【龍の涙】(全159話)ドラマ紹介

「龍の涙」は、朝鮮建国のきっかけとなった“威化(ウィファ)島回軍”という歴史的な事件から始まり、朝鮮の建国、朝鮮王朝最大の骨肉争いと言われる「第一次・二次王子の乱」を経て、「ハングル発明」という朝鮮王朝最大の偉業を成し遂げた第4代目王「世宗(セジョン)王」までの話を壮大なスケールで描いている史劇。
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■解説
朝鮮王朝建国と、王位を巡る骨肉の争いを描いた韓国時代劇の金字塔を築いた名作。1996年から1998年まで韓国で放送され、最高視聴率49.6%を獲得!総製作費160億ウォン(当時)、出演人員7950人、5万人のエキストラが動員され、その面白さとスケール感は、それまでの韓国歴史ドラマの常識を打ち破り、伝説となった。
本作の一番の魅力は、実在の英雄をドラマ化した作品にありがちな主人公の美化を一切しないところ。メインキャストたちは陰謀をめぐらし、心の内面に持つ欲望を隠さない。人の清濁を包み隠さず描いているところ。
朝鮮半島の歴史の中で最も長く続いた朝鮮王朝は、半島のどの時代の時代劇を見るうえでもぜひとも押さえておきたい一作だ。

■あらすじ
王の命令に逆らい、イ・ソンゲ(後に朝鮮王朝建国の王「太祖(テジョ)」は威化(ウィファ)島で兵を戻らせ、強力な軍の力を利用し実権を掌握。王の座に即位しようとするが、高麗の忠臣たちの反発も益々激しくなる一方だった。反対勢力の中心的人物で、当時学者として名の高いジョン・モンジュの説得に息子のイ・バンウォン(後に朝鮮3代目王「太宗(テジョン)」)が立ち上がり、朝鮮建国に一緒に参加することを勧めるが、ジョン・モンジュはそれをきっぱり断る。やがてジョン・モンジュはイ・バンウォンにより殺されてしまい、それから2ヵ月後である1392年7月17日、イ・ソンゲは王位に就き「朝鮮」が建国された。そして太祖(テジョ)イ・ソンゲの右腕として朝鮮建国に貢献したジョン・ドジョンとイ・バンウォンの対立が始まった。一方、イ・ソンゲは後継者を誰にするのかを考えあぐねていた。なぜならイ・ソンゲ(李成桂)には、二人の婦人とそこから生まれた8人の息子がいたのだった…。

■DVD-BOX
販売元: ポニーキャニオン
DVD発売日: 2009/07/15

■作品紹介
  • 字幕 吹き替え
  • 韓国
    1996年
  • 演出:キム・ジェヒョン(「女人天下」「王の女」「王と私」)
    脚本:イ・ファンギョン(「太祖王建」「野人時代」「英雄時代」「帝国の朝」「サウラビ」)
  • 朝鮮王朝建国の王・太祖(テジョ)役/イ・ソンゲ:キム・ムセン
    朝鮮王朝3代目王・太宗(テジョン)役/イ・バンウォン:ユ・ドングン
    ミン氏役:チェ・ミョンギル
    ヤンニョン大君役:イ・ミヌ
    チュンニョン大君役:アン・ジェモ
    チョン・ドジョン役:キム・フンギ

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