリアスな展開に。元夫と鉢合わせしたウンサンが、悲しい過去を乗り越える姿も含め、母親の気持ちが描かれた。今回の韓国での視聴率は全国1.4%だったものの、出産を控えたジョンニムの若い頃を描いたエピローグも含め、母親のありがたみが感じられる印象深いエピソードだった(ニールセンコリア調べ)(【10月11日視聴率TOP10】)MBC金土ドラマ「月まで行こう」は、9月19日21時50分より「メリー・キルズ・ピープル」のっ後続作として放送され、韓国ではWavveなどで配信される。日本での配信・放送予定は未定だ。
◇YouTube|달까지 가자 9회 예고(第9話予告)
