「この川には月が流れる」カン・テオが世子だと知り大喧嘩のキム・セジョン、体が入れ替わり大絶叫【第3話第4話】

13時00分ドラマ
画像:MBC「이강에는 달이 흐른다」HPより

キム・セジョンとカン・テオが主演を務めるMBCの金土ドラマ「この川には月が流れる」(이강에는 달이 흐른다)第3話と第4話が11月14日と15日に放送された。

第3話と第4話では、世子ガン(カン・テオ)の政略結婚を巡って宮中での陰謀が明らかになり、ダル(キム・セジョン)と反発しては惹かれ合う恋の押し引きが描かれ、終盤では遂にお互いの体が入れ替わってしまうという物語の核心になる重要なターニングポイントを迎えた。気になるあらすじと見どころをチェックしてみよう(ネタバレあり)



「この川には月が流れる」(脚は、笑顔を失った世子イ・ガン(カン・テオ)と、記憶をなくした行商人パク・ダリ(キム・セジョン)の“魂のチェンジ”を描くファンタジー・ロマンス時代劇。

■キャスト⇒【キャスト・登場人物を画像・人物相関図付きで徹底紹介】
イ・ガン役:カン・テオ
パク・ダル役:キム・セジョン
イ・ウン役:イ・シニョン
キム・ウヒ役:ホン・スジュ
キム・ハンチョル役:チン・グ
 ほか

■第3話「흥부, 놀부 그리고 제비」あらすじ

名家の悪い風習を阻止して逆恨みされたダル(キム・セジョン)は盗人として連行されてしまう。それを見て動揺する養父母。ダルと待ち合わせをしていた男が世子イ・ガン(カン・テオ)だと気づいていた養母(パク・ボギョン)は、意を決して娘を助けてほしいと懇願に向かい、顛末を知ったガンらの登場でダルは窮地を逃れ、ウン(イ・シニョン)の助力で盗人の疑惑も晴らすことができた。すぐにでも漢陽(※現在のソウル)を出ろと心配するガンに対して、死んだ妻と瓜二つだからといって人の人生を勝手に決めるなと怒るダルは喧嘩を始め、ダルは少しだけガンの態度に期待をしてしまった自分が恥ずかしいと心中を明かした。

従兄のガンとは対称的に、ウンに壊した時計を巡って契約書を書かせ漢陽に留まれと悪戯な微笑みを浮かべる。家に戻ったダルは養父母からガンに助けを求めた経緯を知らされ反省するが、世子であることはガンの口止めで知らされなかった。

恋い慕うウヒ(ホン・スジュ)を訪ねたウン。しかし宰相キム・ハンチョル(チン・グ)の娘である彼女がガンとの婚約を結ぶと知り失望してしまう。ウヒも一緒に逃げようという彼の提案を受け入れることはできず、二人は悲しい別れを選び、ウンは濡れ衣で死に追いやられた母や、王宮を追い出された自分を支えてくれたウヒに思いを巡ら涙した。娘の決意を聞いたハンチョルは娘の政略結婚を進めるべく、ガンを牽制する。

突然、頼み事を聞く条件で契約書を破棄すると言い出したウンを訝しむダル。ウヒが暮らす仏教寺院へ行くよう命じられたガンは、ウンに頼まれて同じく寺に向かうダルと再び鉢合わせ。ダルは喧嘩のことを謝ろうとするが、婚約者がいると知りショックを受けてしまう。ガンにとってウヒは母と妻が死ぬきっかけを作った遠因。恋愛感情0で冷たく牽制し合う。ダルはウンからの手紙を渡し、夜の山を下るが、意味深なやり取りをするガンとウヒを見てヤキモチを焼いてしまう。同じ頃、寺にいた従者たちは食事に毒を盛られ、刺客が押し寄せる。

