ラスト2話「緊急取調室」天海祐希が加賀まりこそっくりのまねをして、藤本隆宏を追い詰めた【第7話ネタバレと第8話予告】
人気片付けアドバイザー・赤沢秋絵(加賀まりこ)の死は、24歳年下の“逆玉”夫・赤沢譲二(藤本隆宏)の仕業か?秋絵の秘書で譲二と不倫関係の山本里香(佐津川愛美)か?遺産を狙う譲二から遺産を守るために秋絵が仕組んだ自殺だった。「緊急取調室」(毎週木曜、21時、テレビ朝日)2025年12月11日第8話を放送する。予告動画が番組公式サイトで公開されている。
「緊急取調室」とは「緊急取調室」は、天海祐希演じる叩き上げの取調官・真壁有希子が、可視化設備の整った特別取調室で取調べを行う専門チーム「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」のメンバーとともに、数々の凶悪犯と一進一退の心理戦を繰り広げる。その第7話が、12月4日に放送された。
“真っ赤な口紅”がとても似合う加賀まりこ
第7話のゲスト、加賀まりこ。登場してすぐに“遺体”となってしまったが、事件性から生前の回想シーンで何度も登場した。“赤”が好きという役どころで、華やかな赤い服や真っ赤なルージュをつけているシーンが多かったが、久しぶりに“華やかな”加賀まりこの登場となった。NHKで評判となった「しあわせは食べて寝て待て」などでは年相応の役どころだったが、今回は実際の年齢の10歳程度下の役でもなんの問題もなく、その“華やかさ”も評判となった。天海祐希のモノマネも評判に
取調室で、自分が“殺した”のではないことが証明された夫の譲二(藤本隆宏)に、それ以前の“殺人未遂”を認めさせるために、有希子(天海祐希)が秋絵(加賀まりこ)そっくりの口調で追い詰めた。その完璧さで話題をさらった。第8話のゲストは、玉山鉄二と大橋和也(なにわ男子)
ラスト2話となり、最終章を迎える。ゲストは主演の天海祐希とは人気ドラマ「BOSS」シリーズ(フジテレビ系)をはじめ、数々の作品で共演してきた玉山鉄二と、映画『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』(2024年)で共演経験のある大橋和也(なにわ男子)だ。玉山は「劇中で僕はふてぶてしく威圧感を漂わせながら、天海さんに立ち向かっていくのですが、セリフを被せたり、声を張ったりしようとすると、遺伝子レベルで一瞬戸惑ってしまう(笑)。何度もかかりそうになるブレーキを打ち破りながらのお芝居でした」と緊張感マックスの芝居だったことを話す。また、天海祐希も「良い役者さんになられたなぁと、どこか母親のような気持ちにもなりつつ、素敵な刺激をいただきました」とすがすがしい笑顔を浮かべたという。桃井かおり出演の伝説回を12月19日(金)特別放送
劇場版の公開を1週間後に控えた12月19日、ゴールデン帯、20時から第4シーズンの第1話、第2話を2時間放送する。天海と“史上もっとも壮絶な取調べ劇”を展開したと言われる桃井かおりとの対決回だ。桃井かおりは、今年9月の「ファン大感謝イベント」では、「終わるには惜しすぎるドラマです」と熱いサプライズメッセージを寄せ、天海祐希たちを喜ばせた。天海祐希は撮影を振り返り「桃井さんはほかの人には持ち得ない雰囲気を持った、素晴らしい俳優さん。“当たって砕けろ”精神で撮影に臨みました。すごく熱かったです!! 夢のような時間を過ごさせていただきました」と話し、桃井かおりも「天海さんは桃井かおり史上最高の俳優です! すっかり惚れてしまい、撮影最終日には交際を申し込みました」と笑うなど、互いを尊敬しあっている。■第7話ネタバレあらすじ
マスコミからも引っ張りだこの人気片付けアドバイザー・赤沢秋絵(加賀まりこ)が遺体で発見された。そして、秋絵を殺害しようとした疑いで、24歳下の夫・赤沢譲二(藤本隆宏)が逮捕された。自転車で転倒骨折し、リハビリのためにジムを訪れた秋絵と出会って結婚するも、世間からは「疑惑の逆玉」と揶揄された。事件の1週間前には、秋絵が遺言状の内容を更新し、全資産の譲渡先を慈善団体から譲二に変えており、彼が黒である可能性は極めて高かった。一方、譲二は犯行を全面否定し、警視庁を誤認逮捕で訴えると息巻く。真壁有希子(天海祐希)ら「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」による取調べでも一貫して、秋絵への愛と自身の潔白を主張する。ところが供述とは裏腹に、殺意を裏付ける証拠が続々と見つかってゆく。秋絵殺害に使われた毒について譲二が購入していたり、スマホで検索してもいる。さらに秋絵の通帳やカードも譲二の車から見付かった。
