「緊急取調室」天海祐希たち“調べ班”は、山本耕史と若村麻由美を一緒に聴取【第2話ネタバレと第3話予告】

10月24日11時00分ドラマ
©テレビ朝日

人気キャスター・倉持真人(山本耕史)の父(竜雷太)が殺された事件で、自分が犯人だと名乗った別居中の妻・利津子(若村麻由美)の目的は、倉持に真実を話させることだった。真壁有希子(天海祐希)たちは、異例の方法で倉持から自白を引き出した。「緊急取調室」(毎週木曜、21時、テレビ朝日)2025年10月30日第3話を放送する。正式に発足した取調班が活躍する。予告動画が番組公式サイトで公開されている。



「緊急取調室」とは
「緊急取調室」は、天海祐希演じる叩き上げの取調官・真壁有希子が、可視化設備の整った特別取調室で取調べを行う専門チーム「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」のメンバーとともに、数々の凶悪犯と一進一退の心理戦を繰り広げる。その第2話が10月23日に放送された。

山本耕史と若村麻由美を取り調べる、天海祐希と小日向文世の4人芝居

殺人の容疑のかかった倉持(山本耕史)に一気に真実を語らせるために、虚偽の自白をしてきた別居中の妻・利津子(若村麻由美)を倉持と同じ取調室に入れるキントリの面々。キントリからは真壁有希子(天海祐希)と小石川(小日向文世)の二人がでてきた。演技派な4人が揃ったシーンで、有希子、小石川が利津子の証言をもとに倉持を追い詰めて行くのだが、その緊迫感に視聴者も絶賛するシーンとなった。

車椅子が錯覚をもたらせた…

真犯人は父親(竜雷太)に罵倒され続けた倉持だったのだが、倉持が車椅子を使っていることから「犯行は無理では?」という声があがっていたが、実際には杖を使ったり、壁伝いには歩けるまで回復していて、犯行が可能だった。

久しぶりの“うぇーい”姿

緊急取調室は“臨時”で招集されていたけれど、第2話のラストで“正式”運用が決まった。正式運用としたのは劇場版で真壁有希子(天海祐希)が“最後の敵”として取り調べをする内閣総理大臣・小石川(石丸幹二)という皮肉な展開だ。ただ、キントリ班が正式になったことで、いつものメンバーがみせる手を重ねて脱力する感じの“うぇーい”が見られる展開になった。

30日放送の第3話では“山”という密室での事件

山岳救助隊として“山の神”とまでいわれた布施正義(戸次重幸)は、部下を殺したのか?直感的に布施に疑いをかける真壁有希子(天海祐希)だったが、梶山(田中哲司)は反対する。有希子と梶山はそれぞれどんな真実に行き着くのか?

初回放送の反響を主演の天海祐希が大喜び

16日に始まった「緊急取調室」の初回放送後の反響について、主演の天海祐希は「視聴者の皆さんの温かい思いをSNSなどで拝見し、こんなに楽しみにしていただけていたんだなぁ…と、とてもありがたく思っています。引き続き、ドラマ・映画を応援していただけると、うれしいです」と語った。そして、第2話での、山本耕史、若村麻由美とキントリの“芝居対決”についても「お楽しみに」と話していた。

■第2話ネタバレあらすじ

人気キャスター・倉持真人(山本耕史)と別居中の妻・利津子(若村麻由美)の証言が真実ならば、なぜ倉持は妻をかばい、何も知らないふりをしているのか? “特別な理由”があると考えたキントリの面々は一刻も早く、かつ確実に真相をあぶり出すため、“倉持夫婦の同時聴取”に乗り出す。

倉持には“任意”で聴取に応じてもらう。遺族としてならと、テレビの放送準備までの間に聴取に応じた倉持。キントリの揺さぶりも巧妙にかわし続ける倉持だが、利津子が犯行を認めたと聞いた途端、本当に何も知らなかったように驚き、戸惑いの表情を浮かべたのだ。

一方、利津子は自らの犯行を裏付ける新証拠を提示する。そして、動機についても、思い詰めた様子で語り始めた。義父からの暴言だけでは動機として弱いといわれ、「帰っていただく」と言われると利津子は、現場には男物のスニーカーを履いていっていて、それがマンションの屋上に隠してあるという。早速、渡辺鉄次(速水もこみち)、監物大二郎(鈴木浩介)が調べに行くが、何もなかったという。

