NHK大河「豊臣兄弟!」市(宮崎あおい)苦しむ夫を介錯、大胆演出に反響 第17話ネタバレ第18話予告

09時07分ドラマ
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NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」(毎週日曜総合20時~BS、BSP4K18時~)5月3(日)放送の第17話「小谷落城」自刃の長政(中島歩)、市(宮崎あおい)の“介錯シーン”に大きな反響が寄せられた。5月10日放送の第18話「羽柴兄弟!」では、家臣募集の選抜試験に、石田三成(松本怜生)、藤堂高虎(佳久創)ら若者たちが集う。放送予告動画は番組ホームページで視聴できる。



大河ドラマ65作目となる「豊臣兄弟!」は豊臣秀吉(池松壮亮)の弟・豊臣秀長(仲野太賀)を主人公にした“下剋上サクセスストーリー”。貧しい農家に生まれた豊臣兄弟が、織田信長(小栗旬)に仕え、戦国の荒波を生き抜く姿を描く。やがて天下統一へと向かう道のりを、兄・秀吉を支え続けた秀長。名補佐役として後世に名を残す“影の力”に光りをあてる。

オープニングテーマなしの特別仕様でスタートした5月3日(日)放送の第17話では、武田信玄(髙嶋政伸)の出陣、そして急死により、大きく戦局が揺れ動いた。足利義昭(尾上右近)の追放により室町幕府が終焉を迎え、劣勢と思われた織田信長が一気に巻き返しを図り、朝倉・浅井を追いつめていった。

小谷城での長政最期のシーンでは、あの信長を追い詰め、天下が手中に入ると夢見た長政の無念、そして市との絆が胸を打ち、長政最期を巡る大胆な演出が視聴者の反響を呼んだ。長政が静かに一人で逝こうとする中、長政との別れを決意した市が、自ら介錯するという予想外の展開に「新解釈すぎる」「これは神回」「めっちゃ泣いた」「ぶっ飛んでる」など賛美両論。物議をかもしながら強烈な余韻を残した。

そして5月10日(日)放送される第18話では、藤吉郎が羽柴姓を名乗り、ついに城持ち大名となる。新たに家臣集めをすることになった小一郎のもとに、石田三成、藤堂高虎ら豊臣家には欠かせない家臣たちが登場する。

■光秀の揺れる心―藤戸石のシーンが語るもの
義昭が信長に追放され、二条御所の解体を任された光秀(要潤)。彼が藤戸石の前で立ち尽くす場面は、信長の天下取りの速度を物語っていた。藤戸石と言えば、信長が義昭に贈ったもの。ドラマでは度々、義昭が信長への不満を刀にこめ、この石に斬りかかるシーンが放送されていた。

第17話では、光秀が藤戸石の前で足をとめると、その周りには数多くの破片が。そこに京を追放された義昭の無念がひしひしと伝わってくる。それは同時に、信長の天下取りへの加速度、そして義昭の滅亡を意味し、その狭間で揺れ動く光秀の孤独が、後の“本能寺”へ繋がる伏線として描かれていた。



■第17話ネタバレ
足利義昭は、信長を討つため、甲斐の武田信玄に自ら会いに行き、出陣を懇願する。信長との同盟があるため、慎重だった信玄もついに動き出し、元亀3年10月、2万5千の軍勢を率い遠江へ侵攻。12月の三方ヶ原で家康(松下洸平)と激突し、勝利を治める。義昭は勢いづき、二条御所で挙兵し、信長は一時劣勢に追い込まれた。

しかしその直後、信玄が進軍中に急死。武田家家臣たちは、動揺を抑えるため信玄の死を伏せ、軍は甲斐へ撤退していく。これを機に信長は京へ進軍。義昭を捕らえ、「命は取らぬが京を去れ」と追放してしまう。こうして、15代続いた室町幕府は終焉を迎えた。二条御所の破壊を命じられた光秀(要潤)は、藤戸石の前に立ち止まり、過去と決別するように刀を振り下ろすのだった。

信長は、次に浅井・朝倉攻めの総仕上げにかかる。朝倉義景は、田上山に布陣するが、大獄砦陥落の報せを受け、一乗谷へ撤退する。織田軍はそれを予想したかのように朝倉軍の背後を突き、一気に攻勢を強めていく。義景(鶴見辰吾)は、一条谷を渡すくらいなら、城下に火を放つよう命じるが、家臣・景鏡(池内万作)に討たれてしまう。景鏡は、義景の首級と引き換えに織田に降伏し、これにより越前朝倉家が滅亡した。

朝倉の援軍を失った浅井は、小谷城に籠城。浅井久政(榎木孝明)が自害し、残るは長政の本丸のみとなった。藤吉郎、小一郎が和睦の交渉と市の助命を願い出て、許可を得ると柴田勝家(山口馬木也)と共に小谷城へ向かう。兄弟が城に入ると、長政は市と娘たちだけを城から逃がすよう求め、自分は残る覚悟を示す。

小一郎は、“人は放っておいても必ず死ぬのに、自ら死ぬこともない”と生きる道を説くが、長政は、兄弟と相撲で勝負をつけようと言い出す。長政対兄弟の対決は、長政の勝利に終わったが、その間、長政は信長と相撲を取っている幻想を抱いていた。偉大な義兄である信長を追いつめ、一時は天下を手にできると思った長政。その誇りを胸に、ここで終わりたいという思いは固かった。

長政は市に3つのお守り袋を渡し、「そなたらしく、強く生きてくれ」と言葉を残す。小一郎が“月の物語”と重ねるように、一人になった長政は、脇差を取って静かに自害。最期の別れを決心した市は、子供たちを先に行かせ、小一郎から刀を借り、涙を流しながら夫を介錯。「いつまでもあなたをお慕いしております」と刀を振り下ろした。こうしてついに小谷城は落城した。

■第18話あらすじ
秀吉は織田家家老に昇格し、北近江を拝領する。領地に長浜城を築き、ついに城持ち大名となり、小一郎と共に羽柴姓を名乗る。小一郎は、城下の統治を任されるが、人手が足らず困っているところに、半兵衛から家臣を増やすべきだと助言され、有能な家臣を求めて選抜試験を行うことする。多くの志願者が集まる中、石田三成(松本怜生)、藤堂高虎(佳久創)ら個性的な若者たちが最終試験に残り・・・。

NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」は2025年1月4日(日)から放送開始。総合20時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:八津弘幸、出演:仲野太賀、池松壮亮、吉岡里帆、浜辺美波、白石聖、坂井真紀、宮澤エマ、大東駿介、松下洸平、山口馬木也、宮崎あおい、小栗旬ほか。番組公式Xアカウントは「@nhk_toyotomi」。

大河ドラマ「豊臣兄弟!」番組公式サイト

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