「復讐代行人3～模範タクシー～」イ・ジェフン、“顔なしヒーロー”の帰還―単独ティザーにシリーズ最高の自信漂う

07時55分ドラマ

11月21日に初放送を迎える「復讐代行人3～模範タクシー～」（모범택시3/模範タクシー3）の主演を務めるイ・ジェフンの単独ティザーポスターが公開された。

「復讐代行人3～模範タクシー～」は、同名のウェブ漫画を原作とするシリーズで、正体を隠したタクシー会社「虹（ムジゲ）運輸」と運転手キム・ドギが、不当な被害者の代わりに復讐を代行する物語のシーズン3だ。

シリーズは2023年以降に放送された国内ドラマの中で視聴率第5位（21％）を記録し、さらに「第28回アジアン・テレビジョン・アワード（ATA）」ではベストドラマシリーズ部門の最優秀作品賞を受賞。名実ともにメガヒット作として不動の人気を誇っている。

今回の新シーズンでは、前作に続いてイ・ジェフン（キム・ドギ役）、キム・ウィソン（チャン代表役）、ピョ・イェジン（コ・ウン役）、チャン・ヒョクジン（チェ主任役）、ペ・ユラム（パク主任役）の“無彩5人組”が再集結。2年ぶりの帰還にファンの期待が高まっている。

公開されたティザーポスターでは、キム・ドギが車のヘッドライトの光に照らされ、シルエットだけでも圧倒的な存在感を放つ。今にも悪党たちを一掃しそうな緊張感あふれる姿が、「教育的復讐者」の帰還を予感させ、視線を奪う仕上がりになっている。

また、ポスター全体が静寂の中にスリルを秘めており、複数の車のヘッドライトに囲まれた模範タクシーが、まるで獲物を狙う猛獣のように息を潜めている。背景に描かれた「3」の数字がタイヤのスキッドマークの形をしており、シリーズおなじみのカーチェイスアクションへの期待をさらに高める。

「模範タクシー」シーズン1・２とシーズン3のポスターには、はっきりとした違いがある。けれど、その違いを説明するのにキム・ドギの顔はもう必要ない。シルエットだけで十分だ。

公開されたポスターを見ただけで、シリーズの進化がひと目で伝わる。今回の“顔を出さない”演出には、明確な意図がある。

「모범택시」シーズン1、シーズン2
シーズン1では、復讐に燃えるキム・ドギの表情が前面に出ていた。怒りや悲しみ、迷いが入り混じった“ひとりの人間”としての姿が印象的で、彼がなぜ戦うのかを視線ひとつで語っていた。シーズン2ではそんなキム・ドギと共に戦う仲間たちが一列な並び、虹チーム結束力を示していた。

それに対して、シーズン3はまるで別次元。ヘッドライトの光を背に立つキム・ドギの姿は、顔すら見えないのに、そこに立つだけで全てを支配するような存在感を放っている。言葉はいらない。ただ背中で語る“伝説のヒーロー”になったのだ。

つまり、これまでのキム・ドギが“人間として戦う男”だったなら、今シーズンの彼は“復讐そのもの”を象徴する存在に進化したということ。顔を隠しても誰だか分かる、それこそ「模範タクシー」らしい強さだ。

“サイダーヒーロー”として知られるキム・ドギの帰還とともに、これまで以上に爽快なカタルシスを届ける「模範タクシー3」。その初放送への注目が一気に高まっている。

なお、「K-ケイパー物」の代表的シリーズとして話題を集めている「模範タクシー3」は、11月21日（金）にSBSで初放送される予定。日本での配信は未定。

◇SBS「모범택시3」HP