小瀧望(WEST.)が“天使”になった切ない理由「小さい頃は、神様がいて」第2話ネタバレと第3話予告

00時43分ドラマ
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10月16日(木)に放送された岡田惠和脚本・北村有起哉主演のフジテレビ木曜劇場「小さい頃は、神様がいて」第2話のネタバレあらすじと見どころを紹介しよう。第3話は10月23日に放送される。予告動画は番組公式サイトで公開、最新話はTverで無料配信、FODで全話配信されている。



「小さい頃は、神様がいて」は、『最後から二番目の恋』シリーズなどで知られる脚本家・岡田惠和の完全オリジナル脚本。二人の子を持つ小倉渉(北村有起哉)と、その妻・あん(仲間由紀恵)を中心に、登場人物たちの人生模様をユーモラスかつ、温かくお届けするホームコメディー。

■第2話 ネタバレあらすじ
台風の夜に「たそがれステイツ」に住む三世帯は小倉家に集い、朝まで共に過ごして打ち解けた。その日の夜、小倉あんは「子どもが二十歳になったら離婚する」という過去の約束が生きていることを夫の渉に打ち明ける。「そのつもりでずっと生きてきたんだけど」と伝え、日付が変わった真夜中に、おもむろにスマホをみせる。そこには「あと54日」の文字が…。

息子の順(小瀧望)は既に二十歳を超え、娘のゆず(近藤華)が二十歳になるまでは、あと54日。驚く渉はあんに反論し、言い争いが始まりそうになる。二人は寝ているゆずにバレないように、家を出て車に乗り込む。しかし、実はゆずは起きていた。

二階に住む樋口奈央(小野花梨)と高村志保(石井杏奈)と、一階に住む永島慎一(草刈正雄)とさとこ(阿川佐和子)は、「子どもが二十歳になったら離婚する」という約束をあんが忘れていないことに気づいていた。さらに深夜に二人で車に乗ってケンカをしに行くことを察する。

よく行く洗車場に車を停め、誰にも遠慮せずに言い争いを始める渉とあん。二人は口論しながらも、協力して洗車をする。渉は自分たちがうまくいっていたから、過去の約束はなかったことになったと思っていたと話すが、あんは私は一度も忘れたことはないし、約束は無効になっていないと主張。平行線のまま、その日はコンビニでタイ焼きを買って二人で仲良く分け合う。

一方、奈央と志保は深夜の散歩に出かける。いつもとは違う道を歩いていると、リサイクルショップで売られているキッチンカーを発見。キッチンカーでお店を出すという夢を抱く二人は理想的な車との出会いに運命を感じるが、それは到底手が届かない金額だった。

その翌朝、夜にゆずが出かけると知り、あんと二人きりになりたくない渉は、慎一に「たそがれステイツ」の住人を集めてホームパーティーを企画してくれるように頼む。慎一たちの住む101号室に集まった6人。この集いが渉のたくらみだと気づいていたあんは、慎一に謝罪。

渉が自分と二人きりになりたくないから、頼み込んだのだと明かす。「20年後の約束」が生きていることに気づいていた4人は、すぐに事情を察するが、渉は自分だけ気づけなかったことにうろたえる。

そんな中、ゆずは兄の順に両親が離婚するかもしれないと相談を持ち掛けていた。順はそれにはまったく驚かず、その約束の日のことを覚えているのだと話す。「苦しんでいるお母さんを助けたい」と幼い順はその時決心し、“天使”のような良い息子に育ったのだと妹に話す。何も知らずに“悪魔”のように育ったゆずは、早く自立するよう兄に諭され、当てにしていた実家の危機に頭を悩ませる。

101号室でホームパーティーをするのだが…
嵐の夜に続き、今話では101号室でホームパーティーが開かれることに。慎一の豪華な手料理が立食バイキング形式で提供され、穏やかにスタートした会食だったが、すぐに二人の「離婚話」が話題の中心に…。一晩一緒に過ごして親密になれたご近所同士なのだが、知り合ってすぐにしては、なかなかハードな話題だ。

子供が成人するまでは、母として完璧にやり遂げる。でもその先は、自分の人生を歩みたい。だから、その時になったら離婚してほしい。その約束があったから、これまで生きてこられた「母親ではない自分を取り戻したい」と泣きながら話すあん。子供を愛しているし、渉のことが嫌いなわけではない、でも、それと「離婚すること」は別なのだと…。

女性陣は共感を示すが、寝耳に水の渉は複雑な表情。突然「離婚」を突き付けられて、どうしていいかもわからない状態の渉が、少々不憫だった。

天使な息子と悪魔な娘
心優しく母への気遣いも忘れない理想的な息子・順。彼が“天使”のような息子に成長したのが、実は「19年前」の約束を聴いていたからだと順は自ら語った。幼い子供にそんな気遣いをさせていたのだとしたら…とても切ない。あんは“完璧な母”を目指していたかもしれないが、それを享受できたのは、わがままが言える“悪魔”な娘だけだったということになるのでは…?

それにしても、なぜあんは、離婚の約束をもっと早くから渉に告知していなかったのだろう?それとも、これまで何度も話をしていたのに渉はすべて自分のいいように忘れてしまっていたのだろうか?

■第3話 あらすじ
一同の前で離婚の理由について赤裸々に打ち明け、渉に離婚したいと申し出るあん。一同は渉の反応を待つが、渉は何も応えず、部屋には長い沈黙が…。しびれを切らしたさとこは慎一に何か言うよう促すが、急に話を振られた慎一はとんちんかんなことを言ってしまう。それにより、部屋には和やかな空気が流れる。その時、あんの携帯にゆずから「朝まで帰れなくなった」と連絡が入る。二人だけで過ごしたくない渉とあんのために、一同は男性と女性に分かれて夜を明かすことに。

三階の小倉家では、渉と慎一が話をしていた。渉は「あんの気持ちを頭では理解しているが、本当に離婚に向かってしまうのが怖い」と打ち明け、今まであんが家族をどれだけ大切にしてくれたかを語る。それを聞いた慎一もまた、家族に対する後悔を打ち明ける。

一方、あんとさとこは二階の奈央と志保の部屋を訪れ、4人でテントに入ってはしゃいでいた。それぞれの親について語る奈央と志保の話を、優しく受け止める二人。夜が明け、慎一とさとこはみんなをラジオ体操に誘う。嫌々連れて来られた渉だったが、そこであることを思い出し…。

フジテレビ 2025年10月9日スタート。毎週木曜日22時放送「小さい頃は、神様がいて」。脚本:岡田惠和/主題歌:松任谷由実『天までとどけ』(ユニバーサル ミュージック)/出演:北村有起哉 仲間由紀恵 小野花梨 石井杏奈 小瀧望(WEST.) 近藤華 阿川佐和子 草刈正雄 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@chiikami2025」、ハッシュタグは「#もしがく」。

フジテレビ「小さい頃は、神様がいて」番組公式サイト

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