色彩と科学全3話
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二〇〇四年十一月、東京五反田の東京デザインセンターでロレアル賞連続ワークショップが開催されました。これまでに、色についての様々な科学を探究してきたロレアル賞。この年開催された5つのワークショップの中から「あなたの見ている色、私と同じ?」を紹介します。色彩とその認識について、哲学的考察から生物学的アプローチに至るまで、幅広い論議が交わされます。
様々な釉薬を用いて、精巧な器を焼き上げる瀬戸焼。釉薬を一切用いず、しかもたった一度だけの焼成で、窯変による豊かな表現を操る備前焼。これら日本を代表する陶器の不思議や科学をめぐって、瀬戸焼陶工水野半次郎さんと、岡山大学教授高田潤さんが、科学と芸術をクロスオーバーさせる講演を行いました。ロレアル賞連続ワークショップ2005「火炎の中のサイエンスとアート」の模様をお送りします。
日本を代表する焼き物の一つである備前焼は釉薬を用いず、たった一度だけの焼成で、様々な窯変を導きます。なかでも緋襷(ひだすき)は、器に藁を巻くだけで鮮やかな赤が発色し、備前焼を代表する模様となっています。しかし、その原理は未解明な部分が多く、偶然のみがその赤を操ると言われてきました。この番組では、そうした緋襷の発色の秘密に迫ろうとする科学者たちと、窯変を生み出す偶然を巧みに操る陶工たちの姿を描きます。
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