NHKスペシャル「加害の“扉”が開くとき」子どもを守るために社会が問われる課題
NHKは、10月26日(日)21時から、NHKスペシャル「加害の“扉”が開くとき 子どもを守るには」を放送する。番組では、子どもを狙った性加害の実態と、その“加害”がどのように始まり、どのように拡大していくのかを、徹底的な取材で追う。
今年、教員らが児童を盗撮し、SNS上のグループで画像を共有していた事件が明るみに出た。子どもを狙った性犯罪は後を絶たず、社会全体に深刻な影響を与えている。そんな中で、NHK取材班は新たな視点から“加害の起点”に迫る。
さらに番組では、“大人”だけでなく、“子ども”による加害が増えている現状にも警鐘を鳴らす。昨年12月、盗撮動画を共有していたSNSグループが摘発され、28人のうち半数以上が中高生だった。ネット上では、同級生を盗撮したり、AI技術を悪用して画像を加工するなど、深刻な事例が急増している。
こうした現状を受け、番組は児童相談所が行う性問題行動への支援や、幼少期からの包括的な性教育に取り組む先進的な学校の実践も取材。子どもたちを「被害者」にも「加害者」にもしないために、家庭・学校・地域・社会が何をすべきかを考える。
本作を手掛けるのは、放送文化基金賞ドキュメンタリー部門最優秀賞を受賞した「子どもを狙う盗撮・児童ポルノの闇」の制作チーム。前作で明らかになった「被害の実態」からさらに踏み込み、今回は“加害の構造”を検証する。
子どもたちを取り巻く性加害の現実に真正面から迫り、社会全体で子どもを守るための道を探る問題提起の49分。NHKスペシャル「加害の“扉”が開くとき 子どもを守るには」は、10月26日(日)21時から放送される。
NHKスペシャル「加害の“扉”が開くとき 子どもを守るには」
【放送予定】10月26日(日)21:00~21:49 NHK総合・NHK ONE(見逃し配信)
◇NHKスペシャル公式サイト