「捏造された都市」、ディズニープラスの“イカゲーム”になれるか 韓国で注目度急上昇

01時20分ドラマ
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ディズニープラスが2025年に送り出す最後のKオリジナルドラマ「捏造された都市」が、韓国で大きな注目を集めている。

11月5日の公開と同時にグローバルTV部門4位にランクインし、その後も安定して上位圏を維持。現在8話まで配信されており、チ・チャンウクとド・ギョンス(EXOのD.O.)の演技対決を中心に口コミが広がっている。

チ・チャンウク&ド・ギョンス(EXO)、俳優話題性1・5位!「捏造された都市」もドラマ話題性3位



「捏造された都市」は、2017年に公開された同名映画と同じ原作シナリオ『操作された都市』に基づくが、単なるリメイクではない。世界観や“冤罪による転落と復讐”という骨格は踏襲しつつも、ドラマ版はよりダークでシリアスな方向へ舵を切る。映画がアクションとユーモアを前面に出していたのに対し、ドラマは“復讐”というジャンルそのものを深く掘り下げており、雰囲気やテーマ性は大きく異なる作品になっている。

捏造された

物語の主人公テジュン(チ・チャンウク)は、植物を愛し真面目に働く平凡な青年。ところが、ある日不可解な事件に巻き込まれ、濡れ衣を着せられて一瞬で人生が崩壊する。その裏で糸を引くのが、富裕層の犯罪を“代わりに処理する”アン・ヨハン(ド・ギョンス)だ。緻密な計画で犯人をすり替え報酬を得る彼の犠牲者となったテジュンは脱走後、復讐のため静かに歩み始める。

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チ・チャンウクは、希望を奪われた青年の怒りと絶望を圧倒的な表情で表現し、ド・ギョンスは初の悪役とは思えない冷徹な“サイコパス・ヴィラン”像を構築。特に6話で描かれた激しいカーレースや人物同士の衝突は大きな話題を呼び、本作の勢いをさらに加速させている。

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一方で、韓国の視聴者の間では“既視感”への指摘も見られる。濡れ衣による投獄や、刑務所で技術を身につける展開は映画『オールドボーイ』を、巨額が動くサバイバル風ゲームやそれを設計するヴィランの構図は「イカゲーム」を連想させるためだ。これらをどのように超えていくかは、後半戦の評価を左右するカギになる。

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さらに注目されるのは、作品だけでなく“プラットフォーム”としてのディズニープラスの行方だ。韓国OTT市場ではNetflixの存在感が依然圧倒的で、ディズニープラスは「パイン ならず者たち」「北極星」「濁流」などのオリジナル作品を投入してきたものの、いまだ大ヒット級のタイトルを生み出せていない。視聴者の選択肢を確保するという意味でも、ディズニープラスが韓国市場にどれだけインパクトを残せるかは大きな関心事だ。

その中で「捏造された都市」は、ディズニープラスが“決定的な一作”を手にする可能性として期待されている。Netflixが「イカゲーム」で世界的な存在感を確立したように、プラットフォームのイメージを一気に押し上げるポテンシャルを秘める。

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19日配信された第7話と第8話では、ゲーム会場から脱出したテジュンがいよいよ復讐のために動き出した。物語としても、ディズニープラスにとっても“転換点”となる重要なタイミングだ。「捏造された都市」がディズニープラスの“イカゲーム級ヒット”となるか。その答えは、残る後半のエピソードに託されている。

なお、Disney+(ディズニープラス)では、年末12月24日から来年にかけて、ヒョンビン×チョン・ウソン共演の大作「メイド・イン・コリア」が控えている。まずは「捏造された都市」の大ヒットで、次の大作への弾みをつけてほしい。

kandoratop【作品詳細】【「捏造された都市」を2倍楽しむ】