「緊急取調室」天海祐希たちは家族を守るために団結した養子たちの悲しい嘘を見破った【第5話ネタバレと第6話予告】

09時31分ドラマ
©テレビ朝日

与党「民自党」初の女性幹事長・矢代樹(高橋ひとみ)の養子の矢代卓海(坂元愛登)が殺人を告白したが、それは妹・初美(稲垣来泉)を守り、家族一緒に暮すための“悲しい嘘の告白”だった。「緊急取調室」(毎週木曜、21時、テレビ朝日)2025年11月27日第6話を放送する。予告動画が番組公式サイトで公開されている。



「緊急取調室」とは「緊急取調室」は、天海祐希演じる叩き上げの取調官・真壁有希子が、可視化設備の整った特別取調室で取調べを行う専門チーム「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」のメンバーとともに、数々の凶悪犯と一進一退の心理戦を繰り広げる。その第5話が、11月20日に放送された。

20日に放送された第5話は“話さない”被疑者との対決

自ら出頭してきたのに、口をとざす17歳の矢代卓海(坂元愛登)。母親は与党「民自党」初の女性幹事長・矢代樹(高橋ひとみ)であり、卓海は矢代家に養子にもらわれていた。その卓海に対峙したのは、取調班きっての頭脳派の小石川(小日向文世)だ。卓海から語られたのは、家族で団結して妹を守る姿だった。

第6話は、罪を認めた男の無罪を証明する?

第6話ではイッセー尾形がゲストとして出演する。イッセー尾形らしい、キントリを翻弄する役だ。自ら罪を認めるが、取調にはのらりくらりとした態度を取る。殺人や医師国家試験の漏洩を犯したのはイッセー演じる山田なのか?有希子(天海祐希)、小石川(小日向文世)、菱本(でんでん)たちと山田の“白”を証明する取調が始まる。

第5話のゲストの高橋ひとみが語る天海祐希

第5話にゲスト出演したのは高橋ひとみとその息子役の坂元愛登だ。高橋ひとみは取調室での様子については、長いセリフを言った後に天海祐希と田中哲司がガッツポーズをしてくれたといい、さらに撮影の際、若いADが躓きかけると、天海祐希が手を差し伸べ、その様子はまるで“王子様のように格好いい姿”だったという。

■第5話ネタバレあらすじ

17歳の矢代卓海(坂元愛登)が私人逮捕系の動画配信者「ケルベロス」を殺害したと警察に出頭してきが。卓海の母親は与党「民自党」初の女性幹事長・矢代樹(高橋ひとみ)で、国民からの人気が高い。3人の養子を迎えて育てている。

不測のスキャンダルに、官邸は騒然となる。総理大臣・長内洋次郎(石丸幹二)の要望は国会の会期中には発表しないで欲しいということだ。疑問を感じながらも、真壁有希子(天海祐希)ら「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」は内々で卓海の取調べを開始する。

出頭してきた卓海も、母の樹も黙秘を貫いている。樹の夫・矢代雄三(宇梶剛士)や、ほかの養子たちに話を聞くも、事件解決の手がかりとなる情報はまったく得られず、瞬く間に八方塞がりとなってしまう。そこへ追い打ちをかけるように、どこからか捜査の情報が漏れ、ガセネタとともにネットを席巻する。三権分立を無視した警視庁や内閣の姿勢に対し、怒りの声があふれる事態となったのだ。

その矢先、これまで頑として沈黙を守っていた樹が突然、捜査協力を申し出た。2人の子を持つ有希子は、同じく母親である樹と取調室で対峙する。一方、キントリきっての頭脳派・小石川春夫(小日向文世)は“ある思い”を胸に、“前代未聞のゲーム”を卓海に持ちかけた。

雄三は病院を経営しているが、女性と話しているところを動画にとられて、「ケルベロス」に脅されていたのだ。金を渡したことを認めるが、妻の樹には相談できなかったという。

家に残されている初音(稲垣来泉)と弟に、渡辺(速水もこみち)がオムレツを振るまう。弟がなにか言いそうになると初音が止める。そして、ゴミ箱から血のついて絆創膏を見つけた。

そんな中、樹が捜査協力を申し出た。そして卓海が粗暴なところがあると言いだし、もしかしたら犯人かも知れないとまで言う。

しかし、卓海は犯人ではなかった。雄三を脅していた「ケルベロス」は初美に接触していたのだ。雄三をこれ以上脅さないでくれとメッセージを入れると、「ケルベロス」から直接会おうと言われてその場に行ってしまった。「ケルベロス」は初美を車に連れこもうとする。持っていた彫刻刀を振り回して対抗するが、それでも「ケルベロス」は手を緩めない。そして、刀が喉に刺さってしまった。

初美のことを知り、卓海は自分が殺したことにすると言い出した。樹がいつも話している“家族は協力しあう”ということを実践したのだ。

卓海が話したことを聞き、樹はあぜんとなる。有希子に「信じられなかったのか」と言われてしまう。卓海の取調をしていた小石川は、卓海に“未成年”だから名前は公表されないという。しかし、卓海は母親の知名度から特定されると。「でも俺は矢代卓海になれて良かったです」と話した。初美は警察に呼ばれ、樹は議員を辞職した。

■第6話あらすじ

医師国家試験問題の印刷も請け負う「鶴栄堂印刷」の営業部長が、近隣の公園で絞殺される事件が発生した。同じ会社に勤める契約社員・山田弘(イッセー尾形)が容疑者として浮上する。捜査の結果、山田が以前から現場近くに何度も訪れていたこと、凶器が山田のパソコンのコードであることも判明した。

この事件には、もうひとつ大きな闇が隠れていた。なんと、捜査二課が密かに追っていた医師国家試験の漏洩疑惑に、山田が“主犯”として関わっている可能性が出てきたのだ。警視庁の上層部はすぐさま、有希子(天海祐希)のいるキントリと捜査二課に、協力体制を敷くよう命じる。だが、捜査を担当する二課の如月憲一(林泰文)と金本公太(栗島端丸)は慇懃無礼な態度で、漏洩での送致を優先するよう、キントリに要求し、有希子たちは対立してしまう。

一方、つかみどころのない受け答えを貫く山田に有希子らは翻弄されてしまい、肝心の取調べも難航していた。

テレビ朝日 2025年10月16日スタート。毎週木曜日21時放送「緊急取調室」。出演:天海祐希、田中哲司、速水もこみち、鈴木浩介、大倉孝二、塚地武雅、でんでん、小日向文世ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@kintori_tvasahi」、ハッシュタグは「#キントリ」。

テレビ朝日「緊急取調室」番組公式サイト

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