「相棒24」右京・水谷豊の怒りの鉄拳は検事総長・余貴美子にも容赦なし【第2話ネタバレと第3話予告】

自身の“死刑廃止”理論を推し進めるために、無罪の人を陥れようとした検事総長・臥龍岡詩子(余貴美子)へ激しい怒りを覚えた杉下右京(水谷豊)と亀山薫(寺脇康文)の特命コンビ。「相棒24」(毎週水曜、21時、テレビ朝日)2025年10月29日、第3話を放送する。予告動画が番組公式サイトで公開されている。
「相棒24」とは
「相棒24」とは、捜査権がないはずの特命係の杉下右京(水谷豊)と相棒が巨悪事件から、どうしても気になるささいなことまで調べ上げる1話完結型の刑事ドラマだ。すでに20年以上の間、シリーズは続き、変わらぬ人気を誇っている。24シーズン目となる「相棒24」の第2話は10月22日に放送された。
事件を隠蔽していた人間国宝の講談師・瀧澤青竜(片岡鶴太郎)一家
強盗目的で侵入してきた犯人に殺されていたと思われた青竜の長男・乙彦(前田峻輔)は、実は、自分が物乞いを殺してしまったことを悔いた自殺だった。物乞いを乙彦が殺したことも、乙彦が自殺したことも知りながら、全てを隠していた青竜、美沙子(阿知波悟美)、青蘭(しゅはまはるみ)、呉竜(青柳尊哉)だったが、右京(水谷豊)、薫(寺脇康文)の追求についに屈した。死刑制度廃止を進めるために、無実の人を極刑に処そうとしていた検事総長・臥龍岡詩子(余貴美子)
特命係に青竜の家の事件の真相を追わせると同時に、死刑判決を受けている田埜井(菅原卓磨)の執行手続きを進めるという矛盾した行動をとっていた臥龍岡詩子は、「無実の人が、死刑執行で命を落とした」ということを行い、世論を味方につけ、死刑制度を廃止しようと企んでいた。すべてに気付いた右京に“テロリスト”と同じだと一喝した。相手が検事総長であっても誰であってもぶれない右京の姿が見られるシーンとなった。加藤清史郎演じる高田創が第3話に刑事として登場
シーズン16の第19話「少年」で初登場し、シーズン23の第2話「警察官A~逆転殺人!真犯人は二人いる!!」にも登場した高田創(加藤清史郎)が29日に放送される第3話に刑事となって登場する。初登場ではネグレクトされ、世間の片隅でひっそりと生きていたところを右京たちに助けられた。そんな創は右京に憧れ、警官となり、そして刑事となった。第3話では元同僚が殺された事件の真相を追う。3度目の登場に準レギュラーへの期待もかかる。■第2話ネタバレあらすじ
右京(水谷豊)が発見した人骨をめぐり、瀧澤青竜(片岡鶴太郎)、美沙子(阿知波悟美)、呉竜(青柳尊哉)が集められ、事情聴取が行われる。と、呉竜が経緯を語り出した。強盗が入ってきて、もみあっているうちに殺してしまい、怖くなって庭に埋めたという。死体遺棄は認めるが、正当防衛だと主張する。凶器はすでに捨てたと言い切る。その後、青蘭(しゅはまはるみ)も含めて、警察での事情聴取が行われるが、一同に悪びれる様子はなかった。美沙子や青蘭は警察に対して攻撃的な態度をとり、法律に詳しい呉竜は自分の罪はすでに時効を迎えていることなどから、そのまま帰ろうとするが、賭博をしていたことを右京が組対の角田(山西惇)に話していて、賭博で捕まえられ、警察に留置される。留置場であまりにも深く眠っている呉竜は周りの部屋からクレームが来るほどだった。
また、美和子(鈴木砂羽)は、野々宮恵子(細川直美)とともに瀧澤一家を直撃。右京から教えてもらった情報をネットに流し、死刑判決を受けている田埜井(菅原卓磨)の事件と、今回の白骨発見を結び付けた報道をマスコミに促す。一連の状況は、検事総長の臥龍岡詩子(余貴美子)も注視していた。
そんな中、右京は、呉竜の“自白”自体に信ぴょう性がないと感じているようで、青竜たちにある罠を仕掛けるため動いていた。15年前に蔵に物乞いが居着いたことがあると青竜から聞いたことを呉竜に話すと、強盗が入ってきたのではなく、物乞いだったと供述を変える。
右京は、15年前に殺された乙彦の評判についても丹念に調べる。すると、外面だけがよく、内弟子には酷い扱いをしたこともわかった。ほとんどの内弟子は逃げだし、呉竜だけしか残っていなかった。
冤罪事件かもしれないとなり、刑事部長の内村(片桐竜次)は角田に臨時で特命の係長になるように指示する。角田、右京、薫で、青嵐の家に出向く。
そのころ、検事総長の臥龍岡詩子(余貴美子)の元を訪れた内閣情報官の社美彌子(仲間由紀恵)は田埜井の死刑執行事務が着々と進んでいることを知り、甲斐(石坂浩二)を通じて特命に伝える。
右京は自分の推理を一つの講談としてまとめ、青龍たちに送りつけた。15年前、物乞いを殺したのは家にいた乙彦。激しい物音にも呉竜は気がつかない。遺体を庭に埋めたが、物乞いの亡霊に日々悩まされて夜も眠れない。一ヶ月後、乙彦は切腹を決意して実行。一回では死ねなかったため、なんども刺した。その日、田埜井が強盗に入り、すでに死んでいた乙彦に気がつかずに遺体を刺してしまった。という内容だった。
その後、伊丹(川原和久)たちが家に捜査に入った。外にでてきた青竜、美沙子、青蘭、呉竜の会話を薫が録音した。4人が事件の真相を知っていたことを知る。乙彦の事件に目をつぶり、田埜井のことも目をつぶり続けたと青竜はいい、日記も保存してあると告げた。
田埜井の死刑執行手続きは法務大臣が判を押す寸前で美彌子が止めた。
右京と薫は臥龍岡詩子のもとへ向かう。死刑執行廃止を世間に認めさせるために、無実の田埜井に死刑を執行して、世論を煽るつもりだったことを白状する。世間に自分の罪を全て話すをいう臥龍岡詩子に「テロリストの要求」を同じだといって、絶対に話させないと断言した。
■第3話あらすじ
杉下右京(水谷豊)へのあこがれから警察官になった高田創(加藤清史郎)は刑事になり、特命係との交流をさらに深めていた。そんな中、高田が籍を置く管轄で、元刑事の女性が殺害される事件が発生した。被害者の女性は担当していた暴行事件で執行猶予判決を受けた男から逆恨みされ、退職を余儀なくされていた。
いっぽう、独自の捜査に乗り出した右京と薫(寺脇康文)は、遺体の痕跡から被害者と浅からぬ関係にある人物にたどり着いていた。同じころ、被害者の元同僚刑事と即席コンビを組むことになった高田は、被害者のマンションをうかがう怪しげな男に職務質問をかける。
テレビ朝日 2025年10月15日スタート。毎週水曜日21時放送「相棒24」。出演:水谷豊、寺脇康文、鈴木砂羽、森口瑤子、川原和久、山中崇史、篠原ゆき子、山西惇、神保悟志、小野了、片桐竜次、杉本哲太、仲間由紀恵、石坂浩二 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@AibouNow」。
◇テレビ朝日「相棒24」番組公式サイト
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