「ばけばけ」雨清水家の没落ぶりが話題に…北川景子の物乞い姿に髙石あかりが決意…第6週ネタバレと第7話予告
育ててくれた松野家だけでなく、生家の雨清水家も没落の危機。二つの家を助けるために、トキ(髙石あかり)はヘブン(トミー・バストウ)の女中になることを決意し、錦織(吉沢亮)に話した。NHK朝ドラ「ばけばけ」の第7週「オトキサン、ジョチュウ、OK?」(11月10日~11月14日)のあらすじとみどころを紹介。予告動画は番組公式サイトに公開されている。
朝ドラ「ばけばけ」とは
「ばけばけ」松江の没落士族の娘・小泉セツとラフカディオ・ハーン(小泉八雲)をモデルに、西洋化で急速に時代が移り変わっていく明治日本の中で埋もれていった人々を描く。「怪談」を愛し、外国人の夫と共に、何気ない日常の日々を歩んでいく夫婦の物語だ。その第6週が11月3日から放送された。
落ちぶれてしまった雨清水家に衝撃
江戸時代は位の高い武家として知られていた雨清水家だが、明治になり不況のあおりをうけて没落してゆく。以前の格が高かっただけにその没落ぶりは激しく、財産となるものを売り尽くし、タエ(北川景子)は物乞いになっているのだ。その姿はドラマの最初のころの美しい着物を着込んで、凜とした姿をみせていた頃を覚えている視聴者にも衝撃を与えた。ただ、凜とした姿は健在で、金を恵んでもらっても頭をさげずに、前を見つめたままだった。そして、三男の三之丞(板垣李光人)は雨清水家の“格”が忘れられず、就職活動をしても「社長にさせてください」といって、誰からも相手にされない。物乞いでタエが稼いだ金でしのぐ日々だ。実は、タエが雨清水家の人間なら人に使われるなと三之丞に厳命していたのだった。
トキ(髙石あかり)は錦織(吉沢亮)の頼みでヘブン(トミー・バストウ)の女中に?
ヘブンが花田旅館を出て家を借りる。しかし、家事ができないヘブンのために、女中が必要になった。知事(佐野史郎)は昼間の家事だけでなく、夜も相手ができるような女性をさがせと錦織に命じる。花田旅館のうめは速攻で断り、自ら志願したなみ(さとうほなみ)は百姓の娘ということでダメだった。錦織に頼まれたトキだが、洋妾(ラシャメン)になることはできないと一度は断った。女中となったトキ(髙石あかり)は家族にそれを秘密にするが…
松野家のためだけでなく、雨清水家のためにもと、女中になり高額の金を得ようとするトキだが、とてもではないが、武士の心をもった祖父・勘右衛門(小日向文世)、父の司之介(岡部たかし)、母のフミ(池脇千鶴)には異国人の女中になったなどとは言えない。花田旅館で働いていると嘘をつくのだが、借金取りに多額の金を渡したことで疑いをもたれてゆく。11月10日から始まる第7週は、トキがヘブンと二人の時間を持ち始める。【第6週(2025/11/3-11/10)ネタバレあらすじ】
トキ(髙石あかり)や花田旅館の人々に見送られ、ヘブン(トミー・バストウ)は錦織(吉沢亮)と松江中学校へ初登校する。教室に入るまで、ヘブンは落ち着かない様子をみせていたが、一旦、生徒たちの前にでると、準備してきたとおりに見事に授業を進めてゆく。生徒達もヘブンの教育にくらいついてゆく。一方、トキは小学校で授業を教えることになったサワ(円井わん)を野に咲く花で祝う。そこへ、借金取り・森山の息子、森山銭太郎(前原瑞樹)が松野家に乗り込む。父親が死ぬ前にもっと厳しく取り立てをすれば良かったと言っていたといい、机の中にある家賃などまでとっていこうとする。家の外には松野家をのぞき見る怪しい人もいた。
トキはフミ(池脇千鶴)と花田旅館にしじみを売りに来たところ、ヘブンと平太(生瀬勝久)がケンカ中だと知る。女中の目の具合が悪いのに、医者につれていかない平太に怒り心頭なのだ。登校したヘブンから旅館を出ていきたいと家探しを依頼された錦織は、さらに知事(佐野史郎)からヘブンの世話をする女中も見つけるよう難題を突き付けられる。
ヘブンの女中を探しているとうわさを聞きつけ、なみ(さとうほなみ)が候補として名乗り出る。家事も夜の相手もなみなら申し分ない。しかし、ヘブンは女中には武士の娘がいいという要望があった。なみは百姓の娘だった。錦織は武士の家出身のトキに白羽の矢を立てた。高額報酬の女中、つまり洋妾(ラシャメン)になるのではと疑ったトキは、その誘いを断るのだった。月20円という普通の女中の20倍程度の金額、教師となったサワの給料の5倍にあたる金額を提示されたが、断ったのだ。
その数日後、トキは街中で物乞いとなったタエ(北川景子)を見かけてしまった。トキはあまりの驚きに声をかけることができず逃げ帰る。
