「終幕のロンド」ぐっと距離が縮まった草彅剛と中村ゆり。それを嗅ぎつけるライターがいた【第4話ネタバレと第5話予告】

11月03日23時55分ドラマ
©カンテレ・フジテレビ

倒れたこはる(風吹ジュン)を病院に閉じ込めようとする御厨一族に、真琴(中村ゆり)は反旗を翻した。そして、仲が深まる樹(草彅剛)との仲をライターの波多野(古川雄大)に嗅ぎつけられてしまった。「終幕のロンド —もう二度と、会えないあなたに—」(毎週月曜、22時、カンテレ・フジテレビ)2025年11月10日、第5話を放送する。予告動画が番組公式サイトで公開されている。



「終幕のロンド —もう二度と、会えないあなたに—」とは
「終幕のロンド —もう二度と、会えないあなたに—」は、シングルファーザーで、遺品整理人が仲間とともにときに孤独死した方の特殊清掃や遺品整理から、依頼主と直接向き合う生前整理まで、さまざまな事情を抱えた家族に寄り添っていく、心温まるヒューマンドラマだ。その第4話が11月3日に放送された。

樹(草彅剛)に影響を受けて、真琴(中村ゆり)も強くなり始める

これまで、夫の利人(要潤)家族の言う通りにしてきた真琴だが、依頼人であるこはる(風吹ジュン)の意志を一番に尊重する樹(草彅剛)の言葉を素直に受け入れることにした。利人はスキャンダルを起こしたくないという気持ちだけでこはると病院に入れておこうとしたが、真琴はこはるの希望通りに退院させた。真琴が自分の意志を持った回となった。

真琴は樹と一緒に両親の軌跡を調べる

生前整理がすすむこはる(風吹ジュン)。真琴は樹と一緒に二人きりで、自分の両親の軌跡を調べる旅にでるが、ライターの波多野(古川雄大)に二人の仲がばれてしまう。問題の多い、御厨ホールディングスの社長夫人のスキャンダルとなれば、真琴は大ピンチに陥ってしまうが、樹はどうするのか?

遺品整理人×脚本家×プロデューサー3ショットインタビューがを公開

遺品整理人というかなり特殊な職業がとりあげられている「終幕のロンド」。プロデューサーが2020年に放送された「ザ・ノンフィクション」(フジテレビ)に出演する遺品整理人で番組の監修も引き受けている増田裕次氏の姿を見て、草彅剛が演じる職業に決めたという。その増田氏は草彅の演技について「所作については最初にまとめてお伝えしていて、撮影中は、まるで私の考えが全部乗り移っているかのようにご自身で自然に動かれていて、特にアドバイスするような場面はなかった気がします」と話している。今後の見所などについても3人の意見がわかる。全文は番組公式サイトに掲載されている。

劇中に登場する絵本「風の中のルリ」が限定公開

劇中に登場する絵本「風の中のルリ」の完全版を閲覧できるLINEミニアプリが公開された。絵本のビューワー機能に加えて、絵本作家・御厨真琴役の中村ゆりによる朗読付きバージョンも閲覧できるなど、テレビの枠を超えた物語体験ができる。詳細は番組公式サイトにて。

■第4話ネタバレあらすじ

病院へ運ばれる救急車の中、意識のないこはる(風吹ジュン)から「俊さん…」と呼ばれて手を握られた樹(草彅剛)は、真琴(中村ゆり)の父親であろうその人のことを、こはるが今も想っていることに気づく。

知らせを受け、真琴と利人(要潤)が病院に駆け付けた。その病院は利人がよく知るところで、豪華な個室に入れられた。利人は、義母の病気のことを知らず、明らかに不機嫌になる。不機嫌な夫の背後で、真琴はおろおろするばかりだ。利人は樹が生前整理のためにいた人間だと知ると、見下したいような態度をみせる。樹はそんな利人の質問もうまく受け流した。こはるは、病気のことを黙っていたことを真琴に謝る。利人はいくら金がかかかってもいいというが、こはるは“いつ退院できるのか?”だけを尋ねていた。

