「終幕のロンド」要潤演じるだめ夫は妻・中村ゆりに直接言えないことを草彅剛にチクチクあたる【第6話ネタバレと第7話予告】

11月18日07時00分ドラマ
©カンテレ・フジテレビ

真琴(中村ゆり)はやっと母・こはる(風吹ジュン)と父の思い出に触れ、母を理解することができた。しかし、真琴自身の結婚はうまくいかない。利人(要潤)は真琴に直接いえないことを樹(草彅剛)にあたってしまう。「終幕のロンド —もう二度と、会えないあなたに—」(毎週月曜、22時、カンテレ・フジテレビ)2025年11月24日、第7話を放送する。予告動画が番組公式サイトで公開されている。



「終幕のロンド —もう二度と、会えないあなたに—」とは
「終幕のロンド —もう二度と、会えないあなたに—」は、シングルファーザーで、遺品整理人が仲間とともにときに孤独死した方の特殊清掃や遺品整理から、依頼主と直接向き合う生前整理まで、さまざまな事情を抱えた家族に寄り添っていく、心温まるヒューマンドラマだ。その第6話が11月17日に放送された。

御厨真琴(中村ゆり)と夫・利人(要潤)の関係は最悪に

真琴の父のことを尋ねて、こはる(風吹ジュン)が持っていた文箱を頼りに伊豆まで行った樹(草彅剛)と真琴だが、真琴の発熱により、利人が知ることになる。これまで真琴に関心をみせなかった利人だが、二人の仲を怪しんで、急に二人に迫る。そんな“くず”な男性を要潤が演じている。

真琴(中村ゆり)の父が残したアトリエにはこはる(風吹ジュン)の絵だけがあった

樹(草彅剛)を探し当てた、真琴の父の家には、父とこはるの生きた証が残っていた。部屋には若き日のこはるの絵だけがあったのだ。自分の両親のことを理解した真琴はその絵を見て涙を流す。そして、真琴は自分の意志をしっかりと持つことの大切さを実感し、24日に放送される第7話では利人(要潤)と別れ、自立してゆく道を選ぶ。

主演の草彅剛の主演舞台「シッダールタ」が開幕

東京・世田谷パブリックシアターで、ヘルマン・ヘッセの小説「シッダールタ」をベースにした舞台が15日に開幕した。ドラマ、映画、舞台でも難しい役もこなしているが、今回の舞台では「人はどう生きるべきか」について強く考えさせられる役を演じている。12月27日まで世田谷パブリックシアターで上演されたのち、来年1月10日から18日まで兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホールでも上演される。

「ひどい男を演じるのは、とても勇気が必要です」要潤のインタビュー公開

真琴(中村ゆり)の夫で、御厨ホールディングスの重役でもある御厨利人を演じている要潤のインタビュー記事が番組公式サイトで公開された。毎話、"ひどい男“を演じていて、「クソ男っぷりが好き」「要潤はそうこなくちゃ」ともりあがっているが、要潤は「ひどい男を演じるのは、とても勇気が必要です。ストーリーを際立たせる悪役、敵役の存在感が薄いとドラマに厚みが出ませんから、心して演じるようにしています。視聴者のみなさんの声が多いほど成功なのかな、と感じています」と話す。撮影を乗り切るリラックス方法はなんと”料理“だという。夜帰宅したら黙々を料理をすることでどんなことも乗り越えられるという。インタビュー全文は番組公式サイトに掲載されている。

■第6話ネタバレあらすじ

こはる(風吹ジュン)の過去を調べるために行った真琴(中村ゆり)は高熱で苦しむ。真琴のスマホには夫・利人(要潤)から矢のような電話がかかる。意を決してその電話に出た樹(草彅剛)は、電話口の利人に状況を説明して謝罪した。利人は状況を理解したものの、樹に「具合がよくなったらすぐに妻を帰すように」といい、電話を切った。

翌朝、熱こそ下がったものの真琴の体調が心配な樹は、利人との約束もあり、一度東京に帰ろうと真琴を諭す。しかし、真琴はせっかく伊豆まで来たのだからと、こはる(風吹ジュン)の思い出の文箱を作った工房へと急ぐ。

