「この川には月が流れる」世子カン・テオの前に記憶喪失のキム・セジョンの正体【第1話第2話】
キム・セジョンとカン・テオが主演を務めるMBCの金土ドラマ「この川には月が流れる」(이강에는 달이 흐른다)が11月7日に放送を開始した。
第1話と第2話では、政治にも王位継承にも興味がなく、母と愛する嬪宮を死に追いやられた悲しみを抱く世子ガン(カン・テオ)と、記憶を失い商人としてたくましく快活に生きるダル(キム・セジョン)の「再会」が描かれ、数奇な運命の物語が動き出した。気になるあらすじと見どころをチェックしてみよう(ネタバレあり)
「この川には月が流れる」(脚は、笑顔を失った世子イ・ガン(カン・テオ)と、記憶をなくした行商人パク・ダリ(キム・セジョン)の“魂のチェンジ”を描くファンタジー・ロマンス時代劇。
■キャスト⇒【キャスト・登場人物を画像・人物相関図付きで徹底紹介】
イ・ガン役:カン・テオ
パク・ダル役:キム・セジョン
イ・ウン役:イ・シニョン
キム・ウヒ役:ホン・スジュ
キム・ハンチョル役:チン・グ
ほか
■第1話「홍연上」あらすじ
人々の誕生と縁結びを司る三神。イ・ガン(カン・テオ)は花の咲き乱れる川で運命の相手と出会うが、悲しい別れを経験する悪夢に繰り返しうなされていた。容姿端麗の世子であるガンは、大臣をいびっては泣かせていた。そして大臣たちが跡取りや婚姻について揉めていても全く興味を示さない。彼は愛する嬪宮と母親が父王の命令で死に追いやられ、水中で死んだことを悲しみ、父に失望し服毒して死のうとするが、それすらも許されず怒りに震えていた。
一方、市場で大荷物を担いで元気よく挨拶をして周るダル(キム・セジョン)。愛嬌たっぷりの彼女はお屋敷で水をもらったついでに言葉巧みに塩を売りつけたかと思えば、無礼な少年には抜群の反射神経と迫力で叱りつける。そんな彼女も数年前に水での事故を経験して記憶を失い、ダルが奴隷出身で追われる身だ…と心配する叔母ホンナン(パク・アイン)からは絶対に漢陽(※現在のソウル)に行ってはいけないと警告を受けていた。
しかし、荷物を届け、不穏なメッセージに気づいたダルは寡婦として死を迫られる娘を助けようと漢陽に足を踏み入れてしまう。漢陽では、妃候補を集めるために禁婚令が発令されるが、当のガンは全く興味を示さず、お忍びで都に出て遊び呆けていた。そんな矢先、ダルを見かけたガンは死んだ嬪宮と瓜二つの彼女から目が離せなくなるが、捕まることを気にしていたダルは大騒ぎの末に逃げ出し、逃げた先でもウン(イ・シニョン)との間でトラブルを起こし、彼が没落した元王位後継者だと知らず大喧嘩を繰り広げ、壊した時計を巡って足止めを食らってしまう。
時計はウンが腹違いの兄ガンから勝手に持ち出したものだった。時計が壊れたと知って兄弟喧嘩を始める二人。プライドを捨てたダルが妓生になりすまし、屋根に登って逃走を図る。そんな騒動を知らない養父(イム・ギヨン)はホンナンにダルが何者なのかを問う。追い詰められて屋根から飛び降りたダルを受け止め、見つめ合う二人…。
■見どころ
序章となる第1話では、王宮での派閥争いや王位継承に全く関心がなく、父王に母親と愛する嬪宮の命を奪われた悲しみを背負うガンと、事故で記憶を失い商人の養父母の下で明るく快活に暮らすダルのそれぞれの暮らしが描かれた。シリアスな状況に置かれながらも、遊び人として周りを悩ませる世子や、トラブルに巻き込まれ叫び、プライドを捨てて逃げ回るダル、そしてガンの腹違いの弟ウンとのドタバタなケミがコミカルに描かれたほか、記憶を失ったダルが実は死んだと思われていた嬪宮なのでは?という今後の物語の核心が描かれ第2話へと続く。
