テレ東「朝鮮心医ユ・セプン」第39話~第42話:集団中毒のからくり、ソラク村に翁主現る

10月31日06時00分ドラマ
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テレビ東京で地上波初放送中の「朝鮮心医ユ・セプン」(全62話)はヒューマン・医療・時代劇。2025年10月25日(土)~11月2日(日)までの第39話~第42話のあらすじを紹介、予告映像はYouTubeにて公開中だ。【日本語字幕付 二カ国語放送】(ネタバレあり)



心を癒す“新しい医師”の物語

「朝鮮心医ユ・セプン」は、2022年に韓国tvNで放送されたヒューマンドラマ。

今回、テレビ東京ではシーズン1(全12話)とシーズン2(全10話)のシリーズ全話22話を全62話に編集して放送する。今回紹介する第39話~第42話はオリジナル全22話版の14話~15話中盤まで。⇒【第12話(S1最終回)ネタバレ】【第22話(S2最終回)ネタバレ】

この回では、ウネのセプンへの想いも膨らむ。また徹夜で医書を読んだり、鍼治療のために手を血だらけにして肉に鍼を打ったりと、医術に向けても励む。その一方で、マンボクを通してセプンが神鍼と呼ばれた名医だと聞く。

また、可愛そうな庶子(側室が産んだ子)ソクチョルを通じて、チャングンとジハンの胸が温まる出会いと、チャングムがオコゲのおやつに執着する理由も明かになる。

キャスト

ユ・セプン役/本名ユ・セヨプ:キム・ミンジェ
ソ・ウヌ役:キム・ヒャンギ
ケ・ジハン役:キム・サンギョン
マンボク役:アン・チャンファン
ハルメ(ばあちゃん)役:チョン・グクヒャン
ナメさん役:ヨン・ボラ
イップン役:キム・スアン
チャングン役:ハン・チャンミン
 ほか
原題:조선 정신과 의사 유세풍(朝鮮精神科医ユ・セプン)

■第39話

王宮からの帰り道、セプン(セヨプ)は翁主(ウ・ダビ)に甘えられ、ウヌはガンイルとぶつかった拍子に抱きとめられたことで、お互いやきもちをやく。必死に言い訳するセプンをみて満足する。

そんな中、女官たちと同じ緑風内臓の中毒症状を訴える患者が王宮外にも発生し、漢陽のケス医院も患者が溢れる。亡き重臣チョ・テハクの呪いのせいだと思う王は、さらに心を病んでいく。朝議にも出席できなくなる。新御医(ソン・ノジン)はこれも、王がセプンに頼ったせいだと、ことさら騒ぎ立てる。

セプンは「解毒丹の効果が出ています」と王を安心させようとするが、王も「テハクの霊をみた」と怯え、取り乱してしまう。一方、ウヌは女官ドッキ(イ・ミンジ)に、幽霊について話を聞くが、夜更けに井戸の近くに通りかかった理由は話さない。井戸の周りを歩くウヌ。やはり百合の匂いはするが花は見当たらない。その時、ウヌを見かけた御医がウヌに暴言を吐くが、チョン・ガンイル医官(カン・ヨンソク)が助けてくれる。その時、セプンの姿を見かけたチョン医官はことさらウヌに親し気に話しかける。セプンは嫉妬する。

ケス医院では、イップンが親しくしていた都の女たちにお金を巻き上げられる。これを知ったマンボクが「昭格洞の炎」と名乗るチンピラどもから、奪われたお金を返すと約束させる。その時、「王宮の酒がただで手に入って儲かっている」という話を聞く。セプンも王宮で酒壺がなくなるという噂を聞きつけており、皆で王宮を見張ると、女官ドッキが酒を王宮の外に運んできた。


■第40話

女官ドッキの前にセプンたちが現れると、観念して話し出した。彼女はテハクの霊から文を受け取ったという。文には「助かりたければ、井戸の水で酒を醸し王宮の外に置け。そしてその酒に祈りを込めよ」と。その酒は「昭格洞の炎」の手下が持ち去り、これで儲けていたのだった。中宮殿の女官たちがこれを知って、井戸水を飲んだが、女官たちは助かるどころが、病になったと泣くドッキ。