その矢先、捜査は新局面を迎える。譲二と秋絵の秘書・山本里香(佐津川愛美)の不倫疑惑が、突如持ち上がったのだ。ところが里香からは意外にも、譲二に不利な供述をする。譲二は遺言状では全額寄付をなっているが、本来の相続人の権利を主張すれば半分はもらえるといっていたというのだ。
譲二は取調では少しずつ秋絵との結婚についての不満などももらすも、殺人については一環して否定していた。そんな中、里香の行動について渡辺鉄次(速水もこみち)と監物大二郎(鈴木浩介)から連絡が入る。マンションを買おうとしていて、そのマンションが里香の収入から考えると高額すぎるというのだ。二人が里香に近づくと、里香はなにかに怯えたように倒れる。そして、秋絵がでてきたといいだす。
里香は正直にはなす。実は秋絵に譲二との不倫のことがばれていて、それをネタに秋絵に自分が死んだら譲二に不利になるような発言をするように頼まれたのだという。さらに1,000万円の金ももらったといい、マンションを買おうとしたのはマンションに金を隠すためだったという。
里香の証言もあり、秋絵が自分が死ぬ日の午前中に家にある大半の食器をボランティア団体に寄付していたことがわかった。有希子たちはそこを調べてもらう。
有希子と小石川(小日向文世)が譲二の取調に向かう。里香の証言や食器のことから、秋絵が自殺したのだと譲二に告げる。譲二に疑わしいように細工したのはすべて秋絵自身がやったことだ。自分を殺そうとして自転車に細工したことを知った秋絵は、譲二に教えてもらったスマホの使い方を駆使していろいろなことをしておいた。そして、みずから毒を飲んで死んだのだ。すべて譲二に財産を渡したくないからだと思われた。譲二は「要はあいつが勝手に死んだ」といって笑い出した。
そんな譲二に有希子は秋絵そっくりの口調で「ありがとう さよなら。気持ちよく お別れする。これを私は一番皆さんにお伝えしたいんです。役目を終えたものは潔く手放して次の方に送る心意気……」と。すると譲二は自分がやったのは自転車に細工したことだけだと叫んでしまう。殺人未遂を認めてた譲二には財産をもらう権利はない。それを知った譲二は罠にかけたと叫んだが、全ては録音されていた。
■第8話あらすじ
警察学校で、教官・滝川隆博(玉山鉄二)の指導のもとの射撃訓練の最中、学生の一人・宮本健太郎(大橋和也)が構えた拳銃が暴発し、同期生・中里美波(森マリア)に命中した。官邸からの要請で、真壁有希子(天海祐希)ら「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」は取調べに着手するが、宮本は黙秘する。警察学校から提供された監視カメラ映像は、宮本の様子を至近距離からとらえた映像しかなく、銃弾が命中した瞬間は記録されていなかったのだ。キントリの管理官・梶山勝利(田中哲司)は射撃場全体の映像を提出するよう要求。だが、学生たちの個人情報流出を危惧した滝川から拒否される。
そんな中、有希子たちに宮本が突如自白した。時を同じくして梶山は、一命を取り留めた美波が発した一言に引っかかりを覚えていた。一方、捜査一課の刑事・渡辺鉄次(速水もこみち)と監物大二郎(鈴木浩介)は、滝川教場の学生への聴取を開始。だが、教場には異様な空気が漂っていた。
テレビ朝日 2025年10月16日スタート。毎週木曜日21時放送「緊急取調室」。出演:天海祐希、田中哲司、速水もこみち、鈴木浩介、大倉孝二、塚地武雅、でんでん、小日向文世ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@kintori_tvasahi」、ハッシュタグは「#キントリ」。
◇テレビ朝日「緊急取調室」番組公式サイト
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