NHKドラマ「終活シェアハウス」“過去を手放す勇気”と“いまを選び取る強さ”【第4話予告・第3話ネタバレ】

10時50分ドラマ
画像:NHK「終活シェアハウス」

今夜11月9日に放送のNHKドラマ「終活シェアハウス」第4話では、瑞恵がマッチングアプリでトラブルに遭う一方、厚子が恋の予感を感じながら山登りに挑戦、歌子の若い頃の恋愛話も明かされ、世代を超えた心温まる交流が描かれる。第4話のあらすじと共に前回第3話のネタバレを紹介する。



「終活シェアハウス」は、大学生・ 速水翔太(城桧吏)と林美果(畑芽育)が、4人のシニア世代の熟女たちが自由に暮らすシェアハウス“カメ・ハウス”の住人(竹下景子、室井滋、戸田恵子、市毛良枝)と世代を超えて“人生のしまい方”と“これからの生き方”を一緒に考える、温かくて少し切ないヒューマンドラマ。

前回は、大学生の速水翔太(城桧吏)は就職活動に迷いながら、シニア女性たちが暮らすシェアハウス「カメハウス」で雑用係として働いている。恋人の林美果(畑芽育)もまた将来に悩みつつ、翔太を通して住人たちと交流を深めていった。

料理研究家の奥村歌子(竹下景子)の旧友で、かつて南米で編集者として活躍していた沼袋豪(石坂浩二)がシェアハウスを訪れる。彼の語る「終活は、終わりのためではなく“いま”をどう生きるかを考える時間だ」という言葉が、翔太の心に深く響く。

一方、定年後に再就職を目指す元教師・今井厚子(室井滋)は、かつての教え子たちに忘れられた現実に直面し、自らの存在価値を見失いかける。しかし翔太や美果との交流を通じて、「自分はまだ誰かの力になれる」と気づき、再び前を向く勇気を取り戻す。

また、池上瑞恵(戸田恵子)は、ダンス教室で出会った男性から好意を寄せられて有頂天に。しかしそれは自分に向けてではなかった。それでも年齢を理由に恋をあきらめず、「もう一度心を動かしてみたい」と願うその姿は、終活を“閉じる”のではなく“ひらく”ための時間として描き出された。

大人たちの姿から学び、流されるままに生きてきた翔太が、自分の意志で動こうとし始め、彼の変化をそっと見つめる美果との間に、これまでとは違う静かな絆が芽生えていくと言う展開だった。


今夜放送の第4話では、瑞恵(戸田恵子)はマッチングアプリで新たな出会いを求めるが、詐欺の危機に直面。厚子(室井滋)は沼袋(石坂浩二)の影響で山登りに挑む決意を固めるが、これまで感じたことのなかった胸の高まりを感じ戸惑う。一方、歌子(竹下景子)の若き日の壮絶な恋愛と別れが明かされ、そのエピソードに翔太(城桧吏)と美果(畑芽育)は圧倒される。

次回は、“過去を手放す勇気”と“いまを選び取る強さ”がテーマとなる。

放送は、NHK総合にて11月9日(土)22時。人生の“今”をもう一度見つめ直す時間になる。

■作品概要
放送:BSP4K・BS 2025年10月19日から 毎週日曜 22:00~22:45<全10話>
原作:御木本あかり
脚本:水橋文美江、鈴木裕那
演出:塚本連平、宮下直之、下向英輝
主題歌:DREAMS COME TRUE 『サンキュ.』
出演:城桧吏、畑芽育、竹下景子、室井滋、戸田恵子、市毛良枝、石坂浩二、猫背椿、日野陽仁、でんでん 他

NHKプレミアムドラマ「終活シェアハウス」HP

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