【Hulu年間視聴ランキング2025】アジア部門は韓国作品が席巻
オンライン動画配信サービスHuluは、2025年の年間視聴数をもとにした「総合ランキング」および「ジャンル別ランキング」を発表した(集計期間:2025年1月1日〜11月30日)。中でも2025年は、映画・ドラマを中心とした韓国コンテンツの強さが際立つ一年となり、アジア作品の存在感をあらためて印象づける結果となった。
韓国映画がアジアドラマ部門1位に躍進
アジアドラマ部門の第1位に輝いたのは、韓国映画『THE WITCH/魔女 ー増殖―』。2018年に公開された『THE WITCH/魔女』の続編で、遺伝子操作によって生み出された超人的能力を持つ少女たちの壮絶なバトルを描くアクションスリラーだ。
<魔女プロジェクト>の実験体として生き延びた少女の逃亡と反撃を描いた本作は、スピード感あふれる演出と圧倒的な世界観で支持を獲得。Huluの年間ランキングでも韓国作品の存在感を象徴する1本となった。
続く第2位には、韓国で高視聴率を記録したロマンティック・コメディ「本物(チンチャ)が現れた!」がランクイン。未婚のシングルマザーと独身主義の産婦人科医が“偽装結婚”から始まる関係を描き、笑いと共感を集めた。
第3位には、仕事一筋のCEOと有能な秘書の恋を描いたヒーリング・ラブコメディ「わたしの完璧な秘書」が入り、韓国ドラマ3作品がアジア部門の上位を席巻する結果となった。
海外ドラマ部門でも根強い韓国コンテンツ人気
Huluでは近年、韓国ドラマ・映画のラインナップ強化が続いており、2025年も安定した視聴数を記録。アジアドラマ部門のみならず、総合ランキング上位の視聴動向にも韓国作品の影響が色濃く反映された。
特に、ジャンルを横断するアクション、ロマンス、ヒューマンドラマといった多様性が支持され、映画作品がドラマシリーズと並んで視聴される傾向も顕著となった。
韓国発ヒット作が支えるHuluのアジア戦略
2025年のHulu年間ランキングからは、韓国コンテンツが“特定ジャンルの人気枠”にとどまらず、サービス全体の視聴動向を支える重要な柱となっていることが読み取れる。
話題作を中心に映画・ドラマを横断して楽しめる点は、配信サービスならではの強みだ。Huluでは今後も韓国をはじめとするアジア発コンテンツの拡充を予定しており、次なるヒット作の登場にも期待が高まる。
【2025年Hulu 年間視聴ランキング【ジャンル別・順位一覧】
総合ランキング
第1位:謎とき冒険バラエティー 世界の果てまでイッテQ!
第2位:劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』
第3位:TVアニメ『名探偵コナン』
第4位:ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 絶対笑ってはいけない/罰ゲーム
第5位:『薬屋のひとりごと』第2期
Huluオリジナルランキング
■ 国内ドラマランキング
第1位:放送局占拠
第2位:ホットスポット
第3位:良いこと悪いこと
■ 海外ドラマランキング
第1位:NCIS ~ネイビー犯罪捜査班~
第2位:ウォーキング・デッド
第3位:FBI:特別捜査班
■ アジアドラマランキング
第1位:THE WITCH/魔女 ー増殖―(韓国)
第2位:本物(チンチャ)が現れた!~まさか結婚するなんて~(韓国)
第3位:わたしの完璧な秘書(韓国)
■ アニメランキング
第1位:名探偵コナン
第2位:薬屋のひとりごと 第2期
第3位:SAKAMOTO DAYS
■ 音楽/ライブランキング
第1位:No No Girls 完全版
第2位:HANA-CHANnel
第3位:ガルバト -GIRLS BATTLE AUDITION-
視聴データを振り返る特別企画「#Huluまとめ2025」も実施
Huluでは、2025年1月1日〜11月30日までの視聴データをもとに、「総視聴時間」や「最も視聴した作品」、「お気に入りジャンル」などをまとめた特設企画「#Huluまとめ2025」を期間限定で公開する。
配信期間は12月17日(水)から。Hulu公式サイトおよびアプリのバナーからアクセス可能だ。
2025年は韓国コンテンツの勢いが際立った一年となった。年末年始の視聴リストに、話題の韓国映画・ドラマを加えてみてはいかがだろうか。