「コーチ」事情聴取に悩む犬飼貴丈に観察の大切さを教えた唐沢寿明【第2話ネタバレと第3話予告】
薄暗いクラブのVIPルームで起きた事件の容疑者は人気俳優の増岡(渡邊圭祐)だ。緊張する若手刑事・所(犬飼貴丈)にずるさも教えるが、もっとも大切な“観察”を教え込む向井(唐沢寿明)。「コーチ」(毎週金曜、21時、テレ東)2025年10月31日第3話を放送する。予告動画が番組公式サイトで公開されている。
「コーチ」とは
「コーチ」は、人気小説作家の堂場瞬一原作をドラマ化したもので、捜査に失敗し、行き詰まり、逃げ出したくなっている若手刑事たち…そこに現れた“冴えないおじさん”向井光太郎の的確なアドバイスで、刑事としてだけではなく、人間としても成長していく、異色の警察エンターテインメントだ。その第2話が10月24日に放送された。
原作者の堂場瞬一がカメオ出演
24日に放送された第2話はクラブで発生した事件に関して“事情聴取”の難しさを扱う。そこに原作者の堂場瞬一がラグビーヘッドコーチ役としてカメオ出演した。すこしの時間ではあったが、高校時代には本当にラグビー部の主将を務めていた作者の勇姿を見ることが出来た。第2話は事情聴取に悩む東新宿署の所(犬飼貴丈)をコーチ
第1話で池袋西署の係長・益山瞳(倉科カナ)に自信をつけさせることに成功した向井光太郎(唐沢寿明)がやってきたのは東新宿署だ。俳優が容疑者となっているが、事情聴取を担当する所は少し気後れしてしまう。そんな所に、“ちょっとずるい”方法でも容疑者の口を開かせる技を教えた。10月31日放送の第3話のゲスト発表
第3話で向井光太郎(唐沢寿明)がコーチングするのは、周囲より体格が大きく目立ちすぎるあまり、尾行に失敗し自信を失いかけている、目黒北署刑事・西条猛樹(関口メンディー)だ。西条が動向監視をする、並外れた身体能力を持つ窃盗常習犯・通称「ベランダ男」生方士郎役を池谷直樹、生方の窃盗の被害者・三村妙子役を山下容莉枝、西条の上司である目黒北署刑事課課長・春川雄二役を東根作寿英、失敗続きの西条を励ます頼れる先輩、目黒北署盗犯担当・橋上隆平役を福士誠治が演じる。第1話に登場した石田誠二役の岩谷健司のコメント
第1話で、池袋西署の係長・益山瞳(倉科カナ)を快く思わない、年上の部下石田誠二役を演じた岩谷健司は第1話でクランクアップとなったが、20年ほど前の唐沢寿明との出会いを話した。岩谷が出演していた小劇場の芝居を見に来た唐沢が「いつか出番が来るからずっと続けるんだよ」と言ったといい、今、唐沢のドラマに出演できていることに縁を感じると話していた。岩谷健司は現在では売れっ子バイプレーヤーで、NHKの朝ドラ「ばけばけ」でも借金取り役として出演している。■第2話ネタバレあらすじ
東新宿署の所(犬飼貴丈)はその人当たりの良さを活かそうと、取調べ担当官を目指している。しかし、いざ本番になると大学生(田中洸希)にすら振り回される始末だ。急に配属された向井(唐沢寿明)からのアドバイスを受ける。向井は、大学生が内定を気にして黙秘しているとにらみ、人事に連絡を入れたが、来年でも受けることが出来ると伝える。大学生は話し始めた。所が人事にまで問い合わせたのかと驚くと、向井は適当に言っただけだという。所はそんなやり方は汚いと思ってしまう。そんな折、とあるクラブで乱闘騒ぎが発生した。被害者・近藤一太(黄川田雅哉)の証言によると犯人は人気俳優の増岡(渡邊圭祐)らしい。所は増岡の取り調べを任されることになったが、うまくいかない。
増岡はクラブに行き、VIPルームにいたことは認めたが、乱闘騒ぎの前に帰ったという。そして、同行している人物については、女性といたかのように話し、口をつぐむ。所は何も聞き出せない。向井は、女性といたように振る舞えば、これ以上何も言われないと増岡が思って嘘をついているのかもしれないと助言する。
近藤と増岡は顔見知りだったこと、近藤が麻薬をやっていたことがわかった。増岡についても薬の検査をしたが、何も出なかった。増岡は任意での同行なので帰って行った。
所はもっと指導してほしいと向井にいうが、向井は「指導しているつもりですが」ととぼける。そして、もっと増岡を見れば、増岡が緊張して汗をかいていたことがわかったはずだと告げる。
増岡にハリウッド進出の話があることがわかった。渡米してしまえば、捕まえるチャンスがなくなるかも知れない。向井のアドバイスで、所は監督やヘアメイクに話を聞く。監督はメイクに時間がかかっていたといい、メイクのところにゆくと、アシスタントが手に怪我をしていて時間がかかったと教えてくれた。
第1回目の聴取のときは手袋をしていて、第2回目の時はメイクをしていたことを向井は見抜いていた。それだけでは弱いが、SNSに乱闘の時の動画があがっているという。増岡を呼んで、その動画を見せると「肝心の俺が殴っているところは映ってないじゃないですか。俺が出ていくところしか映ってない」といってしまう。自分がその場にいて去ろうとしていたことは認める形になってしまった。映像に映っていた指輪をDNA鑑定すれば近藤のDNAがみつかるかもしれないと言われると、増岡は観念した。
薬を執拗に進められて、さらには演技について駄目だしをされたことでかっとなって近藤を殴ったことを認めた。
ところは向井に礼を言う。向井は眼鏡やサングラスなどをつけていたら全て外させるようにアドバイスする。今度も一緒に働いてみたいというところに、自分は人事二課だからと告げて去って行った。
■第3話あらすじ
向井(唐沢寿明)が新たにコーチを任されたのは、目黒北署の刑事・西条(関口メンディー)だ。身長も高く、目立つのだが、“背景に溶け込む”ことが苦手なため、尾行が苦手だった。そんな中、窃盗の常習犯・生方(池谷直樹)の動向監視を命じられる。しかし尾行初日に見失い、その夜1人の女性(山下容莉枝)が被害に遭ってしまう。
テレ東 2025年10月17日スタート。毎週金曜日21時放送「コーチ」。出演:唐沢寿明 、倉科カナ、犬飼貴丈、関口メンディー、古田新太、木村多江 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@tx_drama9」、ハッシュタグは「#ドラマコーチ」。
◇テレ東「コーチ」番組公式サイト
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