サントリー、「ボス ホットシルキーブラック」松田聖子&復活・ペンギン共演TVCMを公開
サントリー食品は、「ボス ホットシルキーブラック」の松田聖子と復活したペンギンのキャラクターが出演するTVCM「ペンギン回想」篇(15秒、30秒、60秒)を公開した。
同飲料は、2008年の発売以来、滑らかな口当たりのボトル缶タイプのブラックコーヒーとして好評を博しているが、9月21日にコーヒー豆のブレンドを見直すことでより豊かな香りを楽しめる中味にリニューアルしたばかり。
TVCMは、忙しい日々を送るビジネスマンが、同飲料を飲みながら過ごすゆったりと落ち着いた時間を、「音楽(=オーケストラ)」で表現。“ひたむきに自分の仕事を全うしようと生きている不器用だが愛すべき人々が、ひとたび団結して頑張れば、驚くほど美しいハーモニーが生まれる”というメッセージを、ユニークな楽団員で構成される「ボス シルキーブラック オーケストラ」が伝える。
シリーズ第4弾となる今回のCMでは、前作に引き続き松田聖子扮する“シルキー歌姫(ディーバ)”が登場し、自身の名曲「SWEET MEMORIES」(オリジナルオーケストラアレンジver.)を披露。1980年代に一躍人気となったペンギンのキャラクターも登場する。
同曲を歌うペンギンの姿が松田聖子の姿と重なっていくシーンはCMの一番の見どころで、過去の大切な記憶に思いを馳せながら演奏する楽団員のさまざまな思い出を乗せ、遠い空を走り抜けていく列車がさらに幻想的な世界を演出する。
撮影は、松田聖子が、同曲を「何もかもが新しく、とても大人っぽい歌で、この曲を歌うこと自体、そのころ(1983年)の私にとっては大きなチャレンジでした」と語るように思い出深い楽曲。
当時、松田聖子のイメージをアイドルから大人の女性へと一変させたスローバラードで、誰もが共感する淡く切ない歌詞とメロディーに加え、哀愁を感じさせるペンギンのキャラクターのCMとともに大ヒットした。
同曲は、今回のCMのために再レコーディングして究極の大人のバラードとして新たな命を吹き込まれており、思わず胸がキュンとなる世界観は全く色あせないどころか、さらに深みを増し、当時を知る楽団員やスタッフはもちろん、現場で初めてこの曲を耳にする若い世代も魅了されていた。
松田聖子は、マイクに両手を添えるシーンの撮影では、何度もペンギンのCMを見ながら手の位置や動き、体の揺れなどを念入りにチェック。現在と回想シーンをスムーズにリンクさせるため、細心の注意を払い、最高の演技を追求していた。
今回のCMでは、ペンギンが付けている花の髪飾りと松田聖子の音符をモチーフにした髪飾り、ペンギンコーラス3人組と3人横一列で演奏するフルートリオなど、随所に過去のペンギンのCMを想起させる仕掛けを施している。制作サイドのちょっとしたこだわりに気付いた松田聖子は、「私の衣装の青いラインもそうですよね?」と尋ね、感心した表情を浮かべていた。
そんな松田聖子は、27年前のペンギンのCMを見て、「懐かしい~」と目を細める。「私がレコーディングしたときは音楽だけで、完成したらこんなにかわいいアニメのCMになっていてビックリしたことを覚えています。映像と一緒に流れることで歌が輝きを増して、いま見ても胸がキュンとしますね」と、懐かしい記憶に思いを馳せ、素敵な笑顔を見せていた。
なお、ペンギンのキャラクターは、MOMAやグッゲンハイムなど名だたる美術館に作品が収蔵されている国際的アートディレクターの戸田正寿と、親しみやすい画風でおなじみのイラストレーター・ひこねのりおが手がけ、見ているだけで幸せな気持ちにさせてくれるかわいらしい姿と豊かな表情で話題となった。2001年からは「パピプペンギンズ」の名前で活躍している。
サントリー「ボス シルキーブラック」CM動画