リュ・スンリョン主演「キム部長の物語」OST、主人公ナクスと同年代のイ・ジョクが歌唱と作詞を担当

09時55分ドラマ
画像:JTBC「서울 자가에 대기업 다니는 김 부장 이야기」

JTBCの新作ドラマ「ソウルの自宅から大企業に通うキム部長の物語」(서울 자가에 대기업 다니는 김 부장 이야기)が、2025年10月25日から放送開始、Netflixで独占配信される。

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「ソウルの家から大企業に通うキム部長の物語」(以下、「キム部長の話」)の原作はソン・ヒグによるベストセラー小説で、韓国のサラリーマンの日常と葛藤をリアルに描いたヒューマンドラマだ。

主人公は、入社25年目の営業部長キム・ナクス(リュ・スンリョン)。彼は期待どおりの人生を歩んできた“勝ち組”であり、ソウルの一等地にマンションを構え、家族にも恵まれている。しかし、仕事も家庭も完璧に見える一方で、少しずつ日常や幸せが崩れ始める。競争社会の中でサラリーマンとして生き抜いたナクスが、すべてを失いながらも本当の自分を見つけようと葛藤する姿が描かれる。

本作は音楽面でも注目を集めている。名音楽監督チョン・ジェヒョンが、主人公ナクスと同じ時代を生きたミュージシャンとしてイ・ジョクにOST歌唱をオファーし、二人の世代にしか表現できない「ナクスの時代」の感情や苦悩を音楽に込めた。また、イ・ジョクが作詞も担当し、現実社会の中で価値観の揺れや孤独に直面する現代中年の心情をリアルに表現した。

物語は、韓国社会で求められる「人並み」の幸せ、昇進・持ち家・家族との関係といった成功の象徴が一瞬で崩れる恐怖、そしてその喪失をきっかけに本来の自分を問い直す中年男性の生き様にフォーカスする。既存の価値だけでは語りきれない、人生の転機と自己発見――それが「キム部長の物語」の核心だ。

ドラマは全12話で構成され、韓国JTBCでは土曜22時40分、日曜22時30分より放送予定。日本ではNetflixで配信されるため、幅広い世代がナクスの“リアル”と“再生”に共感できる内容となっている。

■イ・ジョク(이적)プロフィール
イ・ジョクは、1974年2月28日生まれの韓国の歌手で作詞・作曲家。本名はイ・ドンジュン。1995年にグループ「パニック」としてデビューし、後にソロ活動を本格化。彼の代表作にはアルバム『木で作った歌』や『孤独の意味』などがあり、多くのヒット曲を出している。
OSTにも多数参加し、「雲が描いた月明り」「깍지(恋人つなぎ)」や「恋のスケッチ~応答せよ1988~」「걱정말아요 그대(心配しないで君)」など有名韓国ドラマのサウンドトラックを手掛けている。これまでMnetアジアミュージックアワードのベストOST賞や韓国大衆音楽賞の最優秀ポップソング賞など多くの音楽賞を受賞している。

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