生前整理の日になり、樹がこはるに連絡をとるが、退院できていないことで退屈していると樹に話す。利人たちはこはるを死ぬまで特別室に入院させるつもりでいる。

波多野(古川雄大)が何回も磯部(中村雅俊)の元を訪れるが、磯部は相手にせずにいる。

一方、海斗(塩野瑛久)、ゆずは(八木莉可子)、碧(小澤竜心)の3人は、親の反対を押し切り、お笑い芸人を目指していた故人・稲葉大輔(川合諒)の部屋を訪ねる。すると、故郷の小学校で校長をしていたという厳格な父・稲葉博貴(六平直政)が、遺品の中からお笑いに関するものだけを徹底的に排除していた。大輔はお笑い芸人を目指す中、バイト中に車にはねられて死んでいた。博貴は感情が激していて、海斗たちに辛くあたる。

樹が病院を訪ねるとこはるは一人で外を歩いていた。富美子(小柳ルミ子)は一応、病室に来て、死ぬまでの費用は御厨がもつというが、こはるは退院したいのだ。樹は真琴に真琴が動かなければ、なにも進まないと助言する。

海斗たちは博貴から激しく文句を言われ、樹が翌日ヘルプに入ることになった。博貴の怒りは収まらないが、樹には少しずつ心を開く。樹は博貴のやりきれない思いを全て受け止める。本当は息子に教員になってもらいたかったという気持ちを打ち明け、無理にでも止めておけばと涙する。樹の誠実さがだんだん博貴に伝わり、最後には博貴はメンバー全員に頭を下げた。

真琴は利人の元を訪ねるが、利人は不在だ。彩芽(月城かなと)の言葉を受けて、真琴はこはると病院から連れ出した。足腰が弱っているこはるがうまく歩けないところを樹が助けに来た。こはるは笑顔で退院したが、利人は不機嫌になっていた。

こはるが退院して自宅にもどったが、利人は樹にそそのかれたのかといい、病院に連れ戻そうとする。樹はこはるの意志を尊重するようにいう。真琴はこはるの意志を尊重したいと利人に反発した。

公園でペットボトルを飲み干すまでの間、真琴は樹にいろいろ話を聞いてもらう。こはるが倒れた時に「俊さん」と言ったことを告げる。

■第5話あらすじ

樹(草彅剛)は磯部(中村雅俊)に呼び出され、息子の文哉が亡くなった当時の話を聞く。磯部によると、部屋には自殺を裏づけるような遺品は何一つなく、何者かによって持ち去られた形跡があったという。御厨ホールディングスに不信感をもつ磯部からある相談を受ける。

一方、こはる(風吹ジュン)の生前整理は予定どおり進み、そこには真琴(中村ゆり)の姿も。真琴はふと、かつて愛した自分の父に、もう一度会わなくていいのかと尋ねる。しかし、母と娘はまたしても口論になってしまう。しばらくすると、天袋を整理していた樹が美しい文箱を見つける。そこには真琴の父親にまつわる思い出の品が入っていた。それをきっかけに、樹と真琴は、二人で両親の足跡をたどる旅に出る。

同じ頃、ゆずは(八木莉可子)のもとには再び母・真理奈(雛形あきこ)が金の無心に来ていた。渡せる金がないと断るゆずはに、真理奈は驚きの提案を持ちかける。その会話を物陰で聞いていた海斗(塩野瑛久)が…!?

カンテレ・フジテレビ 2025年10月13日スタート。毎週月曜日22時放送「終幕のロンド —もう二度と、会えないあなたに—」。出演:草彅剛、中村ゆり、八木莉可子、塩野瑛久、長井短、小澤竜心、石山順征、永瀬矢紘、要潤、国仲涼子、古川雄大、月城かなと、大島蓉子、小柳ルミ子、村上弘明、中村雅俊、風吹ジュン ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@shumaku_rondo」。

カンテレ・フジテレビ「終幕のロンド —もう二度と、会えないあなたに—」番組公式サイト

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