恐怖劇場アンバランス全13話
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奇妙な鐘の音の根源を辿り、正次が地面を掘り起こすと、そこには干乾びた木乃伊(ミイラ)が埋もれていた。そして木乃伊は甦り、未亡人の女と契りを交わし身籠らせてしまう。しかし生まれたのは女の体中から続々といずる黄金色の小さな菩薩だった！鈴木清順演出。
（C）1969円谷プロ
作詞家の坂巻は、病気の娘と、その娘を看病する妻に冷たかった。仕事帰りのタクシーで「毒ヘビ逃走事件」を知る坂巻。帰宅後、蛇の気配に振り返ると謎の女が立っていた。女は坂巻の死期は明晩と告げるのだった―。鬼才、藤田敏八の演出が光る。蜷川幸雄主演。
（C）1969円谷プロ
自分が胃ガンである事を知った岡田のもとに、謎の男が現れた。男は自分も肺ガン患者だと語り、ある計画を持ちかける。それはいつ殺されるか知れない状況で、ガンの恐怖を忘れようとする「殺しのゲーム」だったのだ―。若槻文三脚本。原作、西村京太郎。
（C）1969円谷プロ
公演準備中、劇団員・白浜が転落。死亡したと思い込んだ座長の犬尾は事実をもみ消す為、白浜をボイラー室で焼却しようとするが、点火の瞬間、白浜の叫び声が響いた！その日から、彼らは怪事件に巻き込まれて行く―。唐十郎、橋爪功、緑魔子らによる至高の逸作！
（C）1969円谷プロ
婚約者の恵子から別れを告げられた坂井は、原因が親友の松岡と恵子の浮気にあると確信した。数日後、坂井は工事現場で事故死するが、遺体は現場から消えていた―。その夜、恵子の体からもう一人の恵子が起き上がり、部屋を出て行く…。神代辰巳の若き日の演出。
（C）1969円谷プロ
連載小説を読むため新聞購読したい―地方の新聞社に一通の手紙が届いた。数日後、地元で発見された心中死体。更に、購読を中止したいと再び届いた手紙。不審に思った作家・杉本は差出人・芳子の元へ。そこには意外な事実が…。松本清張が描く、昭和サスペンス！
（C）1969円谷プロ
不良な輩に絡まれた娘を救おうと、父はハサミで男たちを刺してしまう。2年後、刑期を終え父親はかつての洋服屋で仕立てをしていた。ある日、当時の事件担当刑事・八坂の耳に、ある情報が飛び込んできた―。西村晃の鬼気迫る演技と、黒木和雄の演出が光る。
（C）1969円谷プロ
悦子と雄太郎の兄妹が間借りする箱崎医院は、口争いが絶えない家族だった。ある日、箱崎医院の娘、幸子が飼い猫のチミを探しに行くと、そこには行方不明の老婆ちえの死体が！そして、患者の平坂までもが行方不明に――。江戸川乱歩賞作家、仁木悦子による原作。
（C）1969円谷プロ
雨の降る夜道。医大助教授の水上は、愛人の涼子を乗せた車を運転中、誤って村田をはね殺してしまう。事実をもみ消す為、水上は死体を大学へ運び、死体保存用のホルマリンのプールへと沈めるが、村田はゾンビとして甦り、水上に襲い掛かってきた。
（C）1969円谷プロ
課長に出世したばかりの犬飼は、早朝会議に遅刻しそうだった。“遅刻者は厳しくその理由を追及される”。そして彼は出社を拒否し、なじみのバーへと向かう。その日を境に犬飼は新たな生活を始めようとするが…。サラリーマンの悲哀をシニカルに描く秀作。
（C）1969円谷プロ
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