文箱を作った先代の息子・竹澤(飯田基祐)は、こはると真琴の父・佐々木俊介(加治将樹)のことを覚えていた。竹澤によると、40年前のある日、突然工房にやって来た佐々木は先代に弟子入りし、二人は仲良く暮していたという。ところがある日、思いもよらない出来事が起き、愛し合っていた2人は離れ離れに。その話を聞いた樹と真琴は絶句する。それは、俊介には妻がいたことだ。その妻が自殺未遂をおこし、俊介は妻の元に戻ったという。そのことは真琴にショックなことだった。のちに、俊介は伊豆の家で制作を続けていたが、去年亡くなったという。樹と真琴は俊介の家を訪ねる。窓ごしに俊介の家のアトリエをみて、二人は驚愕した。

東京に戻ると、社長(中村雅俊)のもとに来ていた波多野祐輔(古川雄大)の話を社長とともに聞く。御厨ホールディングスでは、また、自殺者がでていた。波多野は集団訴訟をもちかけるが、訴訟を起こすためのデメリットを説明すると、社長は社員に迷惑をかけられないと訴訟にひるむ。

一方、また、自殺者がでた御厨ホールディングスは隠蔽に動く。ただ、利人はこの時代でそれは通じないと言うのだが、妹の彩芽(月城かなと)にさえも“きれい事”と言われてしまい、社長の剛太郎(村上弘明)からは社長を引き継ぐのはまだ先だと言われてしまう。

社長の息子の件を聞いた碧(小澤竜心)は、社長が訴訟に踏み切らないのは金のこともあるのだと勝手に思ってしまい、昔の仲間から誘われたやばい案件に参加しようとしてしまう。

こはるは、勝手に俊介のことを調べた真琴に文句をいうが、俊介が死んだことを聞き、伊豆に向かうことにした。部屋にはいると、そこにはこはるの絵ばかりがあった。俊介の気持ちをしった真琴は涙を流してしまう。

樹と俊介が話していると、社長の電話がなった。警察からだった。碧が動いている車から飛び降りて怪我をしたという内容だった。

■第7話あらすじ

警察から連絡を受けて駆けつけた磯部(中村雅俊)と樹(草彅剛)は、碧(小澤竜心)が磯部の裁判費用を工面しようとして闇バイトに巻き込まれたことを知る。碧は保護司の磯部や会社に迷惑はかけられないと退職を申し出るが、それを聞いた磯部は声を荒らげて怒り、樹はある思いを口にする。

一方、御厨家では、真琴(中村ゆり)が利人(要潤)と向き合おうとしていた。しかし、従順だった妻の心を動かしたのが樹だと気づいた利人は、まともに応じようとしない。真琴は離婚を決意していたのだった。

そんななか、こはる(風吹ジュン)が誕生日を迎え、樹、真琴、そして陸(永瀬矢紘)は、こはるの誕生日会を開催する。余命3カ月を宣告されているこはるにとっては、“人生最後のお誕生日会”…。

数日後、『Heaven’s messenger』に一件の依頼が舞い込む。故人様は、自ら命を絶った『御厨ホームズ』の若きチームリーダー。磯部は波多野(古川雄大)に聞いていた通り、息子の死から10年たった今なお悲劇が続いていることに絶句。樹が遺品整理をすることになって!?

カンテレ・フジテレビ 2025年10月13日スタート。毎週月曜日22時放送「終幕のロンド —もう二度と、会えないあなたに—」。出演:草彅剛、中村ゆり、八木莉可子、塩野瑛久、長井短、小澤竜心、石山順征、永瀬矢紘、要潤、国仲涼子、古川雄大、月城かなと、大島蓉子、小柳ルミ子、村上弘明、中村雅俊、風吹ジュン ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@shumaku_rondo」。

カンテレ・フジテレビ「終幕のロンド —もう二度と、会えないあなたに—」番組公式サイト

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