「この川には月が流れる」世子カン・テオと政敵チン・グ、激突する権力の闘い
11月7日(金)に初回放送を迎えるMBC新金土ドラマ「この川には月が流れる」よりイ・ガン(カン・テオ)の政敵であるキム・ハンチョル(チン・グ)との緊迫するスチールが公開された。
「この川には月が流れる」(演出:イ・ドンヒョン、脚本:チョ・スンヒ)は、笑顔を失った世子と記憶を失った負褓商(ポブサン、朝鮮時代の行商人)の魂が入れ替わることから繰り広げられる、ファンタジー恋愛時代劇。カン・テオは劇中で世子イ・ガンを演じ、キム・セジョンは負褓商のパク・ダリを演じる。
カン・テオが演じる主人公イ・ガンは、表向きは放蕩者のような振る舞いを見せつつも、心の奥では失った恋人への深い傷を抱え、復讐を誓っている。彼の最大のライバル、キム・ハンチョル(チン・グ)は、自分の娘を世子嬪に据え、朝廷の権力を掌握しようと目論む野心家だ。二人それぞれの目的が交錯し、激しい駆け引きが展開される。
イ・ガンは王の代行として摂政を務める王世子。反正で即位した王の息子ではあるが、まもなく王座に就く運命で、誰よりも高貴な身分を誇る。権力欲よりも物欲に走り、尚衣院に自前の衣装部屋を設え、外見磨きに没頭。こうした姿で周囲の警戒を弱めている。
一方、イ・ガンを「軽率な世子」と見る声もあるが、彼自身は左相が築いた宮廷の秩序を壊し、正義ある法を打ち立てようと機会を探している。ひそかに恋人の死の真相を調べ、左議政キム・ハンチョルを倒すため緻密な準備を進めている。演技力に長け、計画も抜かりなく、果たしてイ・ガンは復讐を遂げられるのだろうか。
チン・グ扮するキム・ハンチョルは、王さえも動かせないほど権力の頂点に立つ人物。王を自らの手で立てただけでなく、血縁を王にするため唯一の娘をも利用する冷酷な性格だ。復讐心で突き動かされるイ・ガンと違い、彼は熱い欲望と冷静な理性の持ち主。目的達成のため手段を選ばず突き進む。朝廷の実権者であるキム・ハンチョルが、世子イ・ガンの反抗にも屈せず、野望を叶えられるのか注目だ。
この「この川には月が流れる」は、復讐に燃える王世子イ・ガンと王座を狙う左議政キム・ハンチョルによる権力争いを描き、期待が高まっている。熾烈な争いの果てに笑顔を見せるのは果たしてどちらか――今から初回放送が待ち遠しい。
【「この川には月が流れる」を2倍楽しむ】では、時代背景や豆知識、キャスト紹介、制作発表会レポート、放送にあわせて全話あらすじと見どころ、視聴率などまとめていく。
世子カン・テオと左議政チン・グが対峙するMBC新金土ドラマ「イ・ガンには月が流れる」は、11月7日(金)21時50分から放送される。日本での配信情報は現在未定だが、豪華キャストとファンタジックなストーリーにより、国内配信も大いに期待されている。
◇MBC「이강에는 달이 흐른다」HP