祝離婚、家族の卒業式「小さい頃は、神様がいて」第9話“おはよう、佐藤あんさん”ネタバレと第10話予告

12月4日（木）に放送された北村有起哉主演のフジテレビ木曜劇場「小さい頃は、神様がいて」第9話のネタバレあらすじと見どころを紹介しよう。第10話は12月11日に放送される。予告動画は番組公式サイトで公開、最新話はTverで無料配信、FODで全話配信されている。

「小さい頃は、神様がいて」は、『最後から二番目の恋』シリーズなどで知られる脚本家・岡田惠和の完全オリジナル脚本。二人の子を持つ小倉渉（北村有起哉）と、その妻・あん（仲間由紀恵）を中心に、登場人物たちの人生模様をユーモラスかつ、温かくお届けするホームコメディー。

■第9話 ネタバレあらすじ
永島さとこ（阿川佐和子）は、小倉あん（仲間由紀恵）に「今も離婚したい？」と尋ねる。離婚の約束が公になってから、小倉家がどんどんステキな家族になっているように見えると言うさとこに、あんは同意しつつも、今は良くてもこの先の人生で後悔すると思うと話す。樋口奈央（小野花梨）と高村志保（石井杏奈）も、それぞれ気になっていたことをあんに質問する。

一方、永島慎一（草刈正雄）も小倉渉（北村有起哉）に離婚するのかと改めて尋ねる。渉は、自分は別れたくないがあんがそうしたいならすると話し、それはあんにとって重要だった約束を軽んじていたことへの自分なりの罪滅ぼしなのだと語る。

小倉順（小瀧望）とゆず（近藤華）は、両親の離婚に向けてファミレスで打ち合わせをしていた。ゆずは、入選して両親に安心してもらおうと思っていた映画コンクールの選考について順に相談する。審査員が変更になり、自分の学校の先生で、ゆずにとっての天敵が審査員になってしまったのだという。落選を確信したゆずは、大切な一日が残念なスタートになってしまうのではと不安な気持ちを打ち明ける。

渉はあんに、家にある物の中で新居に持っていく物を選別しないのかと尋ねる。一つひとつの家具や道具について、選別しながら思い出を語り合いたいと言う渉に、苦笑するあん。どうしてもと押し切られ、「やかん」だけは新居にもっていくことにする。

そして数日後。ゆずの誕生日、すなわち渉とあんが離婚する日がついにやってきた。コンクールの発表は、全員がそろってから見たいというゆずだったが、順が一足先に確認しており「残念だったね」と結果を告げてしまう。ゆずの「キッチンカー」は入選しなかったものの、審査員から好意的な評価を受け「買ったも同然」とお祝いムードに。

小倉家一同で、ゆずの二十歳の誕生日と、渉とあんの離婚を祝い、そして子供たちから、子育て卒業を祝われる。「これからは、私たち子供が見守っていきます。幸せになってください。そうでなければ、離婚は認めません」と子供たちから祝辞をもらい、涙する渉とあん。

翌朝。スーツケースに荷物をまとめたあんは、寝ている渉に一礼し、リビングで寝ていたゆずに毛布をかけて、静かに家をあとにする。「たそがれステイツ」の玄関では、慎一、さとこ、奈央、志保があんを見送った。

あんが出ていったことに気づいたゆずは静かに泣く。そして渉は、プロポーズした日に、あんが覚えていて欲しいと言ったことを思い出していた。「私は男の人を好きになるのは一生に一人だけと決めている。だから、これからいろいろあるかもしれないけれど、別れたいとは言ったとしても、それは嘘だから。強がっているだけだから、ずっと好きだから、それは信じないでね」と。

子育て卒業おめでとう
ついに“離婚の日”がやってきた。家族そろって、いい旅立ちの日にしようと団結していたこともあり、和やかな雰囲気の中で、ゆずの誕生祝と渉とあんの離婚祝いが行われることに。

予想外だったのは、子供会（順とゆず）発案の、子育て卒業祝いも兼ねられたこと。子供たちの提案で、これからは見守られる立場になった親二人。今後は、小倉家の一人ひとりが自立した大人として、幸せな家族関係を続けていくことになりそうだ。

幸せのハードル
“屋上がある会社にいられて幸せ”と言ってはばからない、幸せのハードルがとても低い渉。幸せのハードルが低いと成長しないと山崎（高田夏帆）にはダメだしされるが、「たそがれステイツ」という大家族を作り出せたのは、いつも幸せでいられる渉がいたからこそ。とはいえ…自分自身の小さな幸せに満足するあまり、向上心の高いあんの不満と苦悩に気づけなかったのは、やはり残念かも…。

次週第10話では、あんが家を出ていった小倉家のそれぞれの新生活が始まる。そして、「たそがれステイツ」の住人達にも変化が…。

■第10話 あらすじ
渉とあんが離婚。それぞれに寂しさを感じながらも、「たそがれステイツ」の一同はいつものように集まって会話に花を咲かせる。慎一とさとこのなれ初めの話を興味深く聞いていた一同は、気にせずに話をしてほしいという渉の言葉を聞き、あんの話で盛り上がる。キッチンカーのオープン日が決定した奈央と高村は、人気キッチンカーの人の元でお手伝いをしながらノウハウを学んでいた。一方、渉は部下の男性社員が育休に入ると聞き、自分が若い頃にあんな生き方ができていたら…と想像してしまう。一人暮らしを始めたあんは、順に寂しい時や辛い時はちゃんとSOSを出すようにと言われる。その頃、ゆずは「たそがれステイツ」の一人ひとりの動画をあんに送るため、撮影をしていた。すると渉は、ゆずにある事を願い出て…。

フジテレビ　2025年10月9日スタート。毎週木曜日22時放送「小さい頃は、神様がいて」。脚本：岡田惠和／主題歌：松任谷由実『天までとどけ』（ユニバーサル ミュージック）／出演：北村有起哉　仲間由紀恵　小野花梨　石井杏奈　小瀧望（WEST.）　近藤華　阿川佐和子　草刈正雄　ほか。番組公式X（Twitter）アカウントは「@chiikami2025」。

◇フジテレビ「小さい頃は、神様がいて」番組公式サイト

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