「ばけばけ」東京で再会した銀二郎・寛一郎に別れを告げたトキ・髙石あかり…第4週ネタバレと第5話予告

08時52分ドラマ
©NHK

出奔した婿殿(寛一郎)を追いかけて東京に来たトキ(髙石あかり)だったが、松野家を捨てることはできなかった。NHK朝ドラ「ばけばけ」の第5週「ワタシ、ヘブン。マツエ、モ、ヘブン。」(10月27日~10月31日)のあらすじとみどころを紹介。ついに、将来、夫となる英語教師レフカダ・ヘブン(トミー・バストウ)と出会ってしまう。予告動画は番組公式サイトに公開されている。



朝ドラ「ばけばけ」とは
「ばけばけ」松江の没落士族の娘・小泉セツとラフカディオ・ハーン(小泉八雲)をモデルに、西洋化で急速に時代が移り変わっていく明治日本の中で埋もれていった人々を描く。「怪談」を愛し、外国人の夫と共に、何気ない日常の日々を歩んでいく夫婦の物語だ。その第4週が10月20日から放送された。

ついに出奔した銀二郎(寛一郎)

松野家の借金について正確なことを言われずに婿にきて、馬車馬のように働いてきた銀二郎。トキ(髙石あかり)が働いていた傳(堤真一)の機織り工場が閉鎖され松野家はさらに苦境に陥る。トキが遊郭に売られることがないように、荷下ろしの仕事に加え、絵の内職、さらに遊郭の客引きまで担う。それでも、祖父の勘右衛門(小日向文世)から「格が落ちる」と、“格ハラ”な罵倒をされてしまう。あまりの苦労に視聴者も「逃げて!」となってしまった。そして、本当に出奔してしまった。

東京で銀二郎とともにいるのは松江随一の秀才・錦織友一(吉沢亮)たち

出奔した銀二郎は東京にいた。トキが探しにきて、そこで出会うのは、これまでトキの周りにはいなかった人達だ。松江随一の秀才・錦織友一(吉沢亮)、松江出身の帝大生・根岸(北野秀気)、若宮(田中亨)、そして錦織と同じく試験を受ける庄田(濱正悟)。銀二郎の運命だけでなく、錦織は後にトキの運命を大きく変えて行く。

別れを決めたトキ(髙石あかり)の切なさ

トキに西洋を、未来を感じてもらおうと洋食を用意してくれた根岸。しかし、ここで出た牛乳を飲む姿をみたことで、トキは司之介(岡部たかし)たちを思い出してしまい、涙が出てしまう。銀二郎に松江に戻ることを伝え、一人で松野家に戻った。

トキ(髙石あかり)がついにヘブン(トミー・バストウ)に出会う

貧乏暮らしを続けているトキだが、松江に外国人が来るときき、友人のサワ(円井わん)とともに船着き場に向かう。そこにやってきたのが、後に夫となるヘブンだ。そして、通訳として錦織友一(吉沢亮)もいた。第5週、ドラマは次のターンに代わってゆく。

【第4週(2025/10/20-10/24)ネタバレあらすじ】

傳(堤真一)の死から数日、機織り工場は閉鎖が決まり、トキ(髙石あかり)は仕事を失ってしまう。借金取り・森山(岩谷健司)は容赦なく松野家に返済を要求し、トキに遊女となるよう提案する。それでも、なんとかなるとお気楽な松野家の面々の中、銀二郎(寛一郎)は一人、危機感を覚える。銀二郎はトキを守るため、仕事を増やそうと森山に仕事を紹介してもらうが、朝から朝まで働くことになった銀二郎の負担は相当なものだった。荷下ろしの仕事に加えて、早朝、深夜に内職を手伝い、夜は遊郭の客引きまで行う。しかし、そんな銀二郎に勘右衛門(小日向文世)は「格が落ちる」といってしまう。そして銀二郎は家を出てしまった。

責任を感じた勘右衛門は、刀や兜などを売った。その金をトキに渡して、出奔した銀二郎を探すようにいう。トキは1週間をかけてなんとか東京を訪れた。

やっとの思いで、銀二郎が住む下宿にたどり着いたトキは、松江随一の秀才・錦織友一(吉沢亮)と出会う。さらに銀二郎と一緒に住んでいるという松江出身の帝大生・根岸(北野秀気)と若宮(田中亨)も合流し、トキは錦織たちと銀二郎の帰りを待つ。帝大生たちと銀二郎がどうして知り合ったのか不思議に思い、若宮に聞いてみると、帝大の前で野垂れ死にしそうになって倒れていたのだという。言葉から松江の人間ではないかと聞くと、出雲出身だと言われ、下宿につれて行ってくれたことがわかる。

