【最終回ネタバレ】「ファーストレディ」ユジンの贖罪、チ・ヒョヌの“奇跡の生還”―第12話視聴率1.6％で幕

MBN水木ドラマ「ファーストレディ」（퍼스트레이디）、30日放送された第12話（最終回）では、チャ・スヨン（ユジン）は、夫ヒョン・ミンチョル（チ・ヒョヌ）が自分のために命を懸けて行動する姿を目の当たりにし、彼女自身も深く変化していく感動の結末だった。Leminoで独占配信中の第12のあらすじと見どころを紹介する。（ネタバレあり）

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「ファーストレディ」は、大統領に当選した夫が、将来のファーストレディとなる妻に離婚を要求するという前例のない出来事をきっかけに展開される物語を描いたドラマ。➡【関連・各話のあらすじ】

■キャスト

チャ・スヨン役：ユジン
ヒョン・ミンチョル役：チ・ヒョヌ
シン・ヘリン役：イ・ミニョン
ヤン・フン役：イ・シガン
　ほか

■第12話あらすじ

ミンチョルが「大統領夫人に会ったのか」と問い詰めると、スヨンは表情を変えることなく素直に認めた。涙を流す夫に向かって彼女は「私はあなたを愛していたんじゃない。父への復讐のために、あなたを利用しただけ」と苦しい告白を口にし、ミンチョルは絶望の中でその場を去った。

その後、スヨンはヤン・フン（イ・シガン）に誘拐された娘ジユ（パク・ソギョン）を救うため、Hケミカルの廃工場へ向かう。彼女は録音ペンを渡し「娘だけは助けて」と膝をついて懇願。しかしヤン・フンは有害物質をまき散らして立ち去り、スヨンを不安にさせた。そのころ、屋台で食事をしていたミンチョルはスヨンの車が廃工場に入るのを目撃し、急いで駆けつけ、ジユを救出。さらにスヨンとイ・ファジン（ハン・スア）も助け出すが、突然天井が崩れ落ち、3人は意識を失ってしまう。

しばらくしてスヨンが目を覚ますと、コンクリートの下敷きになり動けなくなったミンチョルの姿に絶望する。崩壊寸前の建物の中で、彼は「愛する君がなぜあんなことをしたのか、俺は知るべきだった」と心を打ち明け、泣き叫ぶスヨン「早く行け」と叫び、ファジンが「お父さん」と呼ぶと、微かな笑みで応えた。その直後、二人が工場から脱出したところで建物は完全に崩壊する。

その後、ヤン・フンは廃工場火災、スヨン母娘の誘拐殺人未遂、ソン執事の交通事故偽装などの容疑で逮捕される。一方、廃工場で行方不明となったミンチョルの捜索が進む。警察署ではシン・ヘリン（イ・ミニョン）がミンチョル生存の希望を語った。

スヨンは特別調査委員会に出席し、15年前の火災事件について証言。労組員らの無念さを代弁し、「彼らには罪がない」と真実を語る。そして「夫が世界を救ったかは分からない。でも彼は私を救ってくれた。次は私が彼を救う番です」と、夫の生存を信じる強い意志を語った。

その頃、廃工場の捜索を見守っていたスヨンのもとへファジンが駆け寄り、慰めの言葉をかける。すると、救助隊の緊迫した声が響いた！「ここにいる！気道確保！外傷確認！呼吸あり！」

■第12話（最終回）見どころ

最終回の視聴率は、ニールセンコリアによると全国平均1.6％だった。初回2.2％でスタートしたが、そのあと1％台に沈み、第4話で2.0％に上昇したが、そのあと1％台に戻り、最後まで1％台で幕を閉じた。視聴率では苦戦したが、大統領当選パーティーや化学工場の火災シーンなど、スケール感あふれる映像が高い評価を得た。
その結果、Netflix「今日の韓国TOP10シリーズ」部門で常に上位を維持。日本のLeminoやRakuten Vikiでも人気ランキング上位に入り、グローバルヒットとして熱い注目を集めた。

キム・ヒョンワン脚本家が6年をかけて書き上げた独創的な物語は、政治・権力・人間の業を鋭く描き出し、大統領夫妻の離婚戦争から始まり、権力への野望と欺瞞、そして欲望がもたらす惨劇を重層的に展開。複雑に絡み合う人間関係と、愛と犠牲を通して価値を取り戻すメッセージが深い共感を呼んだ。

ユジンは権力への欲望と父への復讐心に駆られながらも、夫の犠牲で贖罪に至るファーストレディ、チャ・スヨンを情感豊かに熱演。チ・ヒョヌは信念と誠実さを貫く大統領当選者ヒョン・ミンチョル役で深みのある演技を見せ、静かな感動を呼んだ。イ・ミンヨンは大統領補佐官シン・ヘリンとして、忠誠心と疑念の間で揺れる繊細な内面を抑制された表現で描き、高い評価を得た。ヒョン・ミンチョルの生存が劇的に伝えられる“奇跡のエンディング”も視聴者の感動を誘った。

韓国では11月もジャンルもキャストもバラエティ豊かで、韓ドラファン必見の話題作が続々と放送・配信される。⇒【11月韓国でスタートの新ドラマ】

◇MBN「퍼스트레이디」HP

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