その夜、ヘブンの女中が決まらず焦る錦織が、再びトキを訪ねるのだった。トキは家族のために断っているのだと話す。
そんなある日、司之介(岡部たかし)が働く牛乳屋に、三之丞(板垣李光人)が仕事を求めて訪ねてくる。三之丞は雨清水家の人間なので、社長としてやとってくれといい、どの店でもけんもほろろに追い返させる。その様子を司之介から聞いて、タエと三之丞を心配する松野家だが、トキはタエのことを告げずにいた。タエと三之丞は廃屋で暮していた。タエが恵んでもらった金で芋を買いに行った三之丞はシジミを売っているトキと会った。トキは、三之丞にはタエのことを見たと話してしまう。
ヘブンは錦織と一緒に借家へ引っ越しをしていた。新居に満足気なヘブンだったが、いまだ女中が決まらないことに、いらだちをおぼえる。
一方、三之丞と再会したトキは、松江を離れたはずのタエと三之丞が再び戻ってきた経緯を聞くことになる。土地、家、家財道具を売って借金を返した後、親戚の家を転々としたが、行く当てがなくなり松江に戻ってきた。タエは三之丞に雨清水家の人間として、人に使われるような仕事はするなと厳命し、働く位ならと物乞いをしているという。トキはその帰り道に再び、物乞いをするタエの姿を目にするのだった。
タエの姿を見て耐えられなくなったトキは錦織に「ヘブン先生の女中になる」と宣言した。
【第7週(2025/10/27-10/31)あらすじ】
■第31話(月)
ヘブン(トミー・バストウ)の女中になる決意をした、トキ(髙石あかり)。錦織(吉沢亮)の立ち会いの元、トキはヘブンに女中になる挨拶をするのだが、まさかのヘブンに断られてしまう。困惑するトキと錦織に、ヘブンは「アナタ、ブシムスメ、チガウ!」と怒りをあらわにする。なんとか誤解をとき女中となることが認められたトキだったが、家族には言えるわけもなく、花田旅館で働くことになったと告げる。■第32話(火)
ヘブン(トミー・バストウ)の女中として初日を迎えたトキ(髙石あかり)。自分がラシャメンかもしれず、家族にも言えないままヘブンの家に向かうトキを平太(生瀬勝久)、ツル(池谷のぶえ)、ウメ(野内まる)の花田旅館の面々が出迎える。トキの覚悟を応援したいと、ウメもトキと一緒に働き、トキとヘブンが2人きりにならないようにすると勇気づける。みんなの気遣いに感謝しながら、恐怖と緊張の中、トキの女中生活が始まる。■第33話(水)
ウメ(野内まる)が用事で離れ、早速ヘブン(トミー・バストウ)と2人きりになるトキ(髙石あかり)。ヘブンに手を引かれ、ラシャメンとしての役割が来たと固まってしまう。その夜、帰宅したトキの前に銭太郎(前原瑞樹)が借金回収に現れる。急な来訪に困惑する家族を前に、トキは大金を支払い銭太郎を追い返す。その金額の多さに違和感を感じた家族は、トキが本当に花田旅館で働いているのか疑い始める。■第34話(木)
物乞いとなったタエ(北川景子)の前に記者の梶谷(岩崎う大)が取材をしたいと現れる。三之丞(板垣李光人)はタエを守るための口止め料として、トキ(髙石あかり)に渡された生活費を渡してしまう。一方、松野家ではトキへの疑いが未だ晴れず、司之介(岡部たかし)、フミ(池脇千鶴)、勘右衛門(小日向文世)が跡をつけることに。花田旅館に入って行ったはずのトキが、なぜか裏口から出ていく様子を3人は目撃する。■第35話(金)
家族にヘブン(トミー・バストウ)の女中であることが知られてしまったトキ(髙石あかり)。さらに司之介(岡部たかし)、フミ(池脇千鶴)、勘右衛門(小日向文世)に、物乞いとなったタエ(北川景子)の存在も知られてしまった。トキがタエのことを黙っていたことについて家族が問おうとした矢先、三之丞(板垣李光人)が松野家を訪れる。トキが家族に隠していた秘密がすべて明るみになる。■スタッフ他
作:ふじきみつ彦
音楽:牛尾憲輔
主題歌: ハンバート ハンバート「笑ったり転んだり」
出演:髙石あかり,トミー・バストウ,吉沢亮,北川景子,池脇千鶴,堤真一,板垣李光人,岡部たかし,小日向文世,野内まる,渡辺江里子,木村美穂,鈴木康平,岩崎う大 他
<総合>(月~土)午前8時~8時15分/午後0時45分~1時[再]
<BSプレミアム>(月~土)午前7時30分~7時45分/午後11時00分~11時30分[再]
(土)午前9時45分~11時[1週間分]
◇NHK朝ドラ「ばけばけ」番組公式サイト
◇ NHK朝ドラ「ばけばけ」番組公式Twitter @asadora_bk_nhk
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