【最終回ネタバレ】「緊急取調室」天海祐希を始め、キントリ全員の活躍で玉山鉄二の口を割らせた

12時00分ドラマ
©テレビ朝日

「緊急取調室」(毎週木曜、21時、テレビ朝日)の最終回、第9話が2025年12月18日に放送された。警察学校内で“王国”を築く、教官の滝川(玉山鉄二)がやった悪事を真壁有希子(天海祐希)たちが暴いた。有希子と梶山(田中哲司)の恋も完結?最新話はTVer、関連動画は番組公式サイト、全話はTELASAで公開されている。



「緊急取調室」とは「緊急取調室」は、天海祐希演じる叩き上げの取調官・真壁有希子が、可視化設備の整った特別取調室で取調べを行う専門チーム「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」のメンバーとともに、数々の凶悪犯と一進一退の心理戦を繰り広げる。その最終回・第9話が、12月18日に放送された。

視聴率推移

人気シリーズの完結編として放送された「緊急取調室」。毎話、豪華ゲストと真壁有希子(天海祐希)の取調室での対決も話題となった。ビデオリサーチ社調べの世帯視聴率は10.8%、9.3%、8.1%、8.7%、8.8%、8.5%、8.3%、9.4%、個人視聴率は6.1%、5.2%、4.7%、4.9%、4.9%、4.6%、4.5%、5.1%と推移した。そして18日に放送された最終回は世帯9.0%、個人5.2%を記録した。

最後は全員の協力で事件を解決

警察学校での宮本(大橋和也)の発砲事件を調べていた緊急事案対応取調班。宮本も口を閉ざし、被害者で同期生・中里美波(森マリア)も監察への訴えはしない。警察学校全体での隠蔽にどうキントリが立ち向かうのかが期待されて第9話がスタートした。取調室で教官の滝川(玉山鉄二)に対峙しながら、キントリ全員で関係人物にあたる。滝川がSAT時代になにをしでかしたのか?滝川王国で宮本がどんな立場に追い込まれたのか?なぜ、警察学校は防犯カメラの映像を隠すのか?キントリは、警察官がもつ正義心を信じて少しずつ事態を打開していった。警察学校の事件は全員で解決させ、キントリの非常招集は終わった。

真壁有希子(天海祐希)と梶山(田中哲司)の関係も?

警察学校が頑として隠す映像になにか大事なことが隠されていると思うキントリの面々。梶山は自身の首をかけて副総監(大倉孝二)に掛け合う。梶山の進退をきにするキントリのメンバーを置いてでていった梶山を追いかけたのは真壁有希子だった。そして、梶山がもしもクビになったら“一緒に生きていかないか?”ととてもプロポーズするとは思えないような場所で自分の気持ちを言葉にした。それを受け手閉まるエレベータにむかって、真壁有希子が見せた笑顔は梶山への思いが溢れる顔だった。ただ、ラストはクビにならなかった梶山と有希子が幸せそうに歩くシーンで幕を閉じた。

■最終回・第9話ネタバレあらすじ

警察学校で宮本(大橋和也)が発砲した際、警察学校では教えない構えをとっていたことが判明する。それは、教官の滝川(玉山鉄二)が以前所属していた特殊部隊SATが採用している銃の構え方だった。それをメッセージと考えると、宮本が狙ったのは美波ではなく、滝川だったのではと有希子(天海祐希)は考えた。滝川はなぜSATから教官になったのかを疑問に思おう。かつてキントリと捜査で協力した捜査一課の刑事・山上善春(工藤阿須加)のつてを頼り、滝川の過去を探る。

山上の妻(長屋晴子/緑黄色社会)は対外的には発表されていない噂だといって、SAT時代に滝川の部下が発砲してしまった事件の責任を取らされたのだと知る。SAT時代の部下・大山は現在、派出所に勤務している。有希子は話を聞きに行った。

どうしても監視カメラの映像になにかあると思い、梶山(田中哲司)は副総監(大倉孝二)に自分の進退をかけて警察学校に映像を貸すように頼む。菱本(でんでん)は、生駒亜美(比嘉愛未)、渡辺(速水もこみち)、監物(鈴木浩介)とともに警察学校に向かう。小石川(小日向文世)は拘置所にいる宮本に話を聞きに行く。梶山は被害者で同期生・中里美波(森マリア)に話を聞きに行った。

それぞれがそれぞれの場所で事件に関与した人達の核心につくような質問をする。

菱本は学校長の正義感をつつくような言葉を吐き、学校長は映像を見せてくれた。そこに映っていたのは宮本が狙ったのは滝川で、美波はそれを庇って撃たれた映像だった。

教場にいた学生たちに、菱本らは映像を見たと告げる。学生たちは騒然となる。しかし、教場長の伊丹だけは「黙れ」という。しかし、学生の中に声を上げる者が出始めた。実は伊丹が違法に拳銃を所持して、山で撃っていたということを美波が知った。美波はそれを宮本に相談し、宮本が伊丹を説得する。しかし、伊丹は学校の練習時間だけでは腕は上がらないと言い張り、宮本にむかって威嚇射撃までした。

宮本は滝川に伊丹のことを話す。滝川なら伊丹を正しく導いてくれると信じていた。しかし、滝川は違った。伊丹ではなく宮本を追い詰め始める。伊丹に話を聞いたが、証拠はないといい、宮本を全員の前で糾弾したのだ。そして、警官になるのは辞めた方が良いといいだす。

宮本は父親を犯罪で亡くしている。滝川に約束が違うと訴えるが、滝川は教場のためだと言い張る。宮本は銃は武器であり、黙っていることが出来ないという。それでも滝川は恨みをかって撃たれたのだから、宮本の父親にも非があるようなことを言う。

それぞれの場所で得た情報をもとに、時系列に事件を整理してゆく。有希子と梶山で滝川を取り調べる。しかし、滝川は伊丹が銃を保持していたという証拠はないという。宮本に撃てといったこともないといい、自分を罪に問えるか?といいだした。

宮本は“銃の怖さを教えてから死んでやる”と思っていたし、美波は告げ口したのは自分なのに宮本を守れなかったから身を挺した。

有希子は滝川に「私に被疑者に向き合う結城を取り戻す方法を教えてください」と頼むと、滝川は生き生きとして「君の失った勇気は もう 取り戻せない。二度と」という。梶山は管理官としてそんなことはないという。有希子はSAT時代の部下だった大山が派出所で元気に働いているという。大山が、充実していることを感じて、滝川に感謝していると告げると、滝川は動揺する。さらに学生たちが事実を話してくれたことを告げ、伊丹に罪を認めるように指導するようにという。しかし、滝川はそれはできないが、自分の言葉として伊丹に告げて欲しいと頼んだ。

伊丹は罪を認めた。宮本は殺人未遂となるだろう。宮本は小石川と有希子に礼をいい、頭を下げた。

梶山は副総監から礼を言われると同時に、各方面から非難もあったことを話す。

大山は発砲は自分のミスだったが、命令を下した滝川のことを上には報告しなかった。大山は滝川にもやり直すチャンスを与えるべきだと話した。

そして、非常招集は解かれ、キントリは解散となった。

テレビ朝日 2025年10月16日スタート。毎週木曜日21時放送「緊急取調室」。出演:天海祐希、田中哲司、速水もこみち、鈴木浩介、大倉孝二、塚地武雅、でんでん、小日向文世ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@kintori_tvasahi」、ハッシュタグは「#キントリ」。

テレビ朝日「緊急取調室」番組公式サイト

【2025年秋ドラマ紹介】【全話あらすじ・関連記事】