「次の人生はないから」キム・ヒソン、実家の母問題から夫の浮気疑惑まで問題山積、視聴率最高更新【第7話第8話】
12月1日と2日、TV CHOSUNの月火ドラマ「次の人生はないから」(다음생은 없으니까)第7話と第8話が放送され、U-NEXTでも配信された。第7話では、職場のトラブルがようやく収まったと思った矢先、また新たな問題が発生し、第8話では元祖ロコクイーンの「キム・ヒソンの底力が爆発した。
第7話の視聴率は全国2.7%、首都圏3%と自己最高を更新。そして第8話は「元祖ロコクイーン」キム・ヒソンの底力を爆発させ、全国3.1%、首都圏も3.2%、瞬間最高3.7%を記録し、2話連続自己最高を更新した。
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「次の人生はないから」は、キム・ヒソン、ハン・ヘジン、チン・ソヨンが演じる41歳の幼なじみ女性3人組が、人生の壁にぶつかりながらも再び友情と自分らしさを取り戻していく“共感ウォーマンス”ドラマ。
■キャスト
チョ・ナジョン役:キム・ヒソン
ク・ジュヨン役:ハン・ヘジン
イ・イルリ役:チン・ソヨン
ノ・ウォンジン役:ユン・バク
ピョン・サング役:ホ・ジュンソク
オ・サンミン役:チャン・インソプ
ほか
■第5話あらすじ(ネタバレあり)
行方不明と思われたナジョン(キム・ヒソン)の子どもたちは、ベビーシッターとともに公園にいた。ほっと胸を撫で下ろしたのも束の間、双子男児の世話に疲れ果てたシッターは「今夜限りで辞める」と宣言してしまう。新しい人を探すのも難しい現実を前に、ナジョンは再び壁にぶつかる。母アン・スニム(チャ・ミギョン)が「しばらく預かってあげる」と申し出てくれたが、すでに兄夫婦の育児まで担っている母に、これ以上負担をかけてよいのかとナジョンは迷いを抱く。一方、夫ウォンビン(ユン・バク)は、自殺未遂を起こした後輩社員のもとへ病院に駆けつけていた。
やがて、兄嫁の身勝手な要求に耐えかねたスニムが「もう育児はやめる」とギブアップ宣言をし、ナジョンの元を訪れる。そこへ再び子どもの世話を頼みに来た兄夫婦は、どこか母を責めるような態度を見せ、見かねたナジョンはついに抑えていた思いを爆発させた。月5万ウォンというわずかな謝礼で6年間も孫の面倒を見てきた母のために「私だってお母さんの娘だよ!」と声を上げ、兄妹げんかに発展。長年積み重なってきた本音があらわになり、シーンは一気に緊張感を増す。
これまで“長男優先”で動いてきた母のやり方に我慢してきたナジョンは、涙ながらに本音を吐き出す。
「私はずっと我慢してきた。優しいから我慢しろ、穏やかだから我慢しろって… 私、もともとそんなに優しくない。意地悪にもなれる。でも、お母さんがつらくなるのが嫌で我慢してたんだよ」罪悪感・怒り・切なさ・愛情が入り混じった涙は、視聴者まで胸を締めつけるものだった。
その後ナジョンは、黄昏育児で一度もゆっくり旅行に行けなかった母のために旅行パッケージをプレゼントし、これまでの感謝と申し訳なさを行動で示す。
一方、イルリ(チン・ソヨン)は先輩サング(ホ・ジュンソク)に次第に惹かれていく。離婚を控えたジュヨン(ハン・ヘジン)も酒の席でサングにさりげなく好意を見せ始め、微妙な三角関係が新たな火種となりつつあった。
■第7話見どころ
ラストの「人は言う。ワーキングママは実家の母、シッター、姑という“三人の女性の膝”を担保に踏ん張っているのだと。私もそうだった。でも、仕方がないからといって、それが当たり前であっていいはずがない。彼女たちも私の“母”である前に、それぞれの欲望と人生を持つひとりの女性なのだ」というキム・ヒソンのラストナレーションは、視聴者の心に深く刺さった。
まだまだ「長男優遇」文化が根強く残っている韓国。第7話は、キム・ヒソンの感情演技の真価が最も鮮明に輝いた回だった。ワーキングママ、母、娘という三つの感情線を自然に織り込み、ドラマ全体の物語にさらなる厚みをもたらした。
■第8話あらすじ(ネタバレあり)
ナジョンは夫ウォンビンと自殺を図ったソンミン(ソ・ウニョン)との不倫疑惑の噂に動揺するも、異様な空気を感じ取る。最終的に不倫相手とされるソンミンが入院する病院を訪れ、意識不明のソンミンそばで泣き崩れるイェナ(コ・ウォニ)と対面した瞬間、夫をめぐる噂が単なる疑惑ではなく「誰かを助けた結果、崖っぷちに追い込まれた」可能性を直感する。
これまで見逃していた場面がパズルのように繋がり、夫の苦痛と責任感をようやく理解する転換点となった。ナジョンは一人で全てを耐え抜いた夫に「自分を責めないで」と先に手を差し伸べた。
ナジョンの夫ウォンビンへの誤解は解けたものの、現実の悩みは残る。ナジョンは「私たちはミヌ、ミンジュンの親よ。私は家族を守ることが一番大事。家族のためにこの件を手放さない?」とウォンビンに懇願する。震える声と罪悪感に満ちた眼差しから、真実を明かせば家族全体が危険に晒される現実的な恐怖が伝わってきた。
ク・ジュヨン(ハン・ヘジン)は離婚届を提出し、オ・サンムン(チャン・インソプ)との結婚生活にピリオドを打った。一方、イ・イルリ(チン・ソヨン)の元恋人オム・ジョンド(ムン・ユガン)は、イルリから今のカレとしてピョン・サンギュ(ホ・ジュンソク)を紹介され、猛烈なヤキモチを焼く。それがイルリへ愛だと気づき、ヨリを戻そうと迫る。さらにはサンギュからの告白も受ける。
b>■第8話見どころ
「元祖ロコクイーン」キム・ヒソンの底力が爆発した。ユン・バク扮するウォンビンとの結婚前の恋愛エピソードが冒頭で明かされた。喧嘩ばかりの二人が昔話に花を咲かせる飲み会で急接近し、ときめきを誘う。泥酔したナジョンが車のライトに照らされたウォンビンの顔を後光のように見つめるシーンや、「私の家はあそこ」とホテルの看板を指さして茶目っ気たっぷりに笑う場面は、キム・ヒソンでなければ出せない極上の愛らしさだった。大学時代の友人相手にだけ見せる無防備な明るい表情は、キャラクターの多層的な魅力を最大化している。
こうしてキム・ヒソンは、可愛らしいロマンスから重厚な現実演技まで対極のトーンを自然に行き来させ、キャラクターの立体感を最高潮に引き上げた。微細な表情の変化、抑えた呼吸、感情爆発寸前の震えまで、全てのディテールが生き生きとしていた。その結果、「キム・ヒソンだからこそ可能なチョ・ナジョン」という好評が続出。
「次の人生はないから」第7話は12月1日(月)22時に放送、その後、U-NEXTにて独占見放題配信される予定だ。
◇YouTube|TVCHOSUN DRAMA「다음생은없으니까 」EP.7(第7話予告)
◇YouTube「다음생은없으니까」하이라이트(ハイライト映像)
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