勢いづく月火ドラマ3作：「憎らしい恋」回復、「UDT」3％台後半、「次の人生はないから」2.2％自己最高

24日に韓国で放送された月火ミニシリーズドラマ3作品が、それぞれ視聴率を伸ばしながら中盤戦へ突入した。人気俳優が描く胸キュンロマンスから、大人のリアルな日常、そして町を守る“ローカル特殊部隊”まで、ジャンルの幅広さも話題だ。ここでは視聴率動向とネタバレなしの最新エピソード概要を紹介する。

■tvN「憎らしい恋」第7話：視聴率4％台に反発上昇
tvN月火ドラマ（20：50～）「憎らしい恋」（原題：얄미운 사랑）は、11月24日放送の第7話の視聴率は全国世帯基準で平均4.2％、最高5.3％、首都圏世帯基準で平均4.4％、最高5.7％。前回第6話の全国3.1％、首都圏3.4％から反発し、再び4％台を回復。ケーブル・総合編成を含む同時間帯で1位を獲得した。

本作は、ドラマの中の“正義漢刑事”イメージに縛られてしまった国民的トップスター（イ・ジョンジェ）と、正義のためなら命も張る熱血芸能部記者（イム・ジヨン）が、初めは激しく対立しながらも、互いの偏見を少しずつ解きほぐし、理解と恋へと歩み寄っていくロマンティックコメディ。

画像：tvN「얄미운 사랑」EP7より
第7話ではユン・ジョンホ（チャン・グァン）がウィ・ジョンシン（イム・ジヨン）を告訴する騒動が描かれた。イム・ヒョンジュン（イ・ジョンジェ）はジョンシンに代わりユン・ジョンホに復讐を仕掛ける一方、二人は電話で互いの心情を確認し、微妙な距離感を保ちながら絆を深めていく。また、ジョンシンは弱者を苦しめるユン・ジョンホに謝罪できず、自らの使命感を貫いた。

さらに、ヒョンジュンは秘密の友人「ヨングンイッスム」に慰めを求めつつ、ジョンシンに複雑な気持ちを打ち明ける。一方、ユン・ジョンホとの契約をめぐるヒョンジュンの復讐計画や、イ・ジェヒョン（キム・ジフン）とユン・ファヨン（ソ・ジヘ）の複雑な人間関係も描かれ、物語は次回への期待を高めた。

※詳しいあらすじと見どころは第8話放送後【「憎らしい恋／憎たらしい恋」を2倍楽しむ】で紹介する。
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■ENA「UDT：私たちの町の特殊部隊」第3話：家族と“町”だけを守る予備役たちの戦い
ENAで（22：00～）放送中の月火ドラマ「UDT：私たちの町の特殊部隊」（原題：UDT: 우리 동네 특공대）は、第3話で全国3.7％、首都圏3.9％をマーク。毎回視聴率を更新し、アクション色の強いジャンル作として好スタートを切っている。

本作は、国防や地球の平和ではなく、「自分の家族」と「自分の町」を守るためだけに集結した予備役特殊部隊の活躍を描く痛快アクションドラマ。大義よりも“身近な守るべきもの”にフォーカスすることで、ヒーローものでありながら身近さを感じさせるのが特徴だ。

画像：Coupang Play提供
第3話では、チャンリ洞の町で新たな爆発事故が発生。今度は早朝のバスが爆発したのだ。3つの不可解な爆発事故の後処理は全て軍が関与していることが判明。チェ・ガン（ユン・ゲサン）、クァク・ビョンナム（チン・ソンギュ）、イ・ヨンヒ（コ・ギュピル）の3人は、その正体を突き止めるために本格的な追跡を開始する。そしてバス事故で親友を亡くしたエリート工科大生のパク・ジョンファン（イ・ジョンハ）も真実を明かすために仲間に入る。

一方で軍は真相をひた隠しにしようと動き、三人の前に“見えない壁”となって立ちはだかる。そして、そのすべての状況を、誰かがどこかで静かに見守っているような不穏な気配が漂い、物語は一段とスリリングな局面へと突入していく。

※詳しいあらすじと見どころは第4話放送後【「UDT：私たちの町の特殊部隊」を2倍楽しむ】で紹介する。
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■TV朝鮮「次の人生はないから」第5話：生活に疲れた41歳たちの“完生”プロジェクト
TV朝鮮で（22：00～）月火ドラマ「次の人生はないから」（原題：다음생은 없으니까）は、11月24日放送の第5話で全国2.2％、首都圏2.3％で自己最高を更新し、じわじわと存在感を高めている。

作品は、育児との戦いとマンネリ化した職場に疲れ切った41歳の女性3人が、「より良い人生の完成＝完生（かんせい）」を目標に奮闘する、ドタバタ・コメディタッチの成長ドラマ。毎日をなんとかやり過ごしている視聴者にとって、等身大の“再起動ストーリー”として共感を集めている。

画像：TVCHOSUN「다음생은 없으니까」EP5より
第5話では、ジョ・ナジョン（キム・ヒソン）は、蜂に刺されてショックを受けたソン・イェナ（コ・ウォンヒ）の代わりに番組を進行したが、状況を知らないヤン・ミスク（ハン・ジヘ）や同期たちから厳しい牽制を受けた。さらにナジョンは、イェナの反対により編成から外されたことを知ると、イェナのもとを訪れ「恩を仇で返すの？」と強く詰め寄った。しかし、イェナは「私は先輩が私をどん底に落としたと思うから、それを踏み台にしただけよ？」と開き直った態度を見せた。そこで、ナジョンはイェナの機嫌を取るため、親友でファッション誌の副編集長イ・イルリ（チン・ソヨン）とのインタビューの場をセッティング。しかし二人は最初から噛み合わず、現場の空気はどんどん凍りついていく。

さらにもう一人の親友ク・ジュヨン（ハン・ヘジン）は、ついに夫オ・サンミン（チャン・インソプ）が抱えていた秘密の核心にたどり着くことになるが、その真実は彼女の想像をはるかに超える衝撃的なものだった。コメディの裏側に、人生の岐路と向き合うシリアスなテーマが顔をのぞかせ始めている。

※詳しいあらすじと見どころは第6話放送後【関連記事・全話あらすじ】で紹介する。
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24日の月火ドラマは、3作品とも視聴率が上昇する好調ぶりを見せた。
ロマンス、ヒューマン、アクションと多彩なラインナップが揃い、視聴者の週初めをにぎやかに彩っている。次回放送ではどの作品が一歩抜け出すのか、引き続き注目したい。（視聴率はニールセンコリア全国・首都圏基準）