母のうつ病の原因は地域のいじめ?「フリーター、家を買う」3話あらすじと見どころ-フジ
嵐・二宮和也主演のドラマ「フリーター家を買う」、11月2日放送の第3話はついに母をうつ病にした原因と思われる事実が発覚する!番組サイトには次回の予告動画と前回の名場面が公開されている。フジテレビOnDemandでは各話315円(税込)で第2回を配信中。全話パックの見逃しおたすけパックは1,575円(税込)
10月19日から放送開始した「フリーター家を買う」は下馬評どおりの人気で、10月スタートの秋の新番組の中で、初回視聴率2位の好成績を残した。(ビデオリサーチより)
第3回となる11日2日の放送では、明るかった母を“うつ病”に追い込んだと思われる原因が発覚する。
誠治(二宮)は正社員としての就職を考えながらも、大悦土木でのアルバイトにも慣れ、以前よりも前向きに仕事に取り組むようになり、同僚とも飲みに出かけるようになった。
一方で誠治は、家ではうつ病を患っている母・、寿美子(浅野温子)の世話も続けていた。そんな折、出し忘れたという可燃ゴミがキッチンに積まれていることに気づくが、それは、アルバイトに出かける前に誠治が分別の確認をして集積所に出したものだった。
違和感を感じた誠治は、2階からごみ集積所を見ていると、隣人の西本幸子(坂口良子)が現れ、持っていたビンをこっそり武家のゴミの中に入れるのを目撃する。
第3回は、ドラマのテーマでもある「家を買う」動機となる大切な回。これまで明るかった母親が、なんと10年間もの間、地域からいじめを受けてきたようだという事実が発覚する。いよいよ、「家を買う」という目的意識を持った誠治が、どう変わっていくのかが今後の大きな見どころとなりそうだ。
また、前回の放送で大悦土木の皆と徹夜で働いた誠治は、働くことの厳しさと達成感がもたらす爽快感というものも感じたようだ。アルバイト先の千葉真奈美(香里奈)は何かと誠治のことを気にかけてくれ、それが今後、誠治とのラブラインに発展するかどうかも大いに気になるところだ。
「フリーター家を買う」は新番組の期待度も高かったが、最近では、いくら人気の俳優を投入しても、ドラマ自身に魅力がなければ視聴率が取れないことが実証されている。また、ドラマ全体を見渡しても高い視聴率が出ないのが今のテレビ界だ。そんな中で、初回視聴率が、17.6%というのが大健闘だろう。しかも、第1位の「相棒 season9」とは、0.1%の差というからはこれは立派なものだ。
こうしたホームドラマの場合、いじめを受けるのは“子供”と相場が決まっていて、それを助けるのが“親”という役回りが一般的だ。しかし、現実には会社や地域のいじめは厳然と存在しており、それを頼りない息子が中心になって守っていこうとするところが、このドラマの魅力かもしれない。
また、ごく普通の一般的な家庭と思っていた“武家”は、実は大変なことになっていたことも、興味がわく。父親は自分のことしか考えない男でおまけにどうやら浮気もしているようで、玉の輿に乗った姉は姑や嫁ぎ先の病院のスタッフから疎んじられている。明るくいつも誠治の味方をしてくれていた母がうつ病で、主人公の誠治は大学卒業後折角勤めた会社も、社風になじめずたった3ヶ月で辞めてしまう根気のない青年。
家族全員が様々な弱い部分を抱えている。視聴者はそんな家族の中に自分の弱い部分を合わせ鏡のようにして共感しているのかも知れない。
しかし、ドラマ自体は魅力的な俳優陣のおかげでちっとも湿っぽくはなっていない。こうしたところも大きな魅力だろう。
いまや崩壊寸前の武家がどのように家族を再生していくのか、ドラマの展開に目が離せない、今後も大いに期待したいドラマだ。
「フリーター家を買う」第3回の放送は、11月2日(火)よる9時からフジテレビで放送。オンデマンドでも配信中。
「フリーター、家を買う。」予告動画
「フリーター、家を買う。」番組サイト
フジテレビOnDemand「フリーター家を買う」
※ナビコンでは、過去に紹介した嵐関連の動画を嵐のCM特集のコーナーで一挙紹介。
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