応戦を続け、狼煙で危険を知らせることに成功したガンだが、敵に包囲され側近のシンウォン(クォン・ジュソク)が瀕死の重傷を負う。刺客の襲撃はウヒの自作自演だった。ガンは彼女が撃った銃弾を胸に受け、崖から川へ転落し生死不明に。王宮にも知らせが届き、父王(キム・ナムヒ)は人知れず深い悲しみに暮れる。川で一夜を明かしたダルは翌朝、瀕死の重傷を負って倒れているガンを見つけ、軍を上げたただならぬ捜索から彼を隠して傷を手当てした。

ハンチョルはウンの復位を防ぐために殺そうと企むが、それを聞いたウヒは、復位したウンと共に王座に座るためにガンを殺したと本性を明かした。目を覚ましたガンはダルと死んだ嬪宮の区別がつかず、抱き寄せられたダルは戸惑う。傷も癒えないまま漢陽へ戻ろうとするガンを引き止めたダルは、休まず馬を走らせようとするガンに呆れるが、見捨てることができず、馬を追うと、ガンがいい人だと認め、行動を共にすると宣言。ガンは再びダルに抱きつくように倒れてしまう…。

■見どころ

今回のサブタイトルは「フンブとノルブ、そしてツバメ」という意味で、傷ついたツバメを助けて幸せになった心優しい弟フンブと、欲張りで幸せになるためにツバメを傷つけて罰を受けた兄ノルブの物語(日本の舌切り雀と同じ教訓を伝える韓国のおとぎ話)に由来する。

第3話ではピンチを救われるも高圧的な態度に腹を立てたダルが、ガンはフンブ(いい人)なのかノルブ(悪い人)なのかという自問自答を続ける中、度々鉢合わせするガンを度々意識してしまうロマンス描写が時にコミカルに、時にシリアスに描かれ、中でも終盤の海岸での抱擁シーンは美しい名場面だ。

また、第2話で登場したウヒが本格的に物語に登場し、彼女の計画や、裏で渦巻く王宮の権力争いが浮き彫りとなった。彼女はガンにとっては政治を裏で牛耳り、最愛の母と嬪宮を死に追いやった敵の娘。一方のウヒにとっては慕い合うウンの王位継承件を取り戻し、嬪宮の座に就くためにガンを消そうとし、この敵対関係がこの先の物語にどう影響していくのかに注目したい。今回の韓国での視聴率は全国5.6%と放送開始後最高の数値を記録した。(ニールセンコリア調べ)

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■第4話「제비는 은혜만 갚지 않는다」あらすじ

この川画像:MBC「이강에는 달이 흐른다」HPよりダルの人脈を使って王宮の信用できる人物にガンの生存が伝えられるが、その手紙がウヒの手に渡ってしまう。ウヒは官僚の弱みを握り、ウンを王位に就けようと根回しを始め、話は大妃にまで伝わるが、ウヒの計画とは反対に、ウンは世子が生きていることを黙っていた罪で囚われてしまう。考えが浅はかだったと悟ったウヒは父に解放を懇願するが聞き入れられるはずもなく、幽閉されてしまう。

ガンが悪い人ではないと認め、行動を共にすると決意したダルだが、再び意識を失ったガンの手当てに明け暮れる。目を覚ましたガンは彼女が手を火傷してまで、銃創を塞いでくれたことに気づいて感謝するが、彼女の寝相の悪さのせいで痛い目を見てしまう。山賊に囲まれ、一人馬から降ろされたダルは見捨てられたと怒るが、次の瞬間ガンはダルを再び掴み上げると全速力で山賊の包囲を突破。森で再び狙われた二人は落馬して再びピンチに陥るも、シンウォンの登場で命を救われる。

ウンが罪を問われていることを知ったガンは、その背後に大妃の計略があることを悟り、救出を急ぐが、陸路では時間がかかり過ぎてしまう。道を切り開いたのはダルだった。昔、命を救ったことがあるよしみで税穀船に乗せてもらった一行は漢陽へのショートカットに成功し、互いの心を明かして夜空の月を見つめる。シンウォンはダルに対する以前とまるで違うガンの態度に呆れ、捕らえた山賊もまた、ダルにメロメロなガンの仕草に笑ってしまう始末。

