Apple、iPadなどに向け映画配信サービスを開始、新Apple TVの国内出荷も今週開始

Appleは11月11日から、iTunes Storeを通じて映画を提供するサービスを日本向けに開始したと発表した。MacやiPad、iPhone、iPod touchのほか、iTunesをインストールしてあるWindows PCでもダウンロードしてみることができる。またこれに合わせて、先に米国などで発売を開始した新Apple TVの日本発売を今週中に開始。Apple TVをテレビに接続して視聴することもできるようになる。
日本向けの映画配信サービスには、20世紀フォックス、パラマウント・ピクチャーズ、ウォルト・ディズニー・スタジオ、ワーナー・ブラザース、ユニバーサル・ピクチャーズなど主要か海外配給会社のほか、アスミック・エース エンタテインメント、フジテレビ、角川映画、日活、松竹、東映など日本のコンテンツ供給会社が参画している。
開始時には1000本以上の映画を用意。「トイ・ストーリー3」や、「セックス・アンド・ザ・シティ2[ザ・ムービー]」といったハリウッド映画の大ヒット作や、「おとうと」、「劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー」、「踊る大捜査線 THE MOVIE 2」など人気の日本映画がラインアップされている。
配信方式は各コンテンツともHD版とSD版があり、タイトルによって買い切りのダウンロード購入方式とレンタル方式が用意されている。レンタルでは、映画をダウンロード後30日以内に見始め、見始め後48時間以内に限り自由に視聴できる。レンタル料金は1本200~300円。各コンテンツの購入画面では予告編の動画を再生できる。
一方、ようやく日本発売が決まったApple TVは、iTunesから購入した動画コンテンツを居間のテレビで楽しむためのデバイス。日本での価格は8800円。動画のほかクラウドサービスやSNSから取り込んだ写真を鑑賞することなどもできる。無線LANを搭載し、App storeから無料でダウンロードできるアプリ「Remote」を使えばiPhoneやiPadから遠隔操作できる。近く加わる新機能「Air Play」を使えば、ビデオや写真、音楽をiPhoneやiPadからApple TVにストリーミングすることもできるようになる。
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