7月4日から日本テレビ系でドラマ「トッカン　特別国税徴収官」がスタート、井上真央が新人徴収官に扮し税金を巡る人間模様が描かれる。国税が納められないということはそれによる被害者数は1億3000万人、つまり日本で一番多くの被害者を出す犯罪が「脱税」だと考えられる。新米徴収官のぐー子こと鈴宮深樹は日々滞納者たちと心身ともに格闘する。

税金をテーマに描いた映像作品としては映画「マルサの女」やドラマ「ナサケの女」などがあるが、これは国税局の中でも査察官を主人公にしたもので、脱税についての調査が主な業務となる。今回の作品では特別徴収官、いわば実行部門を担当する役人が主人公ということで、差し押さえの現場がメインの舞台となる。
井上演じる鈴宮は言いたいことをはっきり言えない性格で、滞納者や上司から何か言われるとすぐ「ぐっ…」と言葉を詰まらせることから「ぐー子」のあだ名を頂戴している。芯は強いが饒舌ではないぐー子が、払わない人、払えない人たちとどう向き合っていくか。ぐー子が夢見た「安定した公務員」のイメージとは程遠い苛酷な職場で、今時の若者であるぐー子が成長していく姿を描くものである。
原作はライトノベルやファンタジーを得意とする高殿円、そしてドラマ主題歌にはMr.Childrenの新曲が決定しているという点でも大きな注目を集めている。その他出演者には北村有起哉、鈴木砂羽、木南晴夏、美波、池田鉄洋といった個性派キャストが集結。どんな事情で税金が滞納されるかといった事情や差し押さえの現場など中々伺い知る事の出来ない場面に加え、ぐー子がいかに仕事や職場、そして自分自身に向き合うかも見どころとなるヒューマンドラマだ。

ドラマ「トッカン　特別国税徴収官」は7月4日スタート、毎週水曜日よる10時から放送。予告動画はドラマ公式サイトから第2日本テレビへのリンクで視聴出来る。


トッカン　特別国税徴収官｜日本テレビ