初回の韓国での視聴率は全国3.8%だった。(ニールセンコリア調べ)
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■第2話「홍연下」あらすじ
遊び呆けるふりをしながら、母を死に追いやった宮中の陰謀を探り、復讐を企てていたガンは、宮中で相次いだ不審死で使われた毒の正体を掴もうとし、遂に手がかりに近づき、復讐のために王宮の外での協力者を求め、廃妃のために王位継承件を失い、王宮から追い出された腹違いの弟ウンを味方につけていた。そんな矢先に空から降ってきた嬪宮と瓜二つのダルに驚き、恋しさのあまりに抱きついてしまうが、別の人物として生きる彼女を見て主張し動揺。
若い娘が寡婦として死ぬのを防ごうとしたダルだが、追手に囲まれ窮地に立たされる。二人を救ったのは自称「喧嘩の天才」ウンだった。それでも最後はガンのせいで娘は連れて行かれてしまう。ダルが逃げた奴隷で、金目当てで漢陽に来たと言い正体を探ろうとするが、彼女の言葉に嬪宮の面影を感じたガンは連れて行かれた娘を助けると約束。彼のしたことに反発するダルだが再び足止めを食らってしまう。
ガンとウンが若い娘を救うために屋敷で乱闘を繰り広げる中、ダルは村で理不尽な風習に反対するよう村人たちを煽動。村を巻き込んだ騒動はガンとウンの活躍で無事に落着。ガンを見直したダルは、気づくと悲しそうな表情で見つめる彼の頬に手を触れていた。元気づけようとガンを食事に誘ったダルだが、それを養父母に見られて慌てて帰って行く。
1年前、ウンと恋仲だったウヒ(ホン・スジュ)は、宰相である父のせいで関係が崩れ、練習していた小型銃を手にある強い決意を固めていた。
ガンとの食事の約束を果たすために出かけていくダルを捕まえたウンは、ダルが通りがかりの男とトラブルになるのを目撃する。ガンが世子だと気づかないダルだが、心配して偵察にきた養父母はガンの正体に気づいていた。なかなか現れないダルに痺れを切らすガンだが、その頃、ダルは寡婦を助けた腹いせで泥棒に仕立て上げられ、足を切断する刑に処されそうになるが、間一髪ガンに救われ、手を差し伸べられる…。
■見どころ
第1話で提示されたダルの失われた記憶や過去への伏線が第2話で早くも回収され、ダルが三神という不思議な神の加護で生かされた嬪宮であることが明かされるも、それを知らないガンとの再会がドラマチックに描かれた。悲しい運命から逃れるために記憶を消された嬪宮本人と、彼女が嬪宮なのか他人の空似なのか確信が持てないガンの出会いは円満とは言えないものの、反発し合う中で少しずつ距離が縮まり、ピンチの度に彼女を助けるガンのロマンチックな場面にロマンスの萌芽が現れ始めた。
第3話の予告では、ガンがダルに都を離れるよう説得する場面や、愛し合いながらも違う道を進んだウンとウヒの緊迫したやりとり、胸を負傷して崖から川に転落するガンの姿が描かれ、次週放送への興味を高め、今回の韓国での視聴率は全国3.7%だった。(ニールセンコリア調べ)(【11月 8日視聴率TOP10】
キム・セジョンの初時代劇挑戦で話題を呼ぶMBCドラマ「『この川には月が流れる』は、11月7日(金)21時50分より放送をスタート。第3話は11月14日(金)放送予定。日本での配信・放送予定は未定だ。
◇YouTube|이강에는 달이 흐른다 3회 예고(第3話予告)
◇MBC「이강에는 달이 흐른다」HP
●【11月韓国でスタートの新ドラマ】