3日、地上派初登場!歴史ドラマで最多の王の物語「イ・サン」第1話放送!フラッシュ映像-NHK
NHKBSで大ヒットした韓国歴史ドラマ「イ・サン」が、4月3日(日)、ついにNHK総合で放送開始する!晴れて日本全国のお茶の間デビューとなったわけだ。日曜日の夜11時と少々遅い時間ではあるが、これだけの秀作が地上波で見られるのだからありがたく視聴しよう。番組サイトには、主役陣の画像がフラッシュ映像で公開されている。
この記事は、2010年6月18日からのBShiの放送に併せて、「イ・サン」を2倍楽しむコーナーで、ドラマのあらすじや見どころ、ドラマに役立つ情報などを紹介したものです。
ドラマの紹介や舞台となった朝鮮王朝については、メニューの(1)~(3)を参考にされたい。
ただし、(4)についてはネタばれになる部分もあるので、既に視聴された方や、「多少のネタばれはあってもドラマを深く知りたい」という方にお勧め。
©2007-8 MBC初回となる3日の放送は、なんともショッキングな映像で幕を開ける。イ・ビョンフン監督の作品はオープニングからして視聴者を虜にするので有名だ。楽しい宮中行事の途中に反乱が起き、なんと世継ぎである世子が英祖を殺そうとする場面から始まる。
この世子こそが、“米びつ"に閉じ込められた英祖の息子・思悼世子(サドセジャ)なのだった。このあたりを詳しく描いたのが、本作と同じイ・ビョンフン監督の作品「大王の道」がある。英祖と思悼世子との確執を詳しく紹介している。
■第1話「三人の約束」
1762年、イ・サンの父、思悼世子(サドセジャ)は、何者かの陰謀により謀反を企てた罪を着せられる。思悼世子は、父である第21代王、英祖(ヨンジョ)の命により、米びつに閉じ込められ、水も与えられぬまま6日目を迎えていた。
父の無実を信じる幼いサンはなんとか食べものを届けようと、夜の闇のなか、内官見習いを装い米びつの置かれた場所へ向う。その途中で二人の同年代の子供と出会う。一人は、女官見習いのソン・ソンヨン、もう一人は内官見習いのパク・テスという少年だった・・・。
第1話の見どころは、生涯を通して友として、愛する人としてともに生きる3人の主役陣の幼少期の出会いだ。ソンヨンという少女は、絵師だった父と、母を早くに亡くしたため、弟を医師の家に養子に出し、自分は女官になるため宮廷入りする。ドラマのオープニングでストーリーテラーの役目も担当している。
テスという少年は内侍見習い。内侍は去勢して王のそばで庶務もろもろを担当するのだが、テスは、去勢するのが恐ろしいと大騒ぎして内侍になることはあきらめる。この二人と生涯の友となるのが、ドラマ主人公のサン、後の22代正祖王だ。出会った二人に協力してもらったサンは、父の元に食べ物を届けることができるのだろうか・・・。
「イ・サン」を2倍楽しむの(5)では、詳しいあらすじと見どころを紹介しているので、もっと詳しく知りたい方はチェックしよう。
イ・ビョンフン監督の最新作「同伊-トンイ-」が始まるが、ヒロインはサンの曽祖母に当たる。
ところで、この記事のタイトルは“歴史ドラマで最多の王の物語”としたが、正祖王を治世時代を描いたドラマがどれほど多いのかは、ドラマの年表-朝鮮王朝時代で確認できる。
NHK総合「イ・サン」番組サイト 画像:(c)2007-8 MBC
【作品詳細】【「イ・サン」を2倍楽しむ】