ウヌは、百合の花と同じ匂いのする毒草、仙女草を思い出す。井戸の中から百合の香りがした。仙女草の毒性は王とめまい、緑風内臓の症状…何者かが仙女草を使って女官に危害を加えたのだ。そしてケス医院に駆け込んだ患者たちは、毒入りの酒を飲んだのだ。

井戸を封鎖して患者はいなくなり、王に報告する。

ところが、市中に「飢饉と疫病は無能な王を祟った天の呪いだ」という怪文が張り出される。さらに王の体調はなかなか良くならず、幻覚症状も続いていた。錯乱状態になった王はセプンを呼びよせる。

翌日、セプンと共に王の寝殿を調べあることに気づく。夜、またもや寝殿に幽霊が現れる。その正体はユン内官だった。実は、寝殿を調べたウヌは、百合の香りの灰に気づき、ユン内官が霊に化けて王を脅していると気づき、王と共に罠を仕掛けたのだった。ユン内官はテハクの信奉者だった。セプンは改めてウヌの観察眼のすばらしさに感心する。

なおも不安を残す王に、セプンはそれは病の女官たちを心配する親心であり、病ではないと励ます。

王は朝議で集団中毒を解決したセプンとケ・ジハンの功を讃えて褒美をつかわすと発表する。しかし御医はこれに異を唱える。



■第41話

朝議で御医は、「偽の医術を行うケス医院の閉鎖とセプンの追放」を上疏する。セプンは、宮中の病は毒以外にも「怖れ」からきている。「誤診を認めぬ内医院の怖れが事態を悪化させた」と堂々と訴える。そして何もいらないから、都を離れることを許してほしいと請う。王は仕方なく漢陽のケス医院を廃しセプンをソラク村に送ると発表する。続けてセプンとケス医院を王室傘下の地方医局として看板と王の所持金から褒美を下賜すると宣言する。

セプンを見かけた翁主はセプンに婚姻宣言をするが、セプンは聴こえないふりをして立ち去る。

医院に戻ったセプンに、ウヌは島に戻ることを告げるが、セプンは「行かせたくない」と強く抱きしめる。ウヌも心は同じだが、父が頑固なので…と呟く。一方、イップンのお金を奪った女たちが、3倍にして返しに来る。しかしイップンたちはその陰にマンボクの力があったことを知らない。ケス医院の仲間たちはソラク村に帰っていく。その後を父を説得したウヌが追いかけて来る。

ソラク村のケス医院に平和が戻ってきた。ところが、そこに翁主が兵を引き連れて押しかけてくる。


■第42話

セプンと婚姻すると言う翁主に加え、王命により監察団を率いてチュ・ガンイル医官もやって来る。ケス医院の評価をするために暫定的にケス医院を廃すると言い出す。セプンはそれよりウヌの誤解を解くのが先決。必死に言い訳するセプンをからかうウヌにほっとする。

実は、チュ医官は御医と、セプンとジハンを排除するので、成功したら御医の座を自分を譲って、御医はさらに高みを目指すようにと取引を持ち掛けていた。

突然のケス医院の封鎖に村人たちは大混乱。チュ医官のあらさがしに怒るジハンは、仕方なく屋外診療を始める。部下の1人が、ウヌの私情ついてもあらさがしをすると、チュ医官ははウヌが立派な女医だとウヌに最上の評価をつける。そして皮膚病に苦しむイ・ソチョンを呼びつける。そして詳しい診療の内容を聞き出す。テプンは彼女の掻痒はストレスと判断し、ストレス発散に物語を描くよう勧めていた。その時、ソチョンが倒れる。鍼を打つのをためらうセプンをどかせてチュ医官が鍼を打ってソチョンの意識が戻る。

そんな中、ソラク村に新しい県令がやって来る。その人物がアン・ハクスだと聞いたジハンは顔色を変える。

一方、翁主は退屈しのぎに小説三昧。ウヌは、公明正大だと思っていたチュ医官が冷酷で、特にセプンに厳しい理由がわからずにいた。

テレ東「朝鮮心医ユ・セプン」ページ
 2025年6月14日スタート 土・日6:00~6:30
YouTube「朝鮮心医ユ・セプン」予告動画

【作品詳細】【「朝鮮心医ユ・セプン」を2倍楽しむ】kandoratop