【配信開始】また“よど号事件”と思ったら違った―「メイド・イン・コリア」が本気を出す第2話以降

18時00分ドラマ
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Disney+(ディズニープラス)の話題の韓国ドラマ「メイド・イン・コリア」(메이드 인 코리아)が、クリスマス・イブの本日12月24日に第1話と第2話の配信を開始した。

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第1話は、1970年に実際に起きた日本航空機ハイジャック事件、いわゆる“よど号ハイジャック事件”をモチーフに、ほぼ全編を通して描かれる。同事件を題材にしたNetflix映画『グッドニュース』が公開されて間もないこともあり、両作の違いに関心が集まっている。

物語の幕開けとなる第1話では、板付空港を飛び立った国内線が、北朝鮮を目指す赤軍派グループにハイジャックされる衝撃的な事件が展開される。史実の流れを踏襲しつつ、ヒョンビン演じる中央情報部課長ペク・ギテの存在感を強く印象づける構成だ。

『グッドニュース』がブラックコメディとして事件を軽やかに描いたのに対し、「メイド・イン・コリア」は緊張感と重厚さを前面に押し出す。通信の傍受や偽装された空港など、共通するモチーフはありながらも、作品全体を包む空気感は大きく異なる。

注目すべきは第2話以降の展開だ。よど号事件はあくまで序章にすぎず、物語は1970年代の裏社会へと本格的に踏み込んでいく。日本のヤクザと手を組み、韓国産麻薬を武器に富と権力を手に入れようとするペク・ギテ(ヒョンビン)と、彼の不正を執拗に追う検事チャン・ゴンヨン(チョン・ウソン)の対決構図が、より色濃く描かれていく。

次週31日には第3話と第4話が配信予定。今後の展開にも期待が高まる。

韓国ドラマ『メイド・イン・コリア』|ティザー予告編2

메이드 인 코리아画像出典:韓国ドラマ『メイド・イン・コリア』|ティザー予告編2より
「メイド・イン・コリア」推しポイント3選

① ヒョンビン×チョン・ウソン、重厚すぎる初共演の化学反応
本作最大の見どころは、ヒョンビンとチョン・ウソンという韓国映画界を代表する二大スターの初共演だ。野心と冷酷さを併せ持つペク・ギテと、静かな執念で追い詰める検事チャン・ゴンヨン。セリフ以上に、視線や“間”で語る演技の応酬が、張りつめた緊張感を生み出している。

② よど号事件は序章―第2話以降で加速する裏社会ドラマ
第1話で描かれるよど号事件は、物語への入口に過ぎない。第2話以降は、1970年代という激動の時代を背景に、麻薬、権力、政治が複雑に絡み合う濃密なドラマが展開される。実話モチーフならではのリアリティと、フィクションならではの大胆さが共存する構成は、一気見必至だ。

③ 70年代の空気を現代的に再構築した映像美
『南山の部長たち』などで高く評価されてきたウ・ミノ監督ならではの時代表現も大きな魅力。スーツのシルエット、街並みの色調、小道具のディテールまで徹底的に作り込まれ、1970年代の空気を濃密に再現しながらも、決して古びた印象を与えない。ノワール感漂う映像が、作品世界への没入感を高めている。

ウ・ミノ監督は制作発表会で「自分の作品の中で最も面白いものになる」と語っており、本作は監督にとって初のOTTシリーズ作品でもある。パク・ヨンウ、チョ・ヨジョン、チョン・ソンイルといった実力派に加え、「イカゲーム」出演のノ・ジェウォンやウォン・ジアン、ソ・ウンスら新鋭も集結。ヒョンビンとチョン・ウソンが挑む新たな演技とともに、2025年末の注目作として期待が高まっている。


各話のあらすじと見どころは、制作発表会レポートやキャスト・キャラクターの徹底紹介と共に【「メイド・イン・コリア」を2倍楽しむ】でまとめていく。

「メイド・イン・コリア」は、Disney+にて12月24日に2話、12月31日に2話、1月7日に1話、1月14日に1話、全6話が順次配信される予定だ。ヒョンビンとチョン・ウソン、二大スターの激突が描く“国家と欲望の物語”から目が離せない。

kandoratop【作品詳細】【「メイド・イン・コリア」を2倍楽しむ】