トキは錦織たちに銀二郎との関係を話し始める。そんな中、銀二郎が下宿に戻り、トキと銀二郎は再会した。松江へ一緒に帰ろうと復縁を願うトキだが、銀二郎は東京で二人でやり直したいと思っていた。朝はシジミがないため、アサリで味噌汁を作る。銀二郎は久しぶりのトキの食事に満面の笑みだ。錦織たちもおいしい食事に笑顔を浮かべる。

試験に向かう錦織をみなで見送る。トキは「帝大の試験は難しそう」と言うが、実は錦織は帝大には通っていないのだ。小学校を出た後、貧しさと身体の弱さから中学も中退し、無資格のまま教師をしていた。この試験に受かれば、正式に資格が認められるのだ。

仕事にゆく銀二郎を見送ると、トキは、まるで夫婦に戻ったような気分になっていた。そして、トキが散歩しているところを通りかかった銀二郎はトキを人力車に乗せ、少しの間、観光して回る。トキは“ランデブー”だと笑い、銀二郎も給料が入ったら怪談を聞きに行こうという。楽しい時間はあっという間に過ぎて行く。

一方、松江では司之介(岡部たかし)、フミ(池脇千鶴)、勘右衛門(小日向文世)がトキがこのまま帰ってこないのではと不安を感じていた。勘右衛門が親戚のタエ(北川景子)の元を訪ね、トキが松江に帰らない可能性を伝えていた。タエは松江を離れるといい、トキを手放した時に、トキの幸せだけを願っていたのだと勘右衛門に伝える。そして、松江に帰らないかも知れないトキのために、家宝を売った勘右衛門たちにトキを預けて良かったと告げる。

下宿では教員試験を終えた錦織と庄田(濱正悟)の慰労会が行われ、トキはお祝いの出し物を披露することになり、大好きな怪談を提案する。しかし、錦織は怖いものが苦手なので、皆から却下されてしまう。落ち込んだトキをみた根岸は翌朝の食事を“西洋風”にしようと提案してくれた。

その翌朝、トキは銀二郎とはじめての西洋風の朝食を味わう。根岸はパンだけでなく、ベーコンやスクランブルエッグも用意してくれた。そして牛乳で乾杯すると、みな、上唇が白くなり、笑い合ってしまう。その時、トキは松江に帰ることを決めた。銀二郎に別れを告げ、松江に戻った。

トキを待っていた3人も牛乳で唇が白くなり笑い合っているところだった。銀二郎を連れて帰れなかったとわびるトキに「トキが帰ってきてくれたならいいのだ」と3人は喜んだ。

【第5週(2025/10/27-10/31)あらすじ】

銀二郎(寛一郎)との別れから4年。トキ(髙石あかり)はいまだ貧乏借金暮らしから抜け出せずにいた。シジミ売りで生計をたてるトキは、お得意様である花田旅館の花田平太(生瀬勝久)、ツル(池谷のぶえ)夫妻から松江に外国人英語教師がやってくることを知らされる。それから数日、ついにその日がやってくる。松江初の外国人を一目見ようとサワ(円井わん)と船着き場を訪れたトキは、そこで通訳をしている錦織(吉沢亮)と再会する。

知事らに連れられて移動するヘブンだったが、初めて訪れた日本に興味津々。錦織の話も聞かず、勝手に興味がある方へと歩き出してしまうのだった。ヘブンは憧れの“神々の国の首都”・松江で迎える幻想的な朝景色にヘブンは感動を覚える。

■スタッフ他


作:ふじきみつ彦
音楽:牛尾憲輔
主題歌: ハンバート ハンバート「笑ったり転んだり」
出演:髙石あかり,トミー・バストウ,吉沢亮,小日向文世,生瀬勝久,佐野史郎,池脇千鶴,池谷のぶえ,岡部たかし,シャーロット・ケイト・フォックス,さとうほなみ,円井わん,岩崎う大,渡辺江里子,木村美穂,他

 <総合>(月~土)午前8時~8時15分/午後0時45分~1時[再]
 <BSプレミアム>(月~土)午前7時30分~7時45分/午後11時00分~11時30分[再]
   (土)午前9時45分~11時[1週間分]

NHK朝ドラ「ばけばけ」番組公式サイト
NHK朝ドラ「ばけばけ」番組公式Twitter @asadora_bk_nhk

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