iPhone・iPadと連携してシーン単位で録画情報を共有、「REGZA Appsコネクト」―東芝

2010年10月05日19時51分iPad
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東芝は10月4日、テレビやレコーダーをスマートフォンやタブレット端末と連携させて新しい視聴スタイルを提案するシステム「REGZA Appsコネクト」を発表した。10月下旬をめどにiPhone・iPad版アプリを無償リリースするのを皮切りに、Android版、Windows7版も順次展開する予定だ。

「REGZA Appsコネクト」は、東芝の液晶テレビ「CELL REGZA」やレコーダー「REGZAブルーレイ」「RDシリーズ」を、クラウドを介してiPhone、iPadなどモバイル端末からコントロールすることを基本機能に、さらに新たな映像視聴空間を提案しようというものだ。各機器の音量調整、チャンネル選択といった基本操作を一つの端末でできるだけでなく、ハードディスクに録画保存した番組の情報をほかのREGZA・RDユーザーと共有することができる。

録画した番組ににはお気に入りシーンなどにタグを付けることができ、「タグリストシェア」により、番組ごとの話題性の高いシーンにタグを付けて、興味を持っているユーザー同士で効率よく視聴するといった楽しみ方ができる。タグには各シーンに関連した短いコメントと時間情報が含まれ、「タグリスト」として専用サーバー上で全国のユーザー間で共有・活用できる。ネットの動画サービスに投稿する際のような手間のかかる編集作業を経ることなく、また著作権侵害などの問題も生じることなく、手軽にタグ付けするだけで番組の情報が共有できるというわけだ。

今後は「タグリスト」に上げられたシーンにレスポンスができる「リタグ」機能も導入する予定で、東芝ではこれらを組み合わせた新たなコミュニティ作りを狙う。さらに、スカパー!の一部コンテンツで公式タグリストの提供も検討しているという。

対応機器は最新の「CELL REGZA」、「REGZAブルーレイ」のほか従来のDVDレコーダー「RDシリーズ」も含まれており、「6年くらい前の機器にも対応できる」(開発担当者)という。

REGZA Appsコネクト