新・人間学を求めて全6話

財団法人生存科学研究所の設立者・武見太郎氏の生誕100年を記念した科学講演会。様々な分野の研究者7人が集まって、興味深いディスカッションが行われました。そのトップバッター小泉英明さんは武見太郎氏の研究と生涯を紹介し、武見氏が求めていたであろう科学の理想的な将来を俯瞰統合していきます。物質の進化から生物の進化、そして脳科学の現況から将来を見据え、日本の進む道を視座に捉えて講演を締めくくります。
  • 小泉英明 日立製作所リサーチフェロー 科学技術振興機構「脳科学と社会」領域総括
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製作・著作 財団法人生存科学研究所

武見太郎氏の生誕100年を記念した科学講演会。様々な分野の研究者7人が集まって、興味深いディスカッションが行われました。松井孝典さんは地球という存在の普遍性を地球学として研究してきました。松井さんは人間の住む環境を人間圏と名づけて研究していることを述べます。講演の後には総合司会の小泉英明さんが本郷の東京大学・松井研究室を訪ねます。天体衝突や恐竜大絶滅の話から研究の後継者の養成についてまで話は続きました。
  • 松井孝典 東京大学 大学院理学系研究科 地球惑星科学専攻 教授
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武見太郎氏の生誕100年を記念した科学講演会。様々な分野の研究者7人が集まって興味深いディスカッションが行われました。基礎生物学の星元紀先生の講演は、生物の多様性から始まりました。生物は地球創生以来5回の大絶滅を経て現在のものになっています。種の数は150万とも170万とも言われます。原生動物の起源から、哺乳類、原猿類、霊長類、ヒトへとたどった道のりには生物誕生からすべての歴史が残されていると先生は説いていきます。
  • 星元紀 慶應義塾大学理工学部教授
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武見太郎氏の生誕100年を記念した科学講演会。霊長類学の第一人者・久保田競先生は、走ることが人間の脳の発達に深く関与しているという最新の学説を紹介し、支持を表明します。それは、手や指を使うことで脳が発達したとされてきた従来の考え方に対し、足こそ脳の発達に大きく影響したというものです。このほかに久保田先生は自らの様々な実験をもとに脳と身体の関係を解き明かします。
  • 久保田競 日本福祉大学教授 元京都大学霊長類研究所長
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生存科学研究所が主催した武見太郎生誕100周年記念の講演会。トリと言語に関しユニークな研究を講演したのは理化学研究所の岡ノ谷一夫さんでした。トリと人間は、二足歩行、一夫一妻などの点からも意外に共通点が多く、観察してみると、ジュウシマツのように鳴き声に一定の文法が見いだされ、かつ学習によって習得される「歌」を歌うものさえいます。岡ノ谷さんは鳥の歌から人間の言語の起源や将来性にまで論を広げています
  • 岡ノ谷 一夫 理化学研究所 脳科学総合研究センター
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小泉先生と、3人の研究者(東京大学大学院教育学研究科の多賀厳太郎助教授、順天堂大学医学部の丸井英二教授、東京大学大学院総合文化研究科助教授の村越隆之助教授)によるディスカッションです。まず、これまでの小泉・松井・星・久保田・岡ノ谷の先生方の講演について、感想を3人の先生が述べることから始まり、学問間の架橋・融合、普遍性と個別性の話などへと広がっていきます。会場に残った星、久保田、岡ノ谷の三人の講演者も加わって、活発な意見が交わされました。
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