罪人として市中を引き回されるウン。ウヒは幽閉から抜け出し、その後ろ姿を力なく見つめる。漢陽に到着したガンはダルを家に帰し、ウンの救出を急ぐ。ウンは島流しに処され、大妃の計略で王も毒殺の危機を迎えるが、ガンは巧みにどちらも阻止。濡れ衣が晴れたウンは、ウヒがガンを狙撃したことにショックを受けるが、ダルが漢陽にいるのは危険だと示唆し、ガンから贈られた大量のプレゼントと共に隠れ家を提供した。贈り物に負担感を抱くダルに鮮やかな着物を着てみろと背中を押すが、ウヒの登場で殺伐とした空気に。自分の復位のためにガンに危害を加えたウヒを許せないウンは、タイミング悪く着替えて出てきたダルを新しい恋人だと偽って出て行った。

明らかにダルを意識しながらも、嬪宮と瓜二つのダルの存在が大妃に知られたら危険が及ぶと危惧するガンだが、美しい着物で現れたダルに見とれ、二人はようやく約束のクッパプを食べ、デートを続けるがガンが目を離した隙にダルは吏曹判書(キム・ジュンギ)に目をつけられ、辱めを受けそうになり反論するが、逆上した判書に斬りつけられそうになってしまう。駆けつけたガンが間に入るが騒動でダルはガンが世子だと知り驚く。そればかりか着物を贈った理由は死んだ嬪宮に似せて人形遊びをしたかったのかと口論を繰り広げ、関係は再び最悪の状態に。世子からの贈り物を投げ捨てたダルにわざと刀を突きつけてガンを挑発するウヒ。ガンは刀を手で受け止めてダルを救った。

喧嘩別れしながらもウンと仲良さそうに話すダルが気になるガンは彼女を連れ出して和解を試みるが、素直になれないせいで溝は深まっていく一方。ダルが嬪宮と同じ言葉を口にしたことに驚き、手を掴むと背後では花火が始まり、美しく輝く池のほとりで二人の運命の傷が疼き出す。共に池に落ちてしまい、水中で意識を失ったガンのために口づけで酸素を分けて意識を失うダル。二人はどうにか意識を取り戻したものの、驚くべきことに二人の体が入れ替わってしまっていた…。

■見どころ

今回のサブタイトルは「ツバメは恩に報いるだけではない」という意味で、ツバメが善人には恩返しし、悪人には罰を与えるという第3話と同じおとぎ話を基にしている。第4話では遂に物語の核心要素である主人公二人の魂と体の入れ替わりが描かれた。王位を巡って命を狙われたガンがダルと共に苦難の末に漢陽に帰還を果たし、宰相ハンチョルや大妃の策略を防ぐ活躍が描かれる中で、何度も主人公ふたりのロマンティックな場面が登場しては、再び反発し合う様子に視聴者はやきもきさせられる。特に終盤では遂にガンが世子であるという秘密をダルが知ってしまい、せっかく近づきかけていた二人の関係性は最悪の状態に。と、ここで不思議な力が二人を結びつけ、池に落ちた二人は体が入れ替わってしまい、目を覚ました二人が自分の体を見て大絶叫するコミカルな展開で次週放送の第5話への期待感を高めた。

今回の韓国での視聴率は全国4.1%だった。(ニールセンコリア調べ)(【11月 8日視聴率TOP10】

キム・セジョンの初時代劇挑戦で話題を呼ぶMBCドラマ「『この川には月が流れる』は、11月7日(金)21時50分より放送をスタート。第5話は11月21日(金)放送予定。日本での配信・放送予定は未定だ。

YouTube|이강에는 달이 흐른다 5회 예고(第5話予告)
MBC「이강에는 달이 흐른다」HP

【11月韓国でスタートの新ドラマ】

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