出口の見えない取調べが続く中、有希子たちは、互いの様子をカメラで互いに見せることにした。利津子は「あなたから話して」という。倉持はこれまでの供述を同じように話始める。しかし、利津子は思いもしないことを言い出した。テレビでの発言で炎上している倉持が心配になって家にいったところ、倉持がなにかゴミを隣の空き地のゴミ置き場に投げ入れているのが見えたという。倉持は慌てる。

その後、利津子が倉持が聴取を受けている部屋に真壁有希子(天海祐希)につれられて入ってきた。倉持はさらに慌てるが、部屋には倉持、利津子、有希子、小石川(小日向文世)の4人だけになった。利津子は倉持に「おめでたいわね」といい、自分があなたを庇うとでも思ったのかという。そして自分が自白したのは、倉持を警察に呼びつけるためだったと。渡辺と監物の捜索で、ゴミのなかから、倉持が捨てたと思われる血のついたレインコートとスニーカー、手袋がでてきた。

利津子は、義父(竜雷太)は倉持の部屋が嫌いだったので、間違って倉持の部屋で寝ていると考えられなかったという。倉持は鏡に映る自分の姿を確認して“どう映ればいいか?”を研究していたが、ジャーナリストだった父親はそんなことを認めず、倉持を罵倒していた。遺留品に対するDNA鑑定をすると言われても真実を口にしない倉持に利津子は義父が店にきて、“あいつに殺されるかもしれない”と倉持に殺されることを予期していたことを告げる。

利津子が出て行き、倉持が残った。どうやって殺したのかと聞かれ、倉持は車椅子から立ち上がった。杖をつけば歩ける程度だったのだ。“車椅子キャスター”のほうが通りがいいからと車椅子のままキャスターを続けた。そのことで利津子とももめ、父からも叱責されていた。

倉持はテレビ局に中途採用してもらったときに、父がつかんだネタを勝手に自分が取材したものとして提出していた。本物のジャーナリストではないと毎日言われ続け、歩けることも暴露できるという父に憎しみを抱いていったという。ただ、犯行のために寝ている父親をベッドから自分の部屋に運んだ時に「こんなに軽かったんだ」と思ったという。犯行を認めた倉持に、有希子は父親は意識があったのだろうという。子育ての経験上、意識がなくなるとしがみつく力がなくなり、重さを強く感じるのだという。そのことを聞いて、倉持は「もっと父親にインタビューしておくべきでした」と語った。

臨時で招集されていたキントリ班は解散となったが、内閣総理大臣・小石川(石丸幹二)からの依頼で、キントリ班は正式運用されることになった。

■第3話あらすじ

動画配信者・樋口結花(清水くるみ)が軽装で山に登った上に、同行していた恋人・近藤春斗(永田崇人)とはぐれて遭難してしまう。彼女は奇跡的に救出されるが、現場近くには捜索活動中に滑落死したと思われる山岳救助隊員・土門翔(羽谷勝太)の遺体があった。 しかも司法解剖の結果、この不幸な事故は“殺人事件”だった可能性が浮上する。

重要参考人として捜査線上に浮かび上がったのは、山岳救助隊の隊長・布施正義(戸次重幸)。しかし、これまで数多くの人命を救ってきた布施は「山の神」の異名を取り、消防総監賞も受賞した立派な人物だ。真壁有希子(天海祐希)はすぐさま聴取に乗り出すが、布施の態度は至って誠実で供述にも疑わしい点が一つもなぁった。

時を同じくして――ようやく意識を取り戻した結花が、どういうわけか震えだした。かたや、梶山(田中哲司)は有希子らに布施の取調べを託し、“事件”現場の山へ向かうが…。

テレビ朝日 2025年10月16日スタート。毎週木曜日21時放送「緊急取調室」。出演:天海祐希、田中哲司、速水もこみち、鈴木浩介、大倉孝二、塚地武雅、でんでん、小日向文世ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@kintori_tvasahi」、ハッシュタグは「#キントリ」。

テレビ朝日「緊急取調室」番組公式サイト

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