NHK大河ドラマ 翔ぶが如く

エンタテインメント ドラマ 歴史・時代劇
番組情報
『翔ぶが如く』は、平成2年(1990)に放送された、大河ドラマ第28作である。原作は司馬遼太郎。
薩摩の西郷隆盛と大久保利通の二人を主人公とし、幼なじみとして育った二人の友情や同世代の若き志士たちの群像、そして討幕。明治に入り、近代国家建設のために活躍する政治家たち、やがて西郷と大久保との衝突、西南戦争での西郷の死と大久保の暗殺という、維新の動乱期をダイナミックに描ききっている。
なお、大河ドラマとして初めて2部構成で作られ、前半が幕末篇、後半が明治篇となっている。1部と2部とでは、冒頭のタイトル部分なども変えられた。

原作の『翔ぶが如く』は主に第2部にあたる明治期の挿話が中心となっているため、第1部では同じ司馬作品の『最後の将軍』『竜馬がゆく』『酔って候』『花神』『歳月』なども使われている。脚本は『徳川家康』につづいて小山内美江子。
音楽は、現代音楽の一柳慧が担当したが、そのテーマ曲は、これまでの大河ドラマのイメージから離れた個性的なものだった。

翔ぶが如く西郷隆盛に西田敏行、大久保利通には鹿賀丈史が起用された。実際の肖像画などに似せたメイク、役作りなどもあって、その好演が話題となる。
他にも西郷隆盛の妻に田中裕子、大久保利通の妻には賀来千香子、隆盛の弟・西郷従道に緒形直人、薩摩藩主・島津斉彬に加山雄三、斉彬の弟で隆盛らと対立する島津久光には高橋英樹、そして後の大河ドラマでも人気となった篤姫(天璋院)に富司純子と、豪華キャストである。

演出面でも、地方色を出すため、ナレーションや台詞に薩摩言葉を積極的に導入するなどの斬新性をみせた。分かりにくい言葉には字幕もつけられた。鹿児島出身の俳優の草野大悟が第1部のナレーターを務めている(2部では出演)。
平均視聴率は23.2パーセント、最高視聴率は29.3パーセントであった。



西郷隆盛と言えば、東京・上野公園にある銅像が一番知られているだろう。これは明治22年、隆盛の友人らが建立を計画し、高村光雲によって製作された。竣工は明治30年のことである。
鹿児島市内には、西郷隆盛ら明治維新に寄与した者たちの資料などを集めた西郷南洲顕彰館がある。
ほかにも城山地区には、西郷隆盛らが最後の5日間を過ごした「西郷隆盛洞窟」や「西郷隆盛終焉の地」碑文なども立っている。
  • 作曲:一柳慧 /原作:司馬リョウ太郎 遼(しんにょうへんの点が二つ)/ 脚本:小山内美江子
  • 出演:西田敏行 、鹿賀丈史 /語り(語り手):草野大悟 /出演:高橋英樹 、蟹江敬三
  • 年月日 ~ 年月日

(C)NHK