「相棒24」天才詐欺士・かたせ梨乃を巡って、水谷豊は殴打事件に巻き込まれた【第4話ネタバレと第5話予告】

10時29分ドラマ
©テレビ朝日

女心がわからないので有名な右京(水谷豊)に恋する女性が現れた。しかし、彼女・熊井エリザベス(かたせ梨乃)は腕の良い詐欺士だった。ラストでかたせ梨乃が感情をあらわにするシーンも話題に。「相棒24」(毎週水曜、21時、テレビ朝日)2025年11月12日、第5話を放送する。予告動画が番組公式サイトで公開されている。



「相棒24」とは
「相棒24」とは、捜査権がないはずの特命係の杉下右京(水谷豊)と相棒が巨悪事件から、どうしても気になるささいなことまで調べ上げる1話完結型の刑事ドラマだ。すでに20年以上の間、シリーズは続き、変わらぬ人気を誇っている。24シーズン目となる「相棒24」の第4話は11月5日に放送された。

女心がわからないけど…右京(水谷豊)はもてる?

特命係の右京(水谷豊)と捜査一課の伊丹(川原和久)は、ともに“女心”がわからないので有名で、一部では“女ごころわからないブラザーズ”としても有名だ。伊丹はこれまでに度々、“いいと思った”女性が犯罪にからんでいたりしていた。右京は“いいと思われた”(ような?)女性が犯人だったことも多い。第4話では、テーラーの客を通じて、富裕層に入り込み、降霊術をあやつることで神秘的な気持ちにさせ、多額の金を奪っていた女性・熊井エリザベス(かたせ梨乃)が右京に興味を持つ。嘘と本当を織り交ぜて、なかなかみつからないようにうまくやっていたが、絡んだ相手が悪かった。右京にはその手は通じなかった。しかし、エリザベスが上手なのは、詐欺で捕まることを承知の上で、さらに自らに財産が入るように二重の詐欺を働いていたことだ。もちろん、右京の目には敵わなかった。

水谷豊と初共演のかたせ梨乃

第4話で、会う人すべてを魅了する“魅惑の女”を演じたかたせ梨乃は右京役の水谷豊とは初共演となった。「日本中の皆さんが毎回楽しみにしていらっしゃる“相棒”、その作品のオファーをいただいて、毎日台本を開いてはクランクインの日が待ち遠しくて仕方がなかったです」とオファーを受けた時の様子を語り、「エリザベスは相手の瞳に自分を映して生きているような女性です。沈黙と饒舌(じょうぜつ)、揺れる心を表現できたら良いな、と思いながら演じていました」と演じるエリザベスを丁寧に演じたことをコメントしている。

12日に放送される第5話のサブタイトルは“昭和100年”

2025年は昭和に換算すると100年となる。そこで相棒でも昭和100年を記念した内容を放送する。昭和になって初めて起きて未解決の殺人事件にからむ事件が起きた。残された遺留品の手紙に昭和初の殺人事件のことがかかれている。細かいところが気になる右京がこの手紙の謎を見逃すわけはない。100年前の事件がどうして今につながっているのか?

■第4話ネタバレあらすじ

右京(水谷豊)は紅茶店手知り合った熊井エリザベス(かたせ梨乃)という女性とディナーを楽しんでいた。が、彼女をタクシーで送り出した直後、初老の男・米村(吉満寛人)が殴り掛かってきた。右京がエリザベスを悲しませていると思い込んでいた。

その場は、たまたま居合わせた薫(寺脇康文)たちの働きもあって収まったものの、男の怒りはただ事ではない。米村は大手通信会社で会長を務めている。金と権力を持つ米村が、一方的に恨みを募らせている状況を鑑み、このままでは大きな事件を起こしかねないと判断した右京は、薫と共に米村やエリザベスについて調べることにした。

