「緊急取調室」イッセー尾形がのらりくらりとしながら天海祐希たちキントリを真実へ動かす【第6話ネタバレと第7話予告】
キントリが取り調べるのは真実を何も話さない容疑者・山田(イッセー尾形)だ。有希子(天海祐希)も菱元(でんでん)ものらりくらりと話を交されるが、所々にヒントを含んだ供述で、山田は自信の無実を証明してみせた。「緊急取調室」(毎週木曜、21時、テレビ朝日)2025年12月4日第7話を放送する。予告動画が番組公式サイトで公開されている。
「緊急取調室」とは「緊急取調室」は、天海祐希演じる叩き上げの取調官・真壁有希子が、可視化設備の整った特別取調室で取調べを行う専門チーム「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」のメンバーとともに、数々の凶悪犯と一進一退の心理戦を繰り広げる。その第6話が、11月27日に放送された。
第6話のゲスト、イッセー尾形のコメント
殺人事件の容疑者として逮捕される男性・山田を演じたイッセー尾形。独特の個性を持ったイッセー尾形がキントリの取調を“のらりくらり”とかわしてしまう。有希子(天海祐希)はそんな取調の中から小さいピースを拾い出し、それをかき集めることで、イッセー尾形演じる山田が“白”ではないかと思い始め、キントリで初の“白の証明をする取調”をしていった。イッセー尾形は天海祐希に対して「天海さんはとっても素直で、分け隔てのない直球型。『イッセーさんはどこまでがお芝居なのか分からなくて、気が抜けないです』みたいなことをおっしゃってくださって、すごくうれしかったです。まさに、そこが私のやりたいところですので」と絶賛した。捜査二課も徐々にキントリと協力体制へ
殺人事件だったが、医師国家試験の漏洩疑惑もあったため、捜査二課とも協力して2つの事件を解決する必要があった。最初はキントリのやり方に反発する如月憲一(林泰文)と金本公太(栗島端丸)も最後には協力して殺人事件と漏洩事件を解決した。如月役の林泰文は、名バイプレーヤーとして、イライラさせたり、ウザい感じの刑事を演じていた。12月4日放送の第7話は「疑惑の逆玉」事件だ
マスコミからも引っ張りだこの人気片付けアドバイザー・赤沢秋絵(加賀まりこ)の殺人未遂事件を巡って、24歳下の夫・赤沢譲二(藤本隆宏)の夫が疑われる。最初は警察の誤認逮捕かとも思われたが、赤沢には不倫相手がいた。赤沢は秋絵への愛を訴えるが、不倫相手は赤沢に不利な供述を始める。いったい誰が本当のことを言っているのか?■第6話ネタバレあらすじ
医師国家試験問題の印刷も請け負う「鶴栄堂印刷」の営業部長・岩崎が、近隣の公園で絞殺される事件が発生した。同じ会社に勤める契約社員・山田弘(イッセー尾形)が容疑者として浮上する。捜査の結果、山田が以前から現場近くに何度も訪れていたこと、凶器が山田のパソコンのコードであることも判明した。この事件には、もうひとつ大きな闇が隠れていた。なんと、捜査二課が密かに追っていた医師国家試験の漏洩疑惑に、山田が“主犯”として関わっている可能性が出てきたのだ。警視庁の上層部はすぐさま、有希子(天海祐希)のいるキントリと捜査二課に、協力体制を敷くよう命じる。だが、捜査を担当する二課の如月憲一(林泰文)と金本公太(栗島端丸)は慇懃無礼な態度で、漏洩での送致を優先するよう、キントリに要求し、有希子たちは対立してしまう。
送検のために、渋々、漏洩疑惑について如月は話を始める。漏洩問題について岩崎から司法取引が持ちかけられたという。そして、その数時間後に殺されたのだという。岩崎は誰かに命じられて手伝いをさせられていたといっていたというのだ。
一方、つかみどころのない受け答えを貫く山田に有希子らは翻弄されてしまい、肝心の取調べも難航していた。凶器と見られるのはコンピューターのコードで、山田の持ちものだった。しかし、山田は“よくわからない”という。有希子たちが聞いても、のらりくらりだ。山田の仕事は印刷が終わったデータについて消去する仕事だという。面白い仕事とはいえないといい、蓮沼本部長が再雇用してくれたのだと思うと話す。
