悲劇の将軍 山下奉文
太平洋戦争劈頭において第二十五軍司令官として、マレー作戦を指揮し、日本のマスコミからは「マレーの虎」と呼ばれた山下奉文。その類い希なる才能から日本軍閥に受け容れられず、また敗戦が濃厚となった太平洋戦争末にフィリピン戦局の指揮を命ぜられ、降伏後には戦犯として軍事裁判として裁かれ、すべての責を一身に負い、フィリピン刑場の露と消えた人間山下奉文の悲劇を描く。その山下奉文には、日本屈指のハリウッド俳優・早川雪洲。その共演には、小杉勇、大友柳太朗、信欣三、山形勲、宮城野由美子、岩崎加根子らの豪華キャストが揃う。監督には、俊英・佐伯清監督。監督 佐伯清(1953年 120分)
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