MBC新ドラマ「この川には月が流れる」カン・テオ&イ・シニョン、対照的な王子を熱演

14時12分ドラマ
画像:MBC公式X「이강에는 달이 흐른다」より

王室をめぐる様々な陰謀と駆け引きが激しく描かれるMBCの新金土ドラマ「この川には月が流れる」(이강에는 달이 흐른다)で、二人の王子として共演するカン・テオとイ・シニョンのスチール写真が公開され、注目を集めている。



「この川には月が流れる」は、笑顔を失った世子イ・ガン(カン・テオ)と記憶を失った行商人“褓負商(ポブサン)”パク・ダリ(キム・セジョン)の魂が入れ替わりながら繰り広げられる“易地思之(立場を変えて考える)”ロマンス・ファンタジー時代劇だ。

この川画像:MBC公式X「이강에는 달이 흐른다」より
まず、王世子のイ・ガン(カン・テオ)には、華やかで最高のファッションセンスを持つ王室のイメージリーダーという顔がある。彼は個人の衣装部屋まで持ち、個性に合った衣装や龍袍(王の公式礼服)も「パーソナルカラー」を考慮するほど美容にこだわるキャラクターだ。また、気難しく傲慢な面もあり、「形だけの生き様」を体現するような、見る者を惹きつける存在感がある。

しかし見た目とは裏腹に、イ・ガンは深い心の傷と復讐心を秘めている。かつて愛した妃を失い、父の代わりに代理摂政を務めながら、王室を取り巻く陰謀を暴き、すべてを取り戻そうとしている。死んだ妃を想いながら真実を追う彼の切実な純愛が物語の興味をかきたてる。

kの川には画像:MBC公式X「이강에는 달이 흐른다」より一方、イ・ガンの従兄弟であるチェウン大君イ・ウン(イ・シニョン)は、風流を楽しみながら自由に生きている。彼は気兼ねなく妓生(キーセン)と楽器を演奏するほど、王家の格式や威厳よりも自由な生活を好む。権力への欲もなく、のんびりとした毎日を過ごす彼の余裕は異なる趣を醸し出している。

外見は風流な遊び人に見えるが、イ・ウンも他人に言えない苦しみを抱えている。元々王の嫡男だったが廃位され、厳しい王室で疑いの目にさらされ孤独な時間を過ごしてきた。彼の平和な表情の奥に隠された憂いを帯びた眼差しは、視聴者の心を揺さぶるだろう。

このように常軌を逸した二人の兄弟の意外な魅力が、「この川には月が流れる」の初回放送に向けて期待感を高めている。復讐を胸に秘めた王子イ・ガンと孤独を抱えた王子イ・ウンが、危うい運命の渦中でどのような物語を紡ぎ出すか注目が集まる。

MBC新金土ドラマ「この川には月が流れる」は「月まで行こう」(달까지가자)のあと、10月31日21時50分から初放送される。10月3日現在、日本での配信は未定。

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