監物(鈴木浩介)、渡辺(速水もこみち)も山田の犯行を固めるために、周辺の捜査を進める。
山田は亡くなった妻がいた。江北女子医大に入院していたのだ。岩崎は江北女子医大の問題が漏洩していたと話していた。山田に尋ねるが、山田は適当に調書を作ってくれるようにと頼む。有希子はそんなことはできないと怒鳴る。怒鳴ってすいませんと有希子は謝るが、山田は“お芝居でしょ”と見破っていた。
キントリと剣持、渡辺で山田夫妻のスケッチブックを見る。すると岩崎の殺害現場は二人の思い出の場所だとわかる。さらに漏洩事件に関わっているとは思えないほど質素な生活をしていることもわかった。
翌日、捜査二課の如月たちときちんと協力しあうことにする。岩崎の手帳に書かれている“H”というイニシャルについて、山田弘の“H”か、本部長の蓮沼の”H“か。蓮沼についても渡辺たちが調べる。捜査二課も江北女子医大を調べる。
そして、山田の取調は菱元(でんでん)が担当することになった。相変わらず、のらりくらりとしているが、
江北女子医大の酒木事務長は蓮沼と組んで漏洩していたと白状した。しかし、殺人は否定する。蓮沼に聞き込みにゆくと、岩崎が話を持ってきて協力しただけだという。しかし、山田がみた“白いリーディンググラス”をどこにやったのかと聞くと、逃げ出そうとする。そして捕まった。
山田は現場近くで絵を描いていたのは、ビルの谷間に登る太陽を書こうとしていたのだという。そこに小石川(小日向文世)が来て、菱沼と酒木が漏洩を認めたという。
山田の妻が入院しているときに、蓮沼と岩崎が酒木と会っているのをみかけたという。二人は慌てた様子だったという。山田はなにもしなかったが、再雇用を勧められた。そして、事件のあった日、朝早く出勤すると菱沼と岩崎がもめているのを見た。「どんなつまらない仕事でもやる」と話したが、それが脅しのように思われたのかもという。そして、山田は「やっていない」と認めた。事件は解決した。
山田はのらりくらりとしながら、証言の中に、少しずつ真実に導くヒントをちりばめ、事件を解決に導くようにしていた。
■第7話あらすじ
マスコミからも引っ張りだこの人気片付けアドバイザー・赤沢秋絵(加賀まりこ)を殺害しようとした疑いで、24歳下の夫・赤沢譲二(藤本隆宏)が逮捕された。自転車で転倒骨折し、リハビリのためにジムを訪れた秋絵と出会って結婚するも、世間からは「疑惑の逆玉」と揶揄された。事件の1週間前には、秋絵が遺言状の内容を更新し、全資産の譲渡先を慈善団体から譲二に変えており、彼が黒である可能性は極めて高かった。一方、譲二は犯行を全面否定し、警視庁を誤認逮捕で訴えると息巻く。真壁有希子(天海祐希)ら「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」による取調べでも一貫して、秋絵への愛と自身の潔白を主張する。ところが供述とは裏腹に、殺意を裏付ける証拠が続々と見つかってゆく。
その矢先、捜査は新局面を迎える。譲二と秋絵の秘書・山本里香(佐津川愛美)の不倫疑惑が、突如持ち上がったのだ。ところが里香からは意外にも、譲二に不利な供述をする。
テレビ朝日 2025年10月16日スタート。毎週木曜日21時放送「緊急取調室」。出演:天海祐希、田中哲司、速水もこみち、鈴木浩介、大倉孝二、塚地武雅、でんでん、小日向文世ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@kintori_tvasahi」、ハッシュタグは「#キントリ」。
◇テレビ朝日「緊急取調室」番組公式サイト
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