米村が会長を務める会社に向かうとけんもほろろに追い返された。しかし、そこに米村の弟と妹・洋子が現れ、米村とエリザベスのことを教えてくれた。米村たちの両親は互いに浮気を重ね、大勢の婚外子がいた。米村はその義兄弟たちをずっと育ててくれたのだ。そして、気がつくと中年を過ぎた年齢になっていた。心配した洋子は、自分が大好きなエリザベスを紹介したという。まさか、兄が夢中になると思わなかったが、エリザベスと会った人はみな彼女に夢中になるように、米村も夢中になったという。

洋子はエリザベスと知り合って、エリザベスが開催するお茶会にでて、降霊術をみせてもらったり、慈善事業に共感し、海外での金の採掘にも投資していた。友人も何人か紹介していた。

エリザベスは米村が右京を襲ったとしって、「大嫌い」と言い放つ。米村は「もう死ぬ」とまで言い出した。米村をおいかけて薫(寺脇康文)に、最初にあったときから、エリザベスは「あなたを好きになりません』と言っていたという。

右京は薫を連れて、エリザベスが営むテーラーに、シャツをとりにゆく。エリザベスは「守ってくださる?」と右京にいい、右京も約束した。しかし、降霊術の話になると、信じていない右京に話す気はないという。そんなエリザベスに茶会に誘って欲しいと右京が頼むと、エリザベスは考えておくといった。

特命係にもどって右京と薫で、エリザベスが詐欺士だった場合について考える。そして、捜査一課の力もかりてイギリスの情報も手に入れると、エリザベスが詐欺を組んでいる二人がわかった。一人は海外で金の採掘をしているはずの人間だが、東京にいる。もう一人、イギリスの貴族階級の女性・エマは若い男にいれあげてイギリスの警察からマークされていた。

そんなとき、右京に茶会の誘いが来る。右京と米村、洋子が呼ばれた茶会にゆくと、エリザベスは“仲直りの茶会”と。右京はこれまで調べたことを全て話す。エリザベスが詐欺士だと指摘するとエリザベスは「私は詐欺士です」とあっさり認めた。それでも米村は「絶対に守る」という。

洋子の友達たちが被害届を出す中、洋子は提出しない。右京がわけを聞くと、“家族になるから”という。米村とエリザベスが結婚するというのだ。米村は病気で余命も長くない。

右京と薫は、エリザベスが最初から、詐欺士として捕まること、米村と結婚することで莫大な財産を相続することを見越していたと、取調室にいるエリザベスに指摘する。右京は紅茶についてエリザベスと話しをするのは面白かったといい、もしも、途中で罪を告白していれば別の関係があったかもと話す。エリザベスは「ふざけんな」といい、抱きしめてここから連れ出せと叫んだ。

■第5話あらすじ

名門大学・榮明大学の事務局長の遺体が発見された。かたわらには『昭和百年の同志へ』と書かれた手紙が。捜査に乗り出した右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)は、昭和元年に起きた殺人事件について調べ始める。手紙の署名は100年前の被害者の名と一致していたのだ。昭和になって初めておきた殺人事件で未解決だった。

問題の手紙には、『私に代わり真実を告発してほしい』との旨が書かれていた。右京と薫は、榮明大学の現理事長・若松元徳(髙橋洋)から事情を聞くが、手掛かりは得られない。そこで、被害者のデスク周辺で怪しげな動きをしていた若松令華(黒崎レイナ)という学生からも話を聞く。すると、令華は「祖父なら手紙について知っているかも」と、前理事長の若松寛(堀内正美)を特命係と引き合わせる。

テレビ朝日 2025年10月15日スタート。毎週水曜日21時放送「相棒24」。出演:水谷豊、寺脇康文、鈴木砂羽、森口瑤子、川原和久、山中崇史、篠原ゆき子、山西惇、神保悟志、小野了、片桐竜次、杉本哲太、仲間由紀恵、石坂浩二 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@AibouNow」。

テレビ朝日「相棒24」番組公式サイト

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