「キム部長の物語」度重なる問題で左遷の危機が迫るリュ・スンリョンの運命はいかに【第3話第4話】

リュ・スンリョン主演のJTBC新週末ドラマ「ソウルの持ち家で大企業に勤めるキム部長の物語」（以下、キム部長物語）第3話と第4話がJTBCにて11月1日と2日に放送され、日本ではNetflixでも独占配信を開始した。

第3話と第4話では、家族との関係も傾き始め、会社内でも立て続けに問題が起き、ナクス（リュ・スンリョン）にいよいよ戦力外通告の危機が訪れる。気になるあらすじと見どころをチェックしてみよう（ネタバレあり）。

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「ソウルの家から大企業に通うキム部長の物語」（以下、「キム部長の物語」）の原作はソン・ヒグによるベストセラー小説で、韓国のサラリーマンの日常と葛藤をリアルに描いたヒューマンドラマだ。

■キャスト
キム・ナクス役：リュ・スンリョン
パク・ハジン役：ミョン・セビン
キム・スギョム役：チャ・ガンユン
ペク・ジョンテ役：ユ・スンモク
　ほか

■第3話「MVP」あらすじ

知人の紹介で妻ハジン（ミョン・セビン）と会うも、慣れない異性との会話でしどろもどろなナクス（リュ・スンリョン）。当時はカード会社に勤めていたハジンの方が会話も勢いも一歩先を進んで完全にリードしていた。月日が流れ、どんどん時代から取り残されモラルを失っていく夫と、家を出て行こうとするスギョム（チャ・ガンユン）に悩むハジンはスギョムと共に酒を飲み、ナクスに対して甘やかしてしまったと本心を打ち明け、宅建の資格取得を諦めると言い出す。「ジェラシーは力」で働く決心がつかずにいたスギョムだが、ハンナ（イ・ジニ）からの言葉で、気持ちが固まり始めた。

その頃、ナクスは扱っていた高速回線のクレーム問題に追われ、社内では上司も含め責任の押し付け合いが始まる。内心は人のいいナクスは断ることも出来ないまま、問題の解決を命じられ頭を抱える。会議に戻ったナクスは、問題の発端となったユーチューバーに動画を削除させるのがベストだ、と見当違いな指示を出して部下を凍りつかせ、事態をより深刻化させてしまう。

妹夫婦に呼び出されたハジンは、起業する義弟サンチョル（イ・ガンウク）にナクスを引き抜きたいと言われて、初めて会社で起こっている事件を知る。訴訟やサービス停止にもなりかねない事態に、部下に命令ばかりしていたナクスも遂にペク常務（ユ・スンモク）から怒鳴りつけられてしまう。手分けして問題を解決しようとするものの、頭の痛い問題をライバルであるト・ジヌ（イ・シンギ）に押し付けようとするナクスは部下からも反発を食らうが、サンチョルがユーチューバーと知人だと知り、部下に謝罪を押し付けて、起業ではなくユーチューバーへの謝罪という楽な仕事を無理やり奪っていってしまう。

ナクスが言葉巧みにユーチューバーの機嫌を取る間、三人だけで謝罪周りをさせられた部下のフラストレーションは頂点に。ナクスは事態をうまく丸めてMVPを気取り、ペク常務に上機嫌で解決を報告するが、常務はその頃、ジヌと会食をしている最中だった。問題は解決したものの、ナクスがホールインワンを収めたゴルフコンペが公正取引法に抵触する可能性が浮上し、水面下で新たな問題が顔を覗かせ、常務はナクスを見限る決断を下した。自宅で人知れず家族や会社でのストレスに悩んでいたナクスは、常務からの電話に悪い予感を抱き、電話に出ることができなかった。

■見どころ

第3話冒頭ではナクスとハジンの馴れ初めが描かれた。青年時代の描写にも代役を立てることなく、リュ・スンリョンとミョン・セビンが髪型を変えてそのまま演じている点や、当時は妻ハジンの方が強く、ナクスを手なづけていたという意外なエピソードがコミカルに描かれた。

自身が責任者としてすべき仕事上のトラブル対応を部下に押し付け、楽な対応を率先して進めるなど、家族に次いで部下たちとの関係性の乖離がメインに描かれた第3話。終盤ではいよいよナクスが社内で不要な人間と見られ始め、今後の物語の展開への緊張感を高めた。

今回の韓国での視聴率は全国3.2％だった。（ニールセンコリア調べ）（【11月 1日視聴率TOP10】）

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■第4話「9回裏2アウト」あらすじ

画像：JTBC「서울 자가에 대기업 다니는 김 부장 이야기」
Netflixにて独占配信中営業部時代から苦楽を分かち合ってきたナクスとペク常務。しかし会社に損害を与えてしまったナクスは悪い予感に襲われ、親友（パク・スヨン）を呼びつけ、昼酒に明け暮れ、自分は大丈夫だと言い聞かす。一方、一度は資格取得を諦めたハジンだが、実家で妹夫婦に小馬鹿にされて再びやる気に火を付け、買ったばかりの車を賭けて本格的に資格取得に励む。ハンナの言葉で決意を固めたスギョムは「ジェラシーは力」の仲間たちに合流した。

ようやく常務に電話をかけたナクスは食事に誘われるが、勘ぐったナクスは無理やり自宅に営業部長を招待。そんな必死な夫を見たハジンは遂にサンチョルからのオファーの件を打ち明けるが、ナクスのプライドを逆撫でしてしまい、しまいにはハジンが激怒して夫婦仲は険悪に。会社でも柄にもなく部下に気を使い始めたナクス。保身のために部下の昇進評価を餌に営業先へのあいさつ回りを敢行。営業先で部下と一泊し、結婚や仕事に対する考えを共有したことで徐々にお互いの距離が縮み始める。翌日も営業を続けたナクスは、自殺未遂の後に転職した元同期のホ・テファン（イ・ソファン）と鉢合わせ。営業を控えてほしいと頼まれるが、奇しくも契約成立に進んでしまう。

常務を自宅に招くため、一人で料理の支度を始めるナクスだが、結局は見ていられないハジンが救いの手を差し伸べ、ナクスもぎこちなくスギョムに話を振って関係を立て直し、酒の勢いで家族や会社への愛を饒舌に語り、結婚式のホームビデオを見て和気藹々と盛り上がるが、帰り際に常務から人事がナクスを左遷させようとしていることを聞かされショックを受けてしまう。翌朝発表された組織改編でナクスはテファンが就くはずだった郊外の工場の管理職への異動辞令が下ってしまう…。

■見どころ

第4話の冒頭では若かりし日のナクスとペク常務がキャストを変えずに描かれた。第3話でのナクスの行動で心が離れてしまった部下たちが、ナクスの社会人としての結婚観や仕事観を通して再び結束。また、家庭内でも遂にはハジンが爆発し、第3話冒頭で描かれたかつての強めのキャラクターが炸裂し始めるも、後半に進むにつれて家族との関係もやや雪解けを感じさせる場面が描かれた。

次週、工場の管理職へ実質左遷が決まったナクスの前に、チョン・ウンチェが登場。25年間会社に尽くしてきた末に左遷されてしまったナクスがどう逆境を乗り切るのかに注目だ。この回の視聴率は、発表あり次第【韓国TV視聴率TOP10】で紹介する。

「キム部長の物語」第5話は11月9日放送、そのあとNetflixを通じて独占配信される。

◇ソウルの家から大企業に通うキム部長の物語 | オフィシャル予告編 | Netflix

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◇JTBC「서울 자가에 대기업 다니는 김 부장 이야기」

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