「月まで行こう」ラ・ミランとイ・ソンビンが大喧嘩、コイン下落で三人の友情はどうなる?【第9話第10話】

10月19日14時16分ドラマ
画像:MBC「달까지 가자」

世代を超えた三人の友情と人生の起死回生を描いた「月まで行こう」第9話と第10話が10月17日と18日に韓国MBC金土ドラマとして放送された。次回第11話の予告も公開された。

第9話と第10話では、ダヘ(イ・ソンビン)とジウ(キム・ヨンデ)の秘密の社内恋愛と、コイン相場の大暴落が波乱を呼び、一時は友情関係に暗雲が立ち込めながらも絆を深めていく様子が描かれた。気になるあらすじと見どころをチェックしてみよう(ネタバレあり)。



「月まで行こう」は、月給だけではとても生活が成り立たない三人の女性が、希望を求めてコイン投資へ飛び込む姿を描く。ハイパーリアリズムを全面に押し出し、ありふれた一日の延長にある“生存”をテーマにしていた社会サバイバルストーリーだ。

■キャスト
チョン・ダヘ役:イ・ソンビン
カン・ウンサン役:ラ・ミラン
キム・ジソン役:チョ・アラム
ハム・ジウ役:キム・ヨンデ
ウェイリン役:ジャン・ハオ(ZEROBASEONE)※特別出演
 ほか

■第9話あらすじ

突然、人が変わったように仕事をこなし始めたジソン(チョ・アラム)。彼女は午後休で中国に暮らす恋人ウェイリン(ジャン・ハオ)との再会できることで頭がいっぱいだった。彼女を諦められない同僚ドンギュ(アン・ドング)も気合を入れて再びイメチェン。期待していたジソンだが、ウェイリンは母親の病気と、新作の靴を買ったという理由で訪韓をドタキャン。自分より靴を優先されたことに怒ったジソンは遂に別れを切り出すが、あわや交通事故に遭いそうになった彼女を救ったのは、すっかり印象が変わったドンギュだった。気が動転して悲鳴を上げて逃げ出すジソン。

ダヘ(イ・ソンビン)とジウ(キム・ヨンデ)も順調にデートを重ねるが、同僚に知られることを過剰に気にするダヘにジウは振り回される。コチーム長(ウム・ムンソク)に正直に自分の意見を伝えて以来、仕事でも評価され始め空気が代わり始めるダヘだが、ジウの理事室にサプライズプレゼントを仕掛けているうちにチーム長と後輩ダヒ(ホン・スンヒ)がやって来て大パニックに。しかも、クッキーを食べたダヒが突然倒れて事態は思わぬ方向へ向かってしまう。保安室に通報してクッキーの犯人を探すと言い出したことでダヘは窮地に立たされる。

ウンサン(ラ・ミラン)は頼りない同僚たちを奮い立たせるために軍隊のやり方を取り入れて上司たちを巧みに操り始める。イケメンになったドンギュを避け続けるジソンもまた、ダヘのピンチを聞かされ三人で作戦会議。監視カメラを調べようとするダヒと、必死でそれを阻止しようとするダヘの静かなる闘いが繰り広げられた。苦し紛れにジソンとウンサンが監視カメラに向かって踊りだしたおかげで監視カメラの映像チェックを免れたつもりのダヘだが、ダヒはしっかりと映像を観ていて、ダヘを困らせる。

会議の資料に私的なことを書き込んでしまったジソン、軍隊方式で仕事を進めてピンチになったウンサン。ダヘはジウに宛てたラブレターを回収するが社内の停電で回転ドアの中にジウとともに閉じ込められてしまうが、ラブレターの中身はジウが回収していた。恥ずかしい思いをして足をひねったジソンはドンギュに背負ってもらうが、同僚にからかわれ泣き始めてしまう。慌てふためくドンギュだが、優しいドンギュにときめかないから泣いていると言われてショック。しかし、その真意はジソンの興味がイケメンよりもお金を稼ぐことに移り変わっただけだと知って安堵する。

ジウがゴミ捨て場を漁って擦り傷を作ってまでラブレターを回収してくれていたと知って、必死に隠そうとしていたことを恥じたダヘは、ジウの擦り傷を診るために回転ドアを開け、ジウへの気持ちを社内で伝えると宣言。ウンサンが頑張った企画は上司の力不足で失敗に終わったが、大の大人が苦労しているのに一人で突っ走りすぎた自分を反省して、飲み会を通じてチームの結束を強めた。ダヘの企画が採用されただけでなく、社内恋愛に気づいていたチーム長と和解し背中を押され、気合を入れ直した矢先にジウが退職するという速報が流れ驚愕する…。

■見どころ

第9話の韓国での放送のサブタイトルは터닝포인트(ターニングポイント)だった。その名の通り、今回のエピソードでは、イケメン彼氏と別れたジソン、チームの縁の下の力持ちだったウンサンが頼りない上司たちの立場を知り、社内でのクッキー毒物事件で大ピンチに見舞われながらも、社内で仕事にも恋愛にも胸を張ろうと決心するダヘなど、彼女たちのターニングポイントが描かれた。

エピローグではこれまで親切で愛想もいいが、どこか鼻につく存在だった後輩ダヒが、アレルギーがあるのに意図的にクッキーを食べて倒れたことが明らかになり、それを見抜いたジウとの不穏なやりとりが描かれ、終盤で飛び込む突然のジウの退職の噂も含め、次のエピソードへの期待を高めた。今回の韓国での視聴率は全国1.9%だった。(ニールセンコリア調べ)



■第10話あらすじ

月まで画像:MBC「달까지 가자」コインの価格が旧暴落し、気落ちする三人。ランチでも話しても話してもコインの話になり、別の話題を求められたのはジウだった。退職の噂はデタラメだと説明するジウは、ダヘにダヒはどんな人物かと尋ねる。ダヘは新しく任された企画をダヒと一緒に進めることになり困惑。手紙の話になり、自分が書いたものだと打ち明けるが、手紙を勝手に捨てたことを謝るダヒが理解できない。

社内で退職金申請のポスターを見たダヘ。母ジョンニム(キム・ミギョン)もバス会社で早期退職を勧められたと聞いて気が気ではないが、自分より先にウンサンも退職金申請をしていたと知り驚く。

ダヒに企画の見直しを提案されたダヘは、アイデアを考え、コイン取引を見守るため、三人で夜勤をしようと提案するが、ウンサンは先に帰ってしまう。残された二人は仕事そっちのけでコイン相場の上昇を祈るが下落は止まらない。ジソンはウンサンが不動産屋と電話しているのを聞いてしまう。社内ではダヒの匿名投稿でウンサンのコイン取引で家を買ったと噂が広まり、根も葉もない噂の的はダヘとジソンにも飛び火する。ダヒからウンサンが大稼ぎして家を買ったと聞かされたダヘは、ウンサンが抜け駆けしていたのではないかと疑念を抱いてしまう。

退職金申請、不動産との電話、そして10億稼いで家を買ったという噂が重なって、二人に問いただされたウンサンは一笑するが、二人が疑っていると知って激怒。再び三人の関係に亀裂が入ってしまう。裏切られたと腹を立てて突っかかるダヘに、ウンサンは何も答えようとしない。それでもウンサンを追いかけた二人は、彼女がコイン取引に誘った責任感から二人に補償しようと退職金やコイン残高を引き下ろし、バイトに励んでいたことを知る。二人を一番心配していたウンサンの気持ちを聞いて、黙って責任感を抱いていたウンサンに呆れて涙を流して抱き合う。

涙で仲直りした三人だがコインの相場は上がらず。イギリスの音楽フェスに呼ばれて大チャンスを得たジウだが、会社のスケジュールとダダ被りして機会を逃しそうな危機をダヘに相談。コイン暴落で意気消沈していたダヘを前に何も言えなくなってしまう。

ドンギュの言葉にヒントを得たジソンは、コイン暴落に嘆くダヘとウンサンを連れて、出家した父(チョン・チュング)の寺で週末を暮らして俗世間と距離を置こうと提案。スマホを回収され、大騒ぎしながら心の平穏を取り戻しかけた三人だが、スマホを隠し持っていたジソンの一言で再びコインへの未練が燃え上がり大騒ぎに。ジソンの父の説教で希望を取り戻した三人。タイミングぴったりにコインも回復。

ダヘは暗礁に乗り上げた企画の問題点を見事に打開し、実は影で掲示板を通じて悪意に満ちた噂を流していたダヒにも、いくら揺さぶられようと動じないと宣戦布告。一方、仕事のために大きなチャンスを棒に振らなければならないジウは、ダヘに仕事を辞めると宣言。ダヘはコイン相場の上昇と恋人の突然の退職宣言に振り回される羽目に…。

■見どころ

第10話では、コインの暴落を巡って三人の友情に大波乱が巻き起こり、関係崩壊目前の修羅場が描かれた。しかし問題はすぐに解決し、三人の絆が強まり、続くお寺での三人が繰り広げるドタバタをより面白く強調した。一方、三人に遅れてジウも大きな夢を前にターニングポイントを迎え、大きな決断を果たし、人畜無害そうな後輩ダヒの性悪な素顔が明かされたことで、クライマックスとなる次週放送への期待を高めた。今回の韓国での視聴率は全国1.2%と最低値を記録したものの、三人の友情や、ダヒとの対立が痛快に描かれ視聴者を楽しませた(ニールセンコリア調べ)(【10月18日視聴率TOP10】

MBC金土ドラマ「月まで行こう」は、9月19日21時50分より「メリー・キルズ・ピープル」のっ後続作として放送され、韓国ではWavveなどで配信される。日本での配信・放送予定は未定だ。

YouTube|달까지 가자 11회 예고(第11話予告)

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