緑林寮を舞台に不幸体質の主人公の日々を描く
OVAシリーズ作品『ここはグリーン・ウッド』

『ここはグリーン・ウッド』は、那州雪絵によるコミックスを原作としたOVAシリーズ作品(全6巻)。
主人公の蓮川一也は、不幸体質で悩む高校一年生の少年。早くから両親を亡くし、初恋の相手は兄の妻となり、理想として憧れだった兄は男子校の保健医になるという思春期を過ごしたことから、自分は「不幸体質」だと屈折してしまう。幸せそうな初恋相手の義姉すみれから独り立ちするために、進学した高校・私立緑都学園の男子寮に入る決意をする。しかし緑林寮、通称「グリーンウッド」には、ひと癖もふた癖もある住人たちが暮らしており、一也はさらに悩まされる毎日を過ごすことになる。とくに、寮長で先輩の池田光流と、そのルームメイトの生徒会長・手塚忍、そして一也のルームメイトである見た目は少女の如月瞬たちは、主人公の一也を何かとオモチャにしては楽しんでおり、この４人は腐れ縁のように行動を共にすることが多い。普段の寮生活を中心に物語は進み、誘拐未遂事件や学園祭、幽霊騒動などを描き、最後に一也と五十嵐巳夜との恋愛模様が語られる。
原作コミック、ドラマＣＤ、ラジオ番組などを経て、2008年7月には実写ドラマ版『ここはグリーン・ウッド 〜青春男子寮日誌〜』がTOKYOMXやtvkなどのにて放送される。