韓国古典の名作「春香伝」がキュートなラブロマンスに。

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『快傑春香』は、李氏朝鮮時代から親しまれてきた名作「春香伝」を現代版ラブロマンスにアレンジした2005年のKBSの作品。

主演は、ハン・チェヨン。秋の童話の意地悪な“妹役”といった方が通りがいいかもしれない。意地悪で自分本位な女性の役。その整いすぎた容姿と長年外国で暮らした洗練された雰囲気からか、まさにドンピシャのキャスティングに思えた(チェヨンさん、ごめんなさい)。実際に、プライベートでも近寄りがたいといわれることが多いそうだが、実際はそうでもないらしい。(本人談) 昨年、在米韓国人事業家と結婚をしてからは新妻独特の幸せオーラで、シネ(秋の童話の役名)の面影は微塵もない。

今回演じたチュンヒャンはキャバレー歌手の母と暮らし、生活苦にあえぎながらも前向きにアルバイトで生活を支えるけなげな女子高生。顔良し、スタイル良し、性格良し。おまけに頭脳明晰と一見非の打ち所のない女の子だが、実際には思い込んだら猪突猛進でちょっぴりドジな女の子。この性格が災いして、やんちゃくれな警察署長の息子モンリョと一つ屋根の下で暮らすことに・・・。

モンリョを演じたチェヒは、イ・ヒョンギュンという名前で高校時代からエキストラなどをしてきた。正式にデビューしてからは、映画やドラマで殺人鬼役や薬物中毒者など常軌を逸した役を多く演じてきたが、チェヒに改名しはじめて演じたラブコメディがこの『快傑春香』だ。新しいジャンルでも彼の演技力は認められ、この作品以降「魔女ユヒ」「パパ3人ママ1人」などの作品のヒットに貢献している。

ドラマはこの二人のラブロマンスだが、ここで重要な役回りをするのがオム・テウン演じるハクト。女性不信の冷徹男だが、なぜかチュンヒャンを助ける足長おじさんになる。オム・テウンはドラマ「復活」「魔王」などでその演技力は周知のこと。足長おじさんが一転して「チュンヒャンをめちゃくちゃにしてやる!」と、ありとあらゆる方法でチュンヒャンとモンリョの恋を妨害する。ハクトのチュンヒャンへの執着、未練の演技をとくとご覧いただきたい。

他にも、ラブコメ定番のズッコケカップルが笑える。ダンヒとバンジャのベタベタカップルは鳥肌モノ。韓国屈指の古典作品「春香伝」がどうアレンジされたかは見てのおたのしみ。
※ 「春香伝」については、後日『韓ドラここが知りたい』で紹介する予定。
  • ハン・チェヨン/チェヒ/オム・テウン/パク・シウン
  • 年月日 ~ 年月日

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