杉咲花×多部未華子が織りなす“占いミステリー”開幕!「クロエマ」第1話&第2話が7月12日よりPrime Videoで世界独占配信
「逃げるは恥だが役に立つ」の海野つなみの同名漫画を原作としたドラマ「クロエマ」が、7月12日よりPrime Videoにて世界独占配信される。初回配信では第1話と第2話が一挙公開され、杉咲花と多部未華子が演じる正反対の女性コンビが、不思議な占い店を舞台にさまざまな謎に向き合っていく。
映画『愛がなんだ』で知られる今泉力哉が監督を務め、脚本は今泉かおりが担当。日常の中に潜む違和感や人間の機微を丁寧に描き出す、新感覚のミステリードラマとして注目を集めている。
すべてを失ったエマが出会った謎めいた女性・クロエ
第1話では、恋人、仕事、そして住む家まで一度に失ってしまった30歳の女性・エマ(杉咲花)が主人公。人生のどん底にいた彼女は、ひょんなことから謎めいた資産家・クロエ(多部未華子)の豪邸へとたどり着く。
住み込みで働くことになったエマだったが、自由奔放なクロエとは性格も価値観もまるで正反対。それでも不思議な縁に導かれるように、2人は豪邸の一角で「占い」を始めることになる。
一方、第2話では、奇妙な共同生活に少しずつ慣れ始めたエマとクロエのもとに、悩みを抱えた相談者たちが訪れる。タロットや占いを手掛かりにしながら、2人は依頼人たちの言葉の裏に隠された秘密や、まだ誰も気づいていない真実へと迫っていく。
正反対だからこそ生まれる絶妙な距離感
本作最大の魅力は、エマとクロエの関係性だ。
周囲に気を遣いながらも芯の強さを持つエマと、ぶっきらぼうに見えながら実は人情味にあふれたクロエ。一般的なバディ作品のように急速に仲を深めるのではなく、「仲良しではないのに、なぜか一緒にいると心地よい」という独特の空気感が描かれる。
互いに踏み込みすぎず、かといって突き放すわけでもない。そんな絶妙な距離感が物語全体に心地よいリズムを与えている。
今泉力哉監督が描く“余白”と“闇”
また、本作は単なるヒューマンドラマや占いドラマではない。
今泉力哉監督らしい繊細な会話劇や、登場人物たちの感情の揺らぎを丁寧に映し出す演出に加え、物語にはどこか不穏でミステリアスな空気が漂う。
優しさや温かさの中に潜む小さな違和感、人が抱える秘密や孤独――。甘さだけでは終わらない“ほのかな闇”が作品に奥行きを与え、新しいタイプのミステリーとしての魅力を生み出している。
『逃げ恥じ』原作者・海野つなみらしい遊び心にも注目
さらに見逃せないのが、登場人物の名前に込められた原作者・海野つなみならではの遊び心だ。
主人公2人、江間宵(えましょう)=エマ、黒江神名(くろえかな)=クロエをはじめ、シモン(岩瀬洋志)、大庵(河井青葉)、寧山(光石研)など、どこか欧米風の響きを持ちながらも、日本的な漢字の名前や苗字と組み合わせられている。
例えばシモンの本名は「下門賢志郎」、大庵は「大庵理華」、寧山は「寧山新月」。和と洋が自然に溶け合ったネーミングは、本作の幻想的でミステリアスな世界観を象徴する要素の一つとなっている。
占いをきっかけに人々の秘密や人生の謎へと迫っていく「クロエマ」。エマとクロエの不思議な関係性と、日常に潜むミステリーがどのように描かれていくのか。7月12日の配信開始に向けて期待が高まる。