高レベル放射性廃棄物の地層処分に向けた取り組み全1話

『高レベル放射性廃棄物の地層処分に向けた取り組み』。このタイトルを聞いただけでその内容の一端を思い浮かべ、興味を抱く高校生・一般の視聴者は、果たしてどれだけいるでしょうか?。 地球環境に優しい原子力発電の必然課題であるにもかかわらず、いかにも難しく、とっつきにくいテーマであるがゆえに、一般には馴染みの薄い『地層処分』。技術的には実現レベルにありながら、停滞している背景には、複雑な要因がありますが、地層処分の取り組みを続けている国々はどこも、実現に向けた最重要課題は、大衆の理解と合意を得ることである、と声をそろえていいます。 番組ではこの難解なテーマを、一般家庭の目線に合わせて描く事で地層処分の正しい知識と、視聴後にそれぞれの考え方や意見をもてる程の理解を得られるような、分かり易い番組をコンセプトにしています。 そのために ある家庭を狂言回しとし、家族それぞれが持つ疑問に対し、博士が答えたり 最新情報を紹介していくことで、家族それぞれの知識が深まっていく、というストーリー性を持った展開にしています。 海外での地層処分の取り組みでは、米国とフィンランドの具体的な深地層処理を紹介しています。 米国ではニューメキシコ州の廃棄物隔離パイロットプラントWIPPとネバタ州ユッカマウンテンの地層処分の現状を取材。 地層処分研究の成果や、研究者へのインタビュー、さらには地域住民の賛成、反対両方の立場からインタビューを含めリポートしています。フィンランドを取材対象にした理由は、エネルギー資源に乏しく27%を原子力エネルギーに依存しているなど、日本と似た状況にあることと、世界ではじめて政府が深地層処分の最終処分地を認可し、地元住民の合意が得られた事などがあげられます。番組ではなぜ最終処分場となりえたのか、実情に迫ります。
  • 市川 勉 俳協、平辻 智子 俳協、斎藤 史典 フリー、小林 愛 劇団ひまわり、生野 文治 青二 プロ、ロジャー・ネルソン  WIPP 担当者 、スーティグ・カークス  NEI 原子力協会、スーティブ・フリスマン ネバタ州 反対派、アレンベンソン ヤッカマウンテンプロジェクト担当、 アン・バタイネン フィンランド 通産省 広報、アルテウガンダ イウラキオ 議会議員、リスト パルチマ フィンランド 原子力放射線安全委員会、Dr・バイラ ポシバ研究所所長
  • 再生時間 : 29分
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