『ベン・ハー』クライマックスの戦車競争シーンは、
映画史に残る一大スペクタクルだ。

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今年4月に亡くなったアメリカの俳優チャールトン・ヘストン。ハリウッド黄金期の映画スターである。数多くの出演作品があるが、彼の名を日本人にも知らしめたのは、この『ベン・ハー』だろう。この作品でアカデミー賞の主演男優賞を受けている。
とにかく、これだけスケールの大きな作品にけっして見劣りしない風格を感じるのは、やはり古き良き時代の「スター」だからか。

西暦1世紀、ユダヤはローマ帝国の支配下にあった。エルサレムの豪族の息子、ベン・ハー(チャールトン・ヘストン)とローマ駐屯軍のメッセラは幼なじみである。しかし、二人の間に確執が起こり、母と妹は地下牢に、ベン・ハーは奴隷として売られていってしまう。ベン・ハーは何とかしてユダヤの地に戻り、メッセラへの復讐を果たそうとするのだが……。

メッセラとの戦車競争のシーンは、今でも十分に通用する迫力である。
この作品ではイエス・キリストも登場するのだが、これ以前にヘストンは『十戒』でモーゼを演じているわけだから、やはりスケールの大きな俳優なのだろう。
なお、晩年、全米ライフル協会会長を務めていたことから、銃規制をテーマにしたマイケル・ムーア監督『ボウリング・フォー・コロンバイン』で突撃取材を受けていたの記憶に新しい。
  • 監督: ウィリアム・ワイラー
  • チャールトン・ヘストン、ジャック・ホーキンス、ヒュー・グリフィス
  • 年月